目次
はじめに
本記事は以下記事と動画の続きです。
(動画リンク)「コンドミニアム」と「ホテル&アパート」の違い
タイ、特にパタヤのような観光地では、大きく分けて**「コンドミニアム」と「ホテル&アパート」**の2種類があります。
コンドミニアム(Condo)
日本でいう「分譲マンション」です。一部屋ごとにオーナー(大家さん)が異なります。
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運営: 各部屋のオーナー個人が管理。
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施設: プール、ジム、豪華なラウンジなど共用施設が充実しているのが最大の特徴。
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特徴: 部屋ごとにインテリアが異なり、基本的には「長期居住用」として作られています。
例えば、以下動画で紹介したUnixx South Pattayaはコンドミニアムです。
【タイ】パタヤで人気のタワマン(コンドミニアム)、Unixx South Pattaya 住んでわかったメリット・デメリット
ホテル&アパート(Hotel & Apartment)
建物全体を一人のオーナーや会社が所有し、短期から長期まで幅広く受け入れている施設です。パタヤでは「レジデンス」や「ゲストハウス」という名前で呼ばれることもあります。
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運営: 1階にあるフロント(管理事務所)がすべての窓口。
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施設: ホテルとしての機能も持っているため、シーツ交換や掃除のサービス(有料・無料は物件による)がある場合も。
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特徴: 「1日から泊まれるホテル」でありながら「1ヶ月以上のマンスリー契約(賃貸)」もできる、いいとこ取りの形態です。
例えば、以下記事で紹介したDiamond City Placeホテルはホテル&アパートです。
ホテル法と「1ヶ月」の壁
ここで重要になるのが「ホテル法」という法律です。タイでは原則として、ホテルライセンスを持たない施設が「30日未満」の宿泊提供を行うことを禁じています。
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コンドミニアムの場合: ほとんどの物件がホテルライセンスを持っていません。そのため、入り口に「日貸し禁止(Daily Rental is Illegal)」という看板が出ています。30日未満で無理に借りようとすると、セキュリティに止められるリスクがあります。
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ホテル&アパートの場合: もともとホテルとして営業しているため、1日単位でも1ヶ月単位でも、法的に正々堂々と滞在できるのが大きな安心材料です。
初心者には「ホテル&アパート」がおすすめな理由
「1ヶ月だけ借りたい」という短期滞在者の場合、圧倒的にホテル&アパートの方がハードルが低いです。
| 比較項目 | コンドミニアム | ホテル&アパート |
| 短期契約(1ヶ月〜) | 非常に難しい(オーナーが嫌がる) | 大歓迎(マンスリー料金がある) |
| 契約の窓口 | オーナー個人 or 仲介エージェント | 1階のフロント(管理事務所) |
| 入居の手軽さ | 契約書のやり取りに数日かかる | その場で即入居も可能 |
| 安心感 | 何かあってもオーナーと連絡が取れないことも | 24時間スタッフがいる安心感 |
飛び込みで交渉ができる!
ホテル&アパートの最大の強みは、**「フロントがあること」**です。予約なしで直接建物に行って「1ヶ月(マンスリー)でいくら?」と聞けば、その場で空き部屋を見せてくれ、金額も提示してくれます。オーナーとLINEで何度もやり取りする必要がないため、タイ語や英語に不安がある方でも非常にスムーズです。
コンドミニアムの「事務所」に行けば借りられる?
よくある質問に、**「コンドミニアムの1階にある事務所に行けば、すぐに借りられるのでは?」**というものがあります。
確かに、コンドミニアムの管理事務所(Juristic Office)に行くと、オーナーから依頼された空き部屋のリストを見せてくれることがあります。しかし、短期滞在を考えている方は以下の3つの注意点を知っておく必要があります。
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契約期間の壁(半年〜1年が基本) 事務所が紹介してくれる物件の多くは、個人のオーナーが貸し出しているものです。オーナー側は「1ヶ月だけ」という手間のかかる短期契約を嫌う傾向があり、通常は**「最低6ヶ月、または1年以上」**の契約を求められることがほとんどです。
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事務所は「大家」ではない コンドミニアムの事務所は、あくまで共用部の管理を仕事としています。賃貸の仲介は「オーナーに頼まれたからついでにやっている」というスタンスが多く、オーナーと直接連絡がつくまで返事が来なかったり、契約手続きに数日かかったりすることも珍しくありません。
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「ホテル&アパート」との決定的な違い 「ホテル&アパート」のフロントは、建物全体の空室を管理する**「決定権を持つ窓口」**です。そのため、その場で1ヶ月契約の可否や家賃交渉が完結します。
結論: コンドミニアムの事務所に直接行っても、1ヶ月という短期間では**「断られる確率が非常に高い」**のが現実です。1ヶ月契約を確実に、かつスピーディーに決めたいのであれば、最初から短期貸しを前提としている「ホテル&アパート」を狙うのが最も効率的です。
デベロッパー(開発元)から直接借りられる?
タイの大手デベロッパー(Sansiri, AP, Supalaiなど)は、自社で建てたコンドミニアムの**「賃貸管理部門(Property Management)」**を子会社として持っていることがよくあります。
例えば、有名どころではSansiri社の「Plus Property」などが挙げられます。ここから借りる場合の特徴は以下の通りです。
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メリット:
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信頼性が高い: 個人のオーナーと直接やり取りするより、契約の手続きや入居後のサポートが非常にプロフェッショナルで安心です。
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在庫が豊富: 完売していない新築物件や、オーナーから管理を委託された部屋を多数抱えています。
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1ヶ月契約へのハードル:
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やはり「長期」が基本: こうしたデベロッパー系の管理会社も、基本的には**「最低6ヶ月〜1年以上」**の契約を条件にしていることがほとんどです。
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「サービスアパート」ブランド: ただし、一部の大手デベロッパーは賃貸専用の「サービスアパート」ブランドを別で運営していることがあり、そこであれば1ヶ月単位の契約も可能です(ただし、一般的なアパートよりかなり高額になります)。
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結論:初心者の1ヶ月滞在には向くか?
デベロッパー直営の窓口は「安心」ではありますが、**「1ヶ月という短期間」かつ「リーズナブルな価格」**で探している初心者の方には、やはり少しハードルが高いのが現状です。
彼らの主な顧客は「タイに駐在するビジネスマン(1〜2年契約)」であるため、1ヶ月の短期旅行者の場合は、やはり**「ホテル&アパート」**を狙う方が、コストパフォーマンスと成約率の面で勝っています。
知っておきたい「光熱費」のルール
家賃だけでなく、毎月の「電気代」と「水道代」の仕組みも異なります。
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コンドミニアム: 電気代は政府規定の料金(実費)です。パタヤなら月1,000〜2,000バーツ程度(エアコンの使用量による)で収まることが多いです。
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ホテル&アパート: フロントが料金を回収するため、政府料金に利益を上乗せしているケースが一般的です。
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目安: コンドミニアムの約1.5倍〜2倍近い請求になることがありますが、その分家賃が安く設定されていることも多いです。
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[2026年のチェックポイント]
契約前に「1ユニット(1度)いくらか?」を必ずフロントに確認しましょう。電気代が1ユニット7〜9バーツ程度なら一般的ですが、それ以上だと「家賃は安いけど光熱費で高くつく」可能性があります。
まとめ:まずは自分の滞在スタイルを決めよう
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豪華な設備と安い光熱費を重視し、多少の手間(オーナー探しなど)を惜しまないなら → コンドミニアム
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手続きの簡単さと安心感を重視し、現地で部屋を見て即決したいなら → ホテル&アパート
まずはこの違いを理解することが、パタヤ生活を成功させる第一歩です。
続き
Part2に続きます。
(動画リンク)







