動画編集を勉強するのに良い方法は、すでにあるコンテンツを真似ることですね。
今回は無職底辺系YouTubeで有名な「くらげネコ46歳無職youtuber」の動画を分析し、真似てみました。
その作り方をざっくり解説していますので参考にしてください。
目次
くらげネコ46歳無職youtuber とは?
希望のない中年おじさんの日常生活動画をアップされている、無職底辺系のYouTuberです。
登録者数は2,360人(2020年2月27日時点)で、30代以降の男性に支持されています。
週刊誌SPA!で取り上げられてから世間に知られるようになり、そこから徐々に登録者数とコアなファンを増やしていって、今では(ご自身が言ってる)つまらないクソ動画でも1,000回前後再生されています。
動画内容、動画編集(くらげネコ46歳無職youtuber)、動画編集ツール
カット編集もテロップ入れもほとんどない動画です。
動画編集ツールはiMovieを使用されていたはずですが、今は分かりません。
今回、これをFilmora9を使って真似てみました。

追記:2020年7月
2020年6月17日の以下動画にて、動画編集ソフトは「Filmora9を使っている」と本人から投稿されてますね。

動画の作り方 分析と解説
オープニング、テロップ
オープニングは特にないですが、収益発表の時は動画最初にタイトルが表示されます。


タイトルは最初画面の中央に隠れていて、中央部の下から出てくるアニメーションです。
他動画の途中にも話の区切りでも同じパターンのアニメーションが使われています。

テロップはたまに入っていて、今回の動画では「チャンネル登録お願いしますね。」が1文字ずつ表示されるテキストアニメーションが入ってました。
これらをマネしたのがこちらです。
Filmora9での作り方はこんな感じです。
作り方
タイトル、テロップどちらもFilmora9なら簡単に作れます。
この動きのアニメーションが初めから入ってるので、それを選んでタイムラインに乗せるだけです。

他にも合計41個もタイトルのテキストアニメーションがあるので、この程度の簡単なアニメーションならFilmora9で十分です。
ちなみに、iMovieにもテキストアニメーションがいくつか入っていて、くらげネコさんもそれを使っていると思ったのですが、このパターンのアニメーションがなぜかなかったです(iMovie 10.1.14)。今もiMovieで作ってると思うんですけどね。
テキストのフォントですが、丸みを帯びたゴシック体を使ってますね。
今回、源ノ角ゴシック Code JPで作ってみました。だいたいこんな感じです。
BGM
BGMは2曲使われます。
調べたところ、この2曲です。
- YouTube Audio Library
曲名:How_it_Began
アーティスト:Silent Partner - 曲名:Bright Eyed and Bushy Tailed
アーティスト:Jason Farnham
1はYouTubeが提供している著作権フリーです。
でも、2はどうなんでしょう?Amazonで売られてたんですけど。。。
エンディング
エンディングはシンプルで、一枚の画像を表示しているだけですね。

アニメーションはないです。
テンプレート化
作ったタイトル、テロップはプリセットに保存して別のプロジェクトでも使うことが可能です。
詳細は公式サイトのヘルプ、「3. カスタマイズしたテキストをプリセットとして保存する」を参照してください。
タイトルの位置、フォントスタイル全て保持されるので、変更箇所のみ、例えば動画冒頭の「底辺youtuber 2月収益発表」ですと、次回は”2″を”3″に変えるだけですみます。
サムネイル

サムネイルもシンプルです。
フリーソフトで簡単に作れます。
Filmora9でもある程度までなら作れます。
作り方を説明します。
フリーソフト(PhotoScape X)で作成

PhotoScapeで作るとこんな感じです。
フォントはヒラギノ角ゴStdを使ってます。
色は適当に合わせましたが、ほとんど同じですよね?
Filmora9上で作成
Filmora9でもフォントの縁取りや影を入れれるので、似たようなサムネイルを作れます。
全く同じものは出来ません。それについては後述で。
作り方の手順です。
サムネイルのテキスト入力
背景画像にタイトルを入力します。
タイトルを装飾

入力したタイトルをダブルクリックで選択し、「高度編集」ボタンを押し、「カスタマイズ」パネルを開きます。
このパネルでフォントに縁取りしたり、影を入れたりできます。
今回はサムネイル画像をマネるため、

元のサムネイル画像を半透明で表示しながらサムネイルを作りました。
サムネイル画像出力
Filmora9にはプロジェクトで設定したスクリーンサイズでキャプチャする、「スクリーンキャプチャ」機能があります。
スクリーン右下のカメラボタンを押すとスクリーンがキャプチャされ、ファイル出力されます。
そのファイルはプロジェクトのスクリーンサイズ、HDなら1920 x 1080で出力されます。
なので、フリーソフト等を使ってこれをYouTubeのサムネイルの大きさ、1280 x 720に変更します。
サムネイル完成
で、Filmora9で作ったサムネイルがこちら。(PhotoScape Xでサイズ変更)

どうでしょう?
気づきましたか?PhotoScape Xで作ったものとの違いが。
そう。影が中央からではなく、右下の方向に出ています。
Filmora9でフォントに影を装飾する場合、中央から広がるような影は作れません。(Photoshopにある)光彩もないのでそういった表現は出来ません。
逆に、この角度ありの影でもよければFilmora9上で作れるので、ツールを切り替える手間が省けるので、Filmora9で完結してしまってもいいですね。
動画出力
画面上中央の「エクスポート」ボタンを押すと動画出力できます。
ただ、出力時にネットに接続する必要があります。
エクスポート時に「Filmoraを購入したユーザーかどうか?」を公式サイトが判定し、無料体験版を使ってる場合はFilmoraの帯が上書きされて出力されます。
なお、Filmora9では出力範囲を設定出来ず、タイムライン全体が出力されます。
なので、出力したくないパートは上かどこかの階層に移動し、非表示にしてから出力すると良いでしょう。
今回サムネイルをFilmora9で作ってみたので、そのサムネイル作成用のパートをこんな感じで上に追いやりました。
まとめ
くらげネコ46歳無職youtuberさんのYouTube動画編集にAdobe Premiere Pro といった高機能動画編集ツールは必要ないです。
かといって、iMovieでは機能がかなり限定されてしまいます。
YouTubeの内容をそのままでチャンネル登録者数、視聴回数を伸ばそうと思ったら、Filmora9は必要になってくるでしょう。

個人的には、くらげネコ46歳無職youtuberさんの動画でも、テロップに漫画チックなテキストやアニメーションを入れたらもっと視聴回数増えると思うんですけどね。どうなんでしょう?
なお、YouTuberをマネてみた動画編集一覧とマネる手順と解説を以下記事にまとめています。そちらも参考にしてください。
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