動画編集者YouTuberがAdobe Premiere Proのチュートリアル動画を無料でアップされています。
[無料で学ぶ Adobe Premiere Pro]と題して、それら良質な解説動画を集めました。
今回は、ローワーサード(Lower Third)の作り方の解説動画です。
目次
Adobe Premiere Pro ローワーサード(Lower Third) 作り方
ローワーサード(Lower Third)
【限定公開】Premiere Proでローワーサードを作りテレビ番組のようなテロップを表示しよう (Action Planetあくしょんプラネット)
レガシータイトルでローワーサードを作る方法を解説されています。
- レガシータイトルの[長方形ツール]で2つの長方形を作成
- 長方形の上にテキストを配置
- 事前に用意したロゴファイル(png)を挿入し、長方形の上に配置
- (次のアニメーション作業のために)パーツの数だけ(4つ)レガシータイトル全体を複製する
- 複製したレガシータイトルを各トラックに挿入する
- 各トラックに配置したパーツの[位置]-[X座標]にアニメーションを設定し、ローワーサード全体でアニメーションを作る
- テキストにクロップを適用し、ロゴの位置に追随する形でアニメーションを設定する
- ローワーサード全体をネスト化し、ローワーサードが消えていくアニメーションを作成する
- ネスト化したパーツを複製し、逆再生に設定するだけ
([クリップ速度・デュレーション]-[逆再生]にチェック)
この方法は古いやり方で、レガシータイトルはもうすぐ廃止になります。
さらに、レガシータイトルはテンプレート化できないので、次のエッセンシャルグラフィックスで作ることをおすすめします。
ソーシャルカード
Premiere Proでソーシャルカードを作成してインスタに誘導しよう (Action Planetあくしょんプラネット)
エッセンシャルグラフィックスでローワーサードを作る方法を解説されています。
ローワーサードの中でも、インスタグラムやツイッターなどのソーシャルカードを作る方法で、インスタのアイコンが画面外からニョキっと出現するアニメーションの作り方についての説明です。
- エッセンシャルグラフィックスでSNSの画像、長方形、テキストを配置する
・「新規レイヤー」を追加して各素材を作る - SNSアイコンにアニメーションを設定する
・[位置]-[X座標]にキーフレームを追加し、アニメーションを設定する
・アニメーションが滑らかになるように、各キーフレームを以下のように時間補間設定
真ん中:ベジェ
最後:イーズイン
最初:イーズアウト - 長方形を変形させるアニメーションを作る。[パス]で設定
・最初、長方形出現時は長方形を縮めておく
・長方形を徐々に広げる - 長方形が見えてはいけない間の不透明度を調整
・見えてはいけない(最初):不透明度を0
・見えていい(最後):不透明度を100 - テキストが画面外からソーシャルカードに重なるアニメーションを設定
・テキストの[位置]-[Y座標]にキーフレームを追加し、アニメーションを設定する
・テキストがソーシャルカードに重なるまで見えないようにするため、テキストに[マスク]を設定 - ソーシャルカードが出ていくアニメーション設定
- 作成したアニメーションを他のプロジェクトで使い回せるように、全体をモーショングラフィックステンプレートとして書き出しし、テンプレートとして保存する
- 保存したモーショングラフィックステンプレートは「エッセンシャルグラフィックス」パネルから取り出せる
ソーシャルカードは作るのが面倒ですが、一度作ってテンプレート保存しておけば、他のプロジェクトではドラッグ&ドロップで使えるので便利です。
ローワーサード パッケージ
ローワーサードは自分で一から作らなくても、モーショングラフィックステンプレートで配布されているものもあります。
RocketStock
画像、音楽、動画等の素材を提供しているサイト、RocketStockがローワーサードのモーショングラフィックステンプレートを無料配布しています。
Premiere Pro用 ローワーサードの無料テンプレート をご紹介します
(英語元記事)15 Free Animated Lower Thirds for Premiere
無料なのにかなりいい感じのローワーサードです。
使い方の解説動画まであって至れり尽くせりです。
実際に試してみたのがこちらです。
15 Free Animated Lower Thirds for Premiere
Mixkit
画像、音楽、動画等の素材を提供しているサイト、Mixkitもローワーサードのモーショングラフィックステンプレートを無料配布しています。
Lower Third Templates for Premiere Pro

69個もあります。(2021年6月)
実際に試してみたのがこちらです。
その他
他いろいろあるのですが、まとめ次第更新します。
ついでに、僕のYouTubeチャンネルのエンディングでもどこかから拾ってきたローワーサードとソーシャルカードを使っています。
こんな感じのやつです。
拾ってきた元のローワーサードはこんなのです。
ですが、元ファイルはモーショングラフィックステンプレートではなくAfter Effectsです。
チャンネル登録も同じくですが、元ファイルはAfter Effectsです。
まとめ
ローワーサードは見栄えがいいので効果的です。
ローワーサードはPremiere Proで作ることもできますし、サイトからダウンロードして使うこともできます。
でも、凝ったローワーサードは処理が重くなるので、あまり多用せずに動画の一部分に少し挿入するのがいいでしょう。
また、基本的にローワーサードはAfter Effectsで作る方が作業が楽で、配布もAfter Effectsファイルの方がたくさんあるようです。