先月の2023年8月に50歳になり、タイのリタイアメントビザ取得の条件の一つである、50歳以上をクリアしました。
ですが、もう一つの条件、「タイの銀行口座の残高が80万バーツ以上」がまだです。
現在2023年9月、バーツ円の為替レートは歴史的な超円安なので、大金をタイバーツに両替することに躊躇しているからです。
リタイアメントビザをどうするか?
今の状況を整理してみました。
リタイアメントビザでタイ移住
タイでは50歳以上の人はリタイアメントビザを取得可能になります。
労働許可の取得やタイ人と結婚しなくても単身でタイにずっと滞在できます。
2年前の2021年5月、本ブログでこのように言ってました。
「僕もあと数年で50歳になるのと、年金受給年齢までタイでリタイア生活できるだけの蓄えはあるので、リタイアメントビザを取得しようと思います」
そして、2021年11月から今年の2月までタイに滞在(EDビザとノービザで)しながら、タイ移住の準備をしてきました。
タイの銀行口座はすでにあります。
そして、先月の2023年8月、ついに50歳になり、年齢の条件はクリアしました。
あとはタイの銀行口座に80万バーツ以上入金すればリタイアメントビザ取得に必要な条件はクリアします。
ですが、今問題が起きています。
現在2023年9月、バーツ円の為替レートは26年ぶりの歴史的な超円安なのです。
日本円の大金をタイバーツに両替するのに超最悪なタイミングなので、リタイアメントビザをどうするかを今悩んでいます。
とりあえず、今の状況を整理してみます。
ちなみに、自分はこれまでありとあらゆるガチャでハズレを引いてきた、日本の最下級国民です。
まさか、為替ガチャまで大外れを引くとは思ってもなかったです。
ほんと、ついてないですね。
為替レート タイバーツ円 26年ぶりの超円安
タイバーツ円のここ1年間の為替レートはこうなってます。
1バーツは4,15円です。
リタイアメントビザ取得条件に必要な80万バーツを今両替するなら、333万円も必要です。
1年前の為替レートが3.82だったので、この1年間で8.6%も円安になってます。
次に、5年間のチャートも見てみます。
2018年から2021年12月末までは3.3から3.6の間を推移してました。
タイ移住を決めた2021年5月は3.5、タイに入国した2021年11月は3.4だったので、この時にタイの銀行口座を持っていたら80万バーツのうちの大半を入金してたでしょう。
ですが、残念ながら、ここから円安が急激に加速しました。
超円安になった理由をちょっと説明すると、世界各国が金利上昇させる中、日本だけがYCC(イールドカーブコントロール)を継続したからです。
世界各国がこれまでばら撒いてきたお金を回収して金利を上げる中、日本だけが全く逆の量的緩和を継続して低金利を維持したので、各国との金利差が拡大したからです。
結果、2021年の平均的な為替レート、3.4と比較すると、この2年間で22%も円安になってます。
ちなみに、タイの銀行口座を作ったのは2022年1月末でした。
タイ入国から2ヵ月後の理由は、タイの銀行口座を作るには、タイに長期滞在を証明するビザが必要だったため、EDビザを取得してから作ったからです。
タイ入国から銀行口座を作るまでの2ヶ月間で為替レートは3.3から3.5にまで円安が進み、その後一度も3,3に戻ることなく円安はさらに加速し続けました。
結果、銀行口座を作った2022年1月末から今現在2023年9月1日まで、リタイアメントビザ取得に必要な80万バーツを両替する好タイミングが一度もなかったということです。
次に、この異常な超円安、今の為替レート、4.15はいつ以来かをさらに過去に遡って調べたところ、こうなりました。
今と同じ水準の超円安、為替レートが4.15を超える円安は1997年6月以来です。
26年ぶりの超円安です。
日本とタイの物価比較
言うまでもなく、超円安の問題はリタイアメントビザ取得条件の80万バーツだけではないです。
前述の通り、タイバーツ円の為替レートはこの2年間で22%も円安になっています。
つまり、日本人からすると、為替レートだけでみても、タイでの生活費が22%も高くなってるのです。
それに加えて、2023年は世界的な物価上昇があります。
僕は2021年11月から2023年2月までタイに滞在してたので、その間のタイの物価はよく知ってます。
コロナ禍の2022年3月までは、パタヤだと8万円あればそこそこ快適に生活できてました。
が、その1年後、タイを出国する2023年2月には食費も家賃も急激に上昇してたので、8万円ではとてもじゃないが無理で、10万円でもたぶん無理でした。
それから半年経った今、2023年9月1日時点のタイの物価もネットの情報からだいたい把握しています。
例えば、こういった動画でタイの物価情報を収集しています。
【タイ物価高騰!?】2023年タイ物価大調査!最新版| タイ旅行・タイ移住のご参考に💁🏻♀️| 食事、買い物、マッサージはいくらぐらい?| 円安でもタイを楽しむヒントに(2023/04/09)プカちゃんの波乱珍丈タイ移住
【タイ物価】タイが安かったのは昔の話なのか!?バンコク様々な場所で物価調査したら驚愕の結果が・・(2023/07/25)TJ Channel Thailand
【1万円企画】円安の影響は?物価が安いと言われていたタイのコンビニで1万分買ってみました!タイ旅行・タイ移住のご参考にも(2023/08/25)よしもとHELLO ASIAチャンネル
【コンビニ】完全撤退直前のファミマに滑り込む!タイのセブン、ローソン、ファミマ徹底比較。物価高に苦しむもコスパに魅了のバンコク移住。(2023/09/21)Chika VietVlog ベトナム探検隊
一方で、日本の物価についても、2023年3月から今現在2023年9月まで日本で生活しているので、よく知ってます。
今の超円安の状況下で、「日本とタイ、どっちが物価が安いか?」、「日本とタイ、どっちが生活費のコスパが良いか?」を考えると、日本で生活した方が生活費のコスパが良いです。
敢えて「安い」という表現はしません。「コスパが良い」です。
というのも、日本だと食品は買う場所で価格は全然違ってて、ディスカウントスーパーだと今もまだ安く買えるからです。
レストランも同様に、この世界的な物価高騰の状況下においても、日本には(元々安い価格で食事を提供していながら)今も全く値上げしていない or ほとんど値上していないレストランがたくさんあるからです。
一方、タイだとそうではないようです。
タイ移住の虚偽情報
なお、タイ在住のYouTuberの中には、再生数を稼ぐために嘘の情報を発信している人もいます。
他のタイ在住YouTuberに迷惑がかからないように敢えてチャンネル名を言っておくと、PattayaTV(旧GIRI Channel)というチャンネル名です。
この人が再生数を稼ごうが、視聴者が騙されてどうなろうが構いませんが、ただ、以下のようなことが僕にとって気になるところです。
- 僕は「住民票を残す」をすすめているのに、このYouTuberは嘘の情報で「住民税を抜く」をすすめている。僕の動画の信憑性に傷がつく
- このYouTuberの視聴者が、嘘の情報が原因でタイ移住に失敗したら、「タイ在住の日本人は嘘つき」と一緒くたにされる可能性
過去にフィリピンで似たような経験があったので、ちょっと気になってるところです。
と、ちょうど今僕のYouTubeチャンネルであることを試そうとしていて、その題材にピッタリの内容だったので、そこで使わせてもらうことにしました。
もう動画は数本作ってます笑。
公開したらこの記事にもリンクを貼っておきます。
日本の物価はタイの2倍。なんかそういうデータとかあるんですか?【もみゆき by CoeFont ひろゆき】(2023/09/04)
老後にタイ移住。国民負担率がタイの5倍は大嘘。年金を平均額もらえる人の手取りはいくら?日本なら税金0円・タイなら⚪︎万円【もみゆき by CoeFont ひろゆき】(2023/09/06)
CoeFont 「ひろゆき」をやめた理由 〜アンチ視聴者に殺される(2023/09/24)
リタイアメントビザ どうする?
さて、本題です。
こういった状況下、26年ぶりの超円安バーツ高でもリタイアメントビザでタイ移住するか?
タイ銀行口座に必要な80万バーツは、入金しようと思えば今すぐにでも出来ます。
それに必要は日本円は333万円です。
でも、為替レートが2年前の平常時、3.4に戻ったら、必要な日本円は272万円で済みます。
その差は61万円です。
26年前の1997年には、その後タイバーツ円は暴落し、2.5を割ってます。
その時だと日本円は200万円で済んでました。その差は133万円です。
じゃあ、暴落まで待つのが正解?
分かりません。
暴落はないかもしらないですし、それどころか26年前につけたバーツ円最安値の4.85を超えてしまう可能性もあります。
そこまで円安になると、リタイアメントビザを今取ってもタイで生活するのはかなり厳しくなります。
なので、リタイアメントビザは今取らずに様子見します。
来月10月にタイに行きます。
航空券はもう買いました。
できれば、6ヶ月以上タイに滞在したいので、「観光ビザを2回連続取れるか?」もちょっと検討しているところです。
なお、
- そこまでしてタイに滞在したい理由
- なぜ6ヶ月以上?
については、今回は割愛します。
本記事と特に関係ないですが、パタヤでコスパが良い格安ホテルを以下記事にまとめているので参考にしてください。