ここ数年、貧困女子をテーマにしたドミュメンタリー番組がよく報道されるようになり、その度にSNS等でその真相について物議を醸しています。
性被害を受けたり、家庭内暴力や困窮の貧困から抜け出すために身体を売る少女は可哀想です。
今そんな少女をネタに稼ぐメディアや団体、いわゆる貧困ビジネスが生まれています。
目次
NHKに対する不信感の増大
2016年8月18日にNHKで放送された報道番組「NHKニュース7」での特集「子どもの貧困」。
番組で紹介された進学を断念した自称貧困女子高生のテレビで放映された貧困とその少女の実生活とに大きな違いがあったため、番組放送終了後、NHKや番組に出演した貧困女子高生に対してSNSやネット掲示板等で批判が数多く投稿されることになりました。
その詳細は、Googleで「子供の貧困 NHK」で検索すれば容易に知ることができます。
もちろん、私もこれらの投稿に書かれている意見と同じで、NHKの放送内容とその後の言い訳に対し残念に思いました。
以前から、「もうNHKといえどもテレビで放送される内容は信用できないな」と感じていましたが、ここまで低落するとは予想していませんでした。
その背景にあるのは、おそらく視聴率が関係していると思います。
NHK社員が国民から徴収したNHK受信料に着手して私腹を肥やすニュースが頻繁に流れるようになってから、NHK受信料の強制徴収に対する国民の不信感が一気に大きくなり、その支払い義務やNHKの存在意義を問われるようになりました。
そこでNHKが取った策が、「高視聴率番組の制作」と私は推測しています。
つまり、少しでも多くの国民にNHKの番組に興味を持ってもらい、一部の番組でもいいのでNHKを視聴してもらうことによより、NHK受信料義務の正当性を示そうとしていると思います。
そうすることで、NHK受信料滞納者を減らし、番組制作費や人件費等を賄い、NHKの経営を持続させることができると考えているのでしょう。
もちろん、全ての番組とは言いません。高視聴率の番組は一部です。一部でいいのです。
「国民はNHKを観ている」という証拠を作ることができればいいのですから。
「子どもの貧困」に続く貧困ドキュメンタリー番組に対する不信
そして2016年10月、NHKで以下の貧困ドキュメンタリー番組が放送されました。
放送局: NHK
放送日時: 2016年10月1日 23時
その番組についてのNHKのサイトは以下になります。
『ETV特集』は、さまざまな社会問題を取り上げるドキュメンタリー番組です。考えるヒントを提供する「心の図書館」であることを目指しています。
番組では、援助交際で精神的被害を受けて今を苦しんで生きている女子高校生と、その少女たちを支援する団体の活動について描かれていました。
ここでもやはりNHKは援助交際で買われた女子高生を完全な被害者として扱い、買った大人の男性や体を売った少女たちを批判するネットでの意見を加害者と一方的に決めつける内容で放送されていました。
また、その少女たちを支援する団体、Colaboの活動がいかに素晴らしいかを一方的に見せつける内容となっており、以前からネット等で話題になっていた団体の活動に対しての疑惑については一切触れない内容となっていました。
もはや、「NHKのドキュメンタリー番組は視聴率取りが目的」と言わざるをえないです。
正直なところ、私はもうNHKを信用していません。
以下にColaboの活動が貧困ビジネスの一部である理由を書いていきます。
Colaboとは?
まず、Colaboという団体についてですが、その団体のサイトには以下のように記載されています。
私たちは、
すべての少女が「衣食住」と「関係性」を持ち、
困難を抱える少女が暴力を受けたり、搾取労働に行き着かなくてよい社会を目指して活動しています。出典:Colabo
行き場を失い都会を一人生きている難民女子に対して、声をかけ、悩みを聞いてあげて、食べ物と住む場所を提供し、関係性を築くことで少女たちを支援することを目的として活動する団体です。
この活動の目的については、批判を受けることは何もなく、むしろ、評価されるべき素晴らしいことだと私は思います。
では、何が問題かというと、少女たちがあまり賢くなく難しいことに判断できないことを利用し、少女たちを使って団体メンバーの生業の手段としていることです。
また、そのために少女たちを団体の広告媒体としてメディアにさらせ、さらに少女たちに精神的なダメージを負わせていることです。
私たちは『買われた』展によって傷つく少女たち
私たちは買われた展が2016年10月6日〜11日の期間開催されたそうです。
私は開催地から遠い場所に住んでいるため、観に行っていません。
【女子高校生サポートセンターColabo】家庭や学校に居場所がないと感じる「難民高校生」や、性的に搾取されやすい女子高生・10代少女の支援。居場所や社会的なつながりを持っていない高校生に目を向け、虐待・ネグレクト、性暴力被害、違法労働、高校中退、いじめなど、さまざまな状況に置かれた少女たちの自立を後押ししています。
その展覧会の詳細までは分かりませんが、NHKの番組やネットでその内容はある程度知っています。
NHKの番組でも放送されていたように、そこで目に付くのは、やはり「買われた」と主張する少女たちに対する非難です。
「売ったほうが悪い」、「被害者ぶるな!」。
少女たちにはこういった非難を大量に浴びせられる結果となっています。
この展覧会の目的は一体何だったんでしょうか?
「こういった現状があることを多くの大人たちに知って欲しいから」と少女たちはテレビの中で発言していましたが、知ってもらうことの目的とは結局なんだったのでしょうか?
「可哀想だね」とか「辛かったんだよね」とか大人たちに同情してもらうことで少女たちの目的は果たせたのでしょうか?
目的は別にあり、基本的に以下2つのうちどちらかだと私は推測しています。
- 援交より楽にお金を稼ぐため、Colaboに援助してくれる基金団体や一般人に援助をアピール
- Colaboメンバーが楽にお金を稼ぐ手段を得るため、Colaboをもっと多くの人に知ってもらおうと援助してくれる基金団体や一般人に宣伝
前者は、「精神的に被害を受けた」と主張する買われた少女たちが、実は精神的ダメージはほとんどなくて、Colaboに協力したほうが援交よりも楽に稼げると思い、展覧会という宣伝媒体に協力したというケースです。
後者は、「精神的に被害を受けた」と主張する買われた少女たちは、本当に精神的ダメージを受けていて、そういった買春をなくしたいと思っている。
一方で、Cobaoメンバーは、社会で働くよりもColaboとして偽善活動を行っていた方が楽してお金を稼げるので、「買春をなくしたい!世間に私たちの被害を知ってもらいたい!」という少女たちの想いを逆に利用して、団体の宣伝に活用したケースです。
私は後者だと思っています。
今の日本は、有名な大学を卒業した者でさえ普通に暮らしていくことが難しく、高度なスキルを持つ者ですら低賃金、サービス残業で企業に奴隷のような扱いで働かされているのが現状です。
そのようなご時世に、これまで少女たちと同じような生活を送ってきたColaboメンバーに、高い賃金で雇ってくれる企業なんてありません。
Colaboメンバーにとって、難民女子高生を支援という目的で援助金を受け取り、それで生計を立てたほうがはるかに楽です。
後者のケースであった場合は悪質ですが、ただ、いずれにしても、展覧会団体に援助してくれる基金団体や一般人に援助を求め、楽に現金収入を得るためが展覧会開催の真の目的だったと思います。
「援助金を不当に得ることが目的」という根拠は?
ただ、根拠なく上記のように非難することは、それはColaboに対する嫌がらせとか栄誉毀損と言われても仕方ないと思います。ですので、以降にその根拠をお伝えします。
続きはこちら↓。
貧困ビジネス 〜貧困女子「私たちは買われた」 colabo (2)