WordPress全体を簡単かつ完璧にバックアップ、元に戻す方法

WordPress バックアップ
プログラミング

「WordPressのバックアップは大丈夫かな?」

「PCにもバックアップしておいた方がいいかな?」

「でも、ファイルを書き換えたりいろいろ面倒そう」

そこで、手動でWordPress全体をバックアップする最も簡単な方法を説明します。




WordPress バックアップ

サーバーがXSERVER、Mixhostの場合、サーバーが自動でWordPressをバックアップしてくれます。

もし自分のWordPressのサイトが壊れたとしても、自動でバックアップされたデータを使って復帰できます。

ただ、サーバーによっては復帰が有料だったりします。

そうでなくても、普通はないことですがサーバー会社側が誤った操作によって自分のWordPressサイトが消えてしまう可能性も無きにしもあらず。

また、サーバーを変更する場合、自分のWordPressサイトを一旦PCにバックアップ(エクスポート)しなければいけないです。

今回、まさに僕のWordPressサイトのサーバーを変更したので、その際に使った便利な方法を以下に説明します。

WordPress プラグイン

バックアップ用プラグイン

WordPressのバックアップで使うプラグインは以下の2つです。

  • All-in-One WP Migration
  • All-in-One WP Migration File Extension

後者のExtensionはその名の通り拡張機能です。

無料版のAll-in-One WP Migrationはエクスポートできるサイズが256MBまで制限が厳しいので、それを512MBまでに拡張できるプラグインです。

512MBでもメディアファイルが増えると足りなくなるのですが、結論を言うと全く問題ないです。

後述で説明します。

All-in-One WP Migration 使い方概要

WordPressのプラグインに慣れている人向けにAll-in-One WP Migrationを簡単に説明すると、操作はエクスポートを選択するだけです。

All-in-One WP Migration

で、サーバー移行の際は、移行先のWordPressにもAll-in-One WP Migrationを入れて、移行先の方からインポートを選択するだけです。

他のサイトでは、サーバー移行の手順が、「ファイルをFTPでダウンロードして、テキストエディタで書き換えて、…」といったように非常に複雑に書かれているものが多いですが、そんなファイルの書き換え作業は必要ないです。

では、もう少し説明します。

All-in-One WP Migration設定手順

ダウンロードからAll-in-One WP Migrationを検索し、インストールします。

All-in-One WP Migration

インストールしたら忘れずに有効化しておきます。

次に、All-in-One WP Migration File Extensionですが、こちらは検索しても出てこないので、サイトからダウンロードします。

こちらです。

All-in-One WP Migration file extension

All-in-One WP Migration File Extensionは、Basic、Premiumの2種類がありますが、後述の方法で512MBあれば普通十分なので、無料のBasicを選んで問題ないです。

で、両方インストール、有効化した状態はこうなります。

All-in-One WP Migration File Extension

では、WordPress全体をエクスポートします。

All-in-One WP Migration

「All-in-One WP Migration」-「エクスポート」を選択します。

All-in-One WP Migration エクスポート

この時、「メディアライブラリをエクスポートしない」を選びます。

先ほどのファイルサイズが512MBを超えないためです。

WordPressのファイルサイズが大きくなるのは写真等の画像データがいっぱいアップロードされてるからです。

なので、この画像データだけ後でFTPでアップします。

WordPress エクスポート

エクスポートを開始すると「データベースをエクスポート中…」とダイアログが表示されます。

ダウンロード準備

エクスポートが完了したらダウンロードします。

続いて画像データのダウンロードです。

Macの場合、FTPはFileZillaを使うといいです。

FileZilla

FileZillaにFTPサーバーを設定します。

FTP

上の例では、mixhostとxserverを登録していて、今回はmixhostにあるWordPressファイルをダウンロードしてみます。

wordpress uploads

画像データは「wp-content」→「uploads」フォルダにあるので、このuploadsを丸ごとダウンロードします。

wordpress ダウンロード

右クリックし、メニューから「ダウンロード」を選択するだけです。

ちなみに、mixhostのファイルマネージャーの機能でもFTPのような画面でファイルをダウンロード、アップロードできます。

ですが、ファイル単位でフォルダを丸ごとダウンロードが出来ません。

mixhost ファイルマネージャー

なので、同じような操作をするには、Compressを選んでフォルダを圧縮ファイル一つにまとめて、それをダウンロードすることになるので面倒です。

やっぱり、FileZillaを使った方が楽ですね。

バックアップ作業はこれだけです。

サーバー移行時のWordPressデータのインポート

サーバー移行時の手順は、先ほどのエクスポートをインポートに置き換えればよいです。

All-in-One WP Migration

こんな感じです。

  1. 移行先にWordPressをとりあえずインストール
  2. All-in-One WP Migrationプラグインをインストール
  3. さっきエクスポートした移行元のWordPressデータをインポート
  4. さっきFTPでダウンロードしたuploadsフォルダをFTPで移行先にアップロード

簡単ですね。

今回、以下のように本WordPressサイト、もみノマドをXserverからMixhostに移行しました。

手順はmixhostのこちらのサポート記事の手順通りに行い、無事完了。

今のところ問題なさそうです。

その他Web、プログラミング、ブログ関連の記事をこちらにまとめているので参考にしてください。

Web まとめ

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2020年12月1日