2021年11月1日、コロナ禍のタイ入国手続きが変更されました。
これまでの煩わしい手順が(若干)簡略化されています。
そこで、11月1日以降のタイ入国手順をまとめてみました。
僕も11月中旬にタイに行く予定で、僕自身のタイ入国スケジュールでもあるので、参考までにどうぞ。
なお、本記事の更新日は2021年11月2日です。
状況は日々更新されているので、最新の情報は各自でご確認いただくようお願いします。
目次
- 1 記事更新
- 2 タイ入国手順
- 3 滞在日数を(最大の)60日間で、最短・最安・確実にタイに入国する手順
記事更新
タイランドパス申請とタイ入国手順の本記事は、以下記事に移行しました。
基本的に本記事の手順ですが、タイランドパス申請システムのトラブルや、実際タイランドパスを申請して分かったこと等を含めて記事を更新しましたので、そちらを参照してください。
本記事は履歴目的で残してます。
タイ入国手順
2021年10月29日、在東京タイ王国大使館からタイ入国手順についてお知らせがありました。
新規申請システム(Thailand Pass)** 2021年11月11よりタイ渡航予定の方は、新規申請システムの Thailand Pass (https://tp.consular.go.th) にて渡航予定日の7日前までにご登録下さい。現行の COE 申請システム(https://coethailand.mfa.go.th/)での登録受付は終了致します。** Thailand Pass システムにて登録後、現行の COE に代わり Thailand Pass QR Code が発行され、チェックインカウンターでの搭乗手続き時、及びタイ到着時の入国手続き時にご提示下さい。既にCOEを受領した方について** 2021年11月1日以降にタイ渡航予定の方で既にCOEを受領した方は、新規システムのThailand Passにて再登録する必要はなく、発行済のCOEを使用して入国することが可能です。2021年11月1日~10日にタイ渡航予定の方について** 2021年11月1日~10日にタイ渡航予定の方でCOEの登録申請がお済みでない方は、2021年10月28日までに現COE申請システム(coethailand.mfa.go.th)にてご登録下さい。*** 2021年10月28日までに COE 申請ができない場合は、2021年11月1日より登録受付が開始される Thailand Pass システムにてご登録下さい。2021年11月10日以降にタイ渡航予定の方について** 2021年11月10日以降にタイ渡航予定の方でCOEの登録申請がお済みでない方、もしくは COE の登録申請後承認されていない方は、2021年11月1日より登録受付が開始される Thailand Pass システム(https://tp.consular.go.th) にて渡航予定日の7日前までにご登録下さい。ワクチン接種について** 保護者と共に渡航するワクチン接種を受けていない 12 歳以下の子供のタイ入国措置は、保護者のワクチン接種状況により決定された入国措置と同じになります。** 新型コロナウイルス感染歴がある方は、医療機関より発行された治癒証明書及び感染後3ヶ月以内に新型コロナウィルスワクチン接種を終えたワクチン接種証明書が必要になります。なお、渡航日の 14 日前までに、新型コロナウィルスワクチン接種を終えている方に限ります。
出典: 2021年11月1日以降に タイ渡航予定のタイ国籍を有しない方の入国手順
さらに、補足説明がまだあるので、まずは上記サイトを一読してください。
ただ、上記サイトは分かりにくく、情報も不十分なので、TATのこちらのページを参照するといいです。
ただ、今入国申請手続きをしたり、他のサンドボックスも含めて考えるとややこしくなるので、本記事ではタイ入国手順を日本人の大多数が該当する以下に絞ってまとめました。
- Thailand Passシステムに移行後(2021年11月1日以降)に申請
- Thailand Passシステムに完全移行後(2021年11月10日以降)に入国
- ワクチン接種証明書取得済み
- 日本(隔離免除対象国)に21日以上連続滞在し、かつ、ワクチン接種から14 日経過した、隔離免除対象者
- ビザなし入国
TATのサイトだと、TEST & GOのこのページに該当します。
例として、セミリタイアの旅行者に最も需要のあるタイ入国手順、滞在日数を(最大の)60日間で、最短・最安・確実にタイに入国する手順はこうなります。
滞在日数を(最大の)60日間で、最短・最安・確実にタイに入国する手順
Thailand Pass システムに完全移行の確認
2021年11月1日、入国システムがCOEからThailand Passに完全移行されました。
Thailand Passのサイトはこちらです。
本記事で対象とするタイ入国者、Exemption from Quarantine (Test and Go)の場合、必要な書類は以下で確定しました。

その内容や申請手順については、以下の動画が参考になるのでそちらを参照してください。
Entering Thailand for Non-Thai Travelers starting from 1 November 2021(Thai Consular Online
)
How to register Thailand Pass to enter TH from 1 Nov 21! To fix the API error #ชะนีไทยในฝรั่งเศส(Chanee Mee Cheese)
ついに受付開始!タイ入国に必須タイランドパスを完全解説!(K2ちゃんねる ガンガンいこうぜ!)
ただ、この動画の説明では、セミリタイア旅行者に必要な情報、以下が不足しています。
- 滞在日数を延長込みで60日にしたい場合、どう手続きすればよいか?
「滞在日数を60日にしてThailand Passの申請が通るのか?」はやってみないと分かりません。
とは言え、日本出国時に航空券の復路も必要です。
動画の説明の通りに滞在日数を30日に設定した場合、復路は30日後で購入しないと入国できないと予測します。
一方、最安で快適な航空会社、ZIPAIRの航空券は日程変更、キャンセルができません。
つまり、滞在日数を30日で申請して、復路が60日後でもタイに入国できるのか?が分かりません。
なお、Thailand Passは申請から承認まで7日必要だそうです。
また、2021年11月1日時点のダメダメなシステムとその運営、ゴタゴタの状況を考慮すると、申請失敗または却下も考えておいたほうが無難です。
なので、11月16日に60日の滞在日数でタイ入国、11月2日をThailand Passの申請期限としてスケジュールを考えてみます。
というか、そのスケジュールで僕自身がタイ入国してみようと思います。
航空券(往路)を購入
Thailand Passに完全移行を確認後、タイ入国日を確定させるため、人数制限のある航空券をまず購入します。
タイでビザなし入国した場合、滞在可能日数の上限は30日(29泊30日)です。
ビザなし入国後、現地で30日間の滞在期間の延長が可能です。
合計59泊60日になります。
なので、2021年11月2日に以下日程でまず往路のみ購入します。
- 往路:2021年11月16日
- 復路:2022年1月14日
復路は後述のThailand Passの申請で滞在日数が60日でもOKが出た後に購入します。
(一応現在在東京タイ王国大使館に問い合わせ中)
東京からタイ行きの航空会社ですが、ZIPAIR、タイ国際航空がコスパが良いです。
ちなみに、ZIPAIRの料金は調べたところこうなってました。
(往路)
- 区間: 成田 -バンコク(スワンナプーム)
- 日程:2021年11月16日
- パッケージ:Value(お預けの手荷物1個 23Kg未満)
料金:24,943円
(復路)
- 区間: バンコク(スワンナプーム) – 成田
- 復路:2021年12月15日
- 座席:Standard
- パッケージ:Value(お預けの手荷物1個 23Kg未満)
料金:24,582円
(確認日:2021年11月2日)
なお、大阪からの場合は以下方法がおすすめです。
- (直行便)タイ国際航空
- (成田経由)成田までJetStar かPeach、成田からZIPAIR
福岡からの場合、直行便がないので成田経由が最適です。
その他航空券は格安航空券の比較サイト、Skyscannerで調べて購入するといいです。
SHA+/AQホテル(宿泊先)を予約
航空券の予約が完了したら、SHA+/AQホテルを予約します。
11月2日に以下日程で予約します。
予約確認書は、宿泊費等全額支払い済(Fully paidのスタンプ等)が明記されたものが必要です。
航空会社がZIPAIRの場合、2021年11月16日のフライト時間はこうなってます。
- 16:50(成田空港)- 22:10(スワンナプーム空港):(7時間20分)
バンコクのホテルには深夜に到着します。
ホテル到着後、PCRテストを受け、その結果を部屋で待つことになります。
その結果は6時間後に出るので、深夜にホテル到着でも早朝には結果が出ててるので問題ないです。
なので、ホテル宿泊日は以下日程で購入します。
- ホテル宿泊日;2021年11月16日
ホテルによってはPCRテストは到着時ではなく翌朝になるかもしれないので、それをチェックしてから予約すると確実です。
宿泊施設(AQ / SHA+)ですが、先程の在東京タイ王国大使館のお知らせに一覧リンクが紹介されてます。
(正確な情報か保証しませんが)ASQ HOTELSというサイトからも予約できます。
が、ここはコスパ最高、安心の以下のAgodaで検索、予約すると無難です。
在東京タイ王国大使館にも同じAgodaのリンク先が貼られています。
宿泊日を2021年11月16日、料金の低い順で(11月2日に)検索したところ、最安値は14,404円でした。

隔離滞在パッケージとラベルが貼られているホテルが該当します。
料金が安い順にいくつかリンクを貼っておきます。

シトラス スクンビット 13 ナナ バンコク バイ コンパス ホスピタリティ (Citrus Sukhumvit 13 Nana Bangkok by Compass Hospitality)

サリル ホテル スクンビット ‐ ソイ トンロー 1 (Salil Hotel Sukhumvit – Soi Thonglor 1)

ヴィラ デ カオサン バイ チラックス (Villa De Khaosan by Chillax)
コロナ医療保険を契約
航空券の購入、隔離ホテルの予約が完了したら、5万US$以上を保障する医療保険に契約します。
11月2日に契約します。
保険会社ですが、いろいろあるでしょうが、在東京タイ王国大使館が推奨するCovid-19 Insuranceで契約するのが確実、かつ、コスパが良くていいでしょう。
在東京タイ王国大使館の以下ページと同じリンク先です。
2021年10月1日以降にタイ渡航予定の タイ国籍を有しない方に対する検疫隔離措置
なお、5万US$以上を保障していれば良いのですが、最下限値は10万US$まで保障ですので(2021年11月2日現在)、そちらを選べばいいです。
保険契約の説明は、以下動画が参考になります。
【保存版】格安コロナ保険情報・タイのビザ取得に必須!
No Description
【保存版】格安コロナ保険情報・タイのビザ取得に必須!
なお、ビザなし入国ですが、現在はFree Visaという項目があるので、そちらを選べばいいです。
保障期間ですが、60日滞在可能なら60日、ダメなら30日です。
ただ、Thailand Pass申請前にそれを知ることはできないので、大は小を兼ねるで60日で契約します。

Thailand Pass申請
これまでの手順でThailand Pass申請に必要な以下の書類は揃いました。
- パスポートのコピー
- ワクチンパスポート
- 5万US$以上を保障する医療保険
- SHA+/AQホテル予約確認書
- ビザ(ビザなし入国なので必要なし)
Thailand Pass申請サイトにアクセスし、申請します。
2021年11月2日に申請します。
申請手順は前述の動画を参照してください。
Thailand Passを申請後、7日以内に申請結果が出ます。
11月2日に申請したら11月9日に結果が来るはずです。
一回目の申請時、滞在日数を60日に設定でNGになった場合、滞在日数を30日に変更して再申請します。
航空券(復路)を購入
滞在日数60日で申請でNGだった場合、滞在日数を30日に変更してThailand Passを再申請し、復路を購入すると良いでしょう。
一回目の申請の返信があるまで7日かかると想定して、11月9日に復路を以下日程で購入します。
(滞在日数60日がOKの場合)
- 往路:2021年11月16日
- 復路:2022年1月14日
(滞在日数60日はNG、30日の場合)
- 往路:2021年11月16日
- 復路:2021年12月15日
PCRテスト、陰性証明書(英文)の取得
PCRテストの陰性証明書は、出国前72時間以内に発行されたものが有効です。
一方、2021年11月16日のZIPAIRのフライトスケジュールは16:50(成田空港)でしたので、出国前日または当日の午前中がいいです。
- PCRテストと陰性証明書の受け取り日:2021年11月15日から16日午前
場所は、成田国際空港PCRセンターが確実です。
費用は全て込みで3万円です。(2021年11月2日現在)
Thailand Pass申請後に予約状況をチェックしておき、予約が埋まりそうになってきたら予約するでいいです。
なるべく費用を抑えるなら、東京だと以下がおすすめです。
- ちびっこの科学と遊び株式会社
個人 1検体 5,500円(税込み)
陰性証明書(診断書)を2,000円(税込)
他に芝国際クリニック等の割安な施設がいくつかありますが、その多くは2万円以上します。
成田空港から現地までの移動の手間や交通費がかかりますし、予約等何かトラブルがあった場合、フライトに間に合わなくなる可能性もあります。
なので、東京在住以外は成田国際空港PCRセンターで取得するのが確実です。
日本出国(陰性証明書の提示)
日本出国時、陰性証明書の提示も必要です。
その他書類も提示を求められるかもしれませんが、Thailand Pass申請に必要だった書類に含まれているので、問題ないです。
タイ入国(陰性証明書の提示、Thailand Pass QRコードを提示)
タイ入国時、イミグレーションで陰性証明書、Thailand Pass QRコードを提示します。
無事入国できたら、迎えに来ているSHA+/AQホテルの送迎車に乗ってホテルに向かいます。
PCRテスト、MorChanaアプリをインストール
ホテル到着後、PCRテストを受けます。
6時間後に結果がでます。
ホテルをチェックアウト後にもセルフチェックを返信する必要があり、そのためのスマホアプリ、MoChanaをインストールしておきます。
ホテルをチェックアウト、行動自由
翌朝には結果が出てるので、問題なければチェックアウトします。
MorChanaアプリに返信
ホテルでのPCRテストから7日後、MorChanaアプリにアラート(メッセージ)が届くので、それに返信
完全自由
これで手順は終わりのはずです。