2017年9月15日
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第38回マニラ国際ブックフェア開幕
第38回マニラ国際ブックフェアが、マニラのパサイ市の商業施設、モール・オブ・アジア(MOA)SMXコンベンションセンターで開幕したとの情報。
今日、2017年9月15日、そのブックフェアに行ってきましたのでレポートします。
とその前に、
フィリピンの読書時間は世界第◯位
「フィリピン人って読書好きだったっけ?」と気になったので調べてみたところ、読書に費やす1週間の平均時間を国別に調査したデータがありました。
驚くことに、なんと世界第4位。週に7.6時間も読んでいます。
日本はというと…数えるのが面倒なくらいに低いですね。4.1時間。
ちなみに、僕はその平均以下なので偉そうなこと言えませんが。
このデータは以下サイトの情報です。
NOP World Culture Score(TM) Index Examines Global Media Habits… Uncovers Who’s Tuning In, Logging On and Hitting the Books
※URLが削除されてます
2005年のデータなので、12年前ですかね。だいぶ古いですね〜。
もっと新しいデータがあればそれに差し替えます。
今は読書よりスマホいじっている時間が世界第4位になってるかもしれませんね。歩きながらでもいじってて正直邪魔ですし。
会場
開催場所のSMXコンベンションセンターですが、MOAの南にあります。
もう少し分かりやすく地図に印をつけてみます。
MOAの南端ですので、バスでMOA正面に止まるとちょっと歩かないといけないです。
この大きい綺麗な建物がSMXコンベンションセンターです。
幕張メッセに比べると小さいでしょうが、国際イベント会場としてはまぁOKな大きさではないでしょうか。
安い入場料
中に入ってすぐにカフェがあるので、ここで渋滞の疲れを取ってから歩き回るといいですね。
そのまま数十m進んだところに受付があります。ここでチケットを購入します。
チケットを購入といっても、たったの20ペソです。安いですね。
チケットを買うともれなくこのお菓子がもらえます。
結構な人だかり ブース
平日の金曜日、お昼時に行ったのですが、結構人いました。
一つ一つのブースはそれほど大きくないです。写真のここは比較的大きめのブースです。
ブースとブースの間隔はかなり狭い。土日だと混雑して思うように動けないかもしれないですね。
日本のゲームやアニメのイラスト集です。
「グラブってる?」
この言葉、結局流行ったんでしょうか?日本で。
その寒いCMでおなじみのGRANBLUE FANTASYのイラスト集もありました。1,800ペソ!高い!
カプコンのほうは有名なゲームのイラストです。バイオハザードとかロックマンとか。こちらも1,100ペソもします。
こんな高い本、買う人いるんでしょうか?中古だったらゲーム買えますよ。
フィリピンの俳優でしょうか?中はタガログ語なので何書かれているかさっぱりです。
聖書が豊富
聖書ってすごい種類あるんですね。今回一番に感じたことです。こっちにも。
あっちにも。
こっちにも。
いたるところで見かけます。日本では書店の端末で検索しない見つからないと思うんですが。
子供向けにも。
さすがに子供向けはほとんどが絵なので読みやすいですね。
この漫画も聖書関連の話だそうです。
検索したところ、Amazonにありました。
Kindle版で1,513円!高いです。
お勧めするわけではないのでアフェリエイトなしのリンクを貼っておきます。
もちろん漫画も
この漫画は100ペソ。以下サイトの評価もいいですし、これはお得かも。
ラブコメでしょうか?タガログ語の怪しげな漫画も置いてました。
結構買いますね〜。この子。
漫画が置いてあるところは人気でした。
フィリピンといえば National Book Store
National Book Storeが会場にすっぽり入っています。
SMXコンベンションセンターに入館する際に荷物チェック受けているんですが、ここでもまた受けます。
なんででしょう?危険物持ち込みチェックではなくて盗難チェックでしょうか?
ここのブースの造りはさすがにお客様目線でしっかりできていました。
棚に綺麗に並べられています。
最新のギネスブックでしょうね。
写真と記録がたくさん書かれてましたが、ネタになるような記録を見つけられず。
これ、ハードブックなので重いです。読んでて疲れました。
これも有名なのでしょうか?
Amazonレビューで星4つで、なかなかよさげです。でも、
400ペソ。
同じ物(表紙の絵柄が違うが)がAmazonで1,165円。安くはないですね。
それでもこんなに買っている人が結構いました。日本人でもこれだけ一度に買えないと思うんですが。安くないので。
やっぱりフィリピン人は読書好きなんでしょうかね。
National Book Storeのレジはたくさんあるので、レジ待ちの時間はほとんどないです。
子供向けの本も
もちろん、子供向けの本もたくさんありました。こんなのとか。
こんなのも。
算数の教材も。
簡単ですね。でも、大学出ていないフィリピン人はこの程度の算数でも間違うとネットで見るんですが、実際どうなんでしょう?
有名書籍も
有名な日本人の著書の英語版ですね。僕は読んだことないですが。
499ペソ。やっぱり高い。ちなみに、Amazonでは1,334円です。
ハリーポッターもたくさんありました。500ペソ前後です。
エンジニア向けの専門書も
こちらはエンジニア向けの本。
例えば、これを開いてみると、
大学レベルの数学ですね。僕はもう覚えてません。
フィリピン人の理数系はこれを理解できるのでしょうか?
コンピュータ関連の書籍コーナー。
この中のC++を取ってみると、
文法レベル。これでは全然ダメですね。
他の本屋でもそうだったのですが、日本でいう「独習C++」のようなサンプルコードがたくさん載っている実践的な書籍はないんでしょうかね。フィリピンには。
本屋で売っている書籍はダメ、ネットは遅くて自由に使えないという環境ではフィリピン人エンジニアは育たないと思うんですけど。
このWordPressも操作方法が書かれているだけ。
Office関連の書籍。Office 2016, Office 365なので最新版ですね。
以前本屋で見たときは古いバージョンの本がずら〜と並べられていて、「誰がこんなの買うねん」って思ってましたが。
ちなみに、フィリピンのエンジニアはExcel操作は慣れてる印象でした。以前の会社では。
ただ、マクロやVBAは全くできません。
サウンド関連はLOGIC PROのみ。
ちなみに、僕はCUBASEを持ってます。
他3D関連はCADが少しあったぐらいで、ゲームや映像関連の3Dツール、例えばMayaや3ds Maxの書籍は全く見当たらなかったです。
なので、国際ブックフェアというフィリピン最大級のこのイベントでも、書籍の種類は限定的だったと報告しておきます。
いかにもフィリピン
こちらはバスケットの雑誌。いろいろありますね。
Unlimited Rice。フィリピンらしいタイトルの本ですね。タガログ語です。
イベントも盛り上がってる?
人だかり。なんでしょう?
覗いてみると、
学生の手にはロボットが。司会者もいます。
モニタには何やら対戦表が。
ロボットコンテストでした。
ロボットの落とし合い。
マシンは規定があるようでどれもほぼ同じ形。カスタムパーツも禁止のようです。
おそらく、ハードではなくマイコンのプログラムのみで優劣が決まる戦いのようです。
ハードはカメラでしょうか。赤外線でしょうか。CMOSセンサでしょうか。
リモコンではなく自動操縦だったので、学生が一からプログラミングしていたのならなかなか頑張ってますね。
ただ、敵に落とされることなく、写真のように自滅もたびたびあったので、優秀とは言えないですね。
食事
休憩ブースもあり、ここで食事できます。
2つ好きな料理をチョイスで200ペソ。
これが200ペソ。会場内だからと考えればこの値段で妥当でしょうか。
味は結構良かったです。残さず全部食べられました。
2階にも
2階にも会場があり、
イベントもありました。
2階ブースに入ると、
2階は物販ブースでした。
STAR WARSのレゴブロックに興味津々ですね。この子。
いろいろブースはあったにはあったんですが、
特筆するほどの物は見つからず。まぁ、こんなとこです。
最後に
今日は学生がたくさん来てました。
学校の行事で来ているような団体もありました。マニラのビッグイベントなんですかね。
結論として、本はたくさんあったものの、「これは!」という本は見つけられませんでした。
あったら教えてください。