2022年6月、タイの運転免許証を取得してきました。
日本の運転免許証からの切り替えです。
本記事は、その実際の手順のレポートとタイの運転免許証関連の情報まとめです。
目次
タイ 運転免許証と罰則について
タイでは運転免許証なしでも簡単にバイクをレンタルできるので、無免許運転も出来てしまいます。
「無免許で捕まったらどうなるか?」
こちらの動画が参考になるので紹介します。
タイ旅行中のレンタルバイクについてリスク、罰則など(2022/03/26)PG Life in Thailand
罰金で済むそうです。
が、無免許運転で事故った時に保険がおりないとか、やはり大きなリスクを背負って運転することになるので、免許は必要です。
タイの運転免許証を持つことのメリット
タイの運転免許証を持つことのメリットとして、バイク・車を運転できるだけでなく、以下のメリットもあります。
- タイ国内の身分証明証としてパスポート代わりに使える
- レンタルバイクのデポジットとして使える
- ASEAN諸国で使用可能
(インドネシア, シンガポール, フィリピン, マレーシア, ブルネイ, ベトナム, ミャンマー, ラオス, カンボジア) - タイ国内の観光地の入場料がタイ人価格で入れる
※以下等の他ブログの情報です
タイ移住予定者は必見!現地の運転免許証を取得する5つのメリットと取得方法
ただし、ノービザ滞在者が取得可能な2年更新の一時的運転免許証ではASEAN諸国で使用できません。
タイの運転免許証と電子マネー TrueMoney 有効期限切れ
タイ 運転免許証取得関連の参考動画、記事紹介
タイの運転免許証取得方法については、ブログやYouTubeに情報がたくさんアップされているので、基本的な情報はそちらを参照してください。
最近(2022年6月現在)ですと、YouTubeだと以下動画が参考になります。
タイの運転免許、自動車、二輪、切り替え、外免切り替えについての説明。2022年6月。(2022/06/08)バンコク在住のダイさん / タイスタディ

実際2022年6月に僕が取得した手順もこの通りでした。
ブログですと、以下記事がタイの運転免許証取得について詳しくまとめられています。
この記事一つで以下さまざまな取得方法が分かります。
- 日本の免許からタイの免許へ切り替え
- 国際免許からタイの免許へ切り替え
- タイの免許の更新
- タイの免許を新規取得
各陸運局で見ると、以下記事が参考になります。
(バンコク バンジャーク第三陸運局)
タイの運転免許更新レポート【2021年10月・バンジャーク第三陸運局の場合】
(パタヤ)
パタヤならビザなしでも取れる。国際免許から切り替えてタイの運転免許証を取得する全手順【2019年6月情報】
【2022年6月】日本の運転免許証からタイの運転免許証 切り替え
2022年6月、実際に日本の運転免許証からタイの運転免許証に切り替えた手順を時系列で説明します。
ここで切り替えと表現してますが、日本の運転免許証を元にタイの運転免許証を作る手順です。日本の運転免許証を破棄するわけではないです。一応。
タイムラインはこんな感じです。
(2022年1月末)
居住証明書(Residence Certificate)を取得
(場所: ジョムティエン・イミグレーション)
(2022年2月7日)
- 在留届出済証明、運転免許証抜粋証明を取得
(場所: 在タイ日本大使館) - 運転免許試験を予約
(場所: バンコク バンジャーク第三陸運局)
(2022年6月13日)
- 健康診断書を取得
(場所: パタヤ Buakhouw Clinic)
(2022年6月14日)
- 運転免許試験
コロナ禍の2022年2月は当日に試験を受けることはできず、予約のみでした。それも、4ヵ月以上待ちでした。
居住証明書ですが、これは国際免許証から切り替える場合に必要のもので、今回は不要だったので使ってません。
各項目を以下に説明します。
在留届出済証明、運転免許証抜粋証明を取得
日本の運転免許証からタイの運転免許証への切り替えには在留届出済証明と運転免許証抜粋証明が必要なので、在タイ日本大使館で申請し、取得しました。
詳細は在タイ日本国大使館の以下ページを参照してください。
在タイ日本国大使館 – 「11.在留届出済証明(英文:日本以外で使用する場合)」
在タイ日本国大使館 – 「9. 運転免許証抜粋証明(英文)」
以下動画も参考になります。
【タイ 生活】運転免許証の取得などに必要な「在留届済証明」はどうやって発給するの?(WiSEデジタル)
午前10時半に申請したところ、3時間後の午後一に取得出来ました。
証明書にかかった費用は以下の通りです。
- 在留届出済証明
610B - 運転免許証抜粋証明
610B
(2022年2月7日)
バイクと自動車とで各2枚、合計610B x 4枚 = 2,440Bしました。
申請用紙も載せておきます。


運転免許試験を予約
バンコク バンジャーク第三陸運局で運転免許試験を予約しました。

予約時に必要書類のチェックはなかったです。
なので、先ほどの在留届出済証明、運転免許証抜粋証明は試験前に取得しても問題なかったです。

この予約票を受け取るだけでした。
なお、試験時に必要な持ち物は予約票に書かれています。
健康診断書を取得
試験前日、パタヤにあるローカルクリニック、ブッカオ・クリニック(Buakhouw Clinic)で健康診断書を取得しました。

場所はこちらです。
ソイブッカオのLKメトロ前です。
中に入って「Medical Certificate for driver licence」と言えばすぐに対応してくれました。
健康診断書にかかった費用は以下の通りです。
- 健康診断書
100B
(2022年6月13日)
身長と体重を聞かれて答えるだけで、実際の健康診断は何もありませんでした。血圧測定もなかったです。
あとは書類に名前、住所を書いて、サインして終わりです。
その際、住所は在留届出済証明のものと同一にしておくべきです。
運転免許試験
試験当日、予約時間の朝8時少し前にバンジャーク第三陸運局に行きました。
バンジャーク第三陸運局の場所はこちらです。

MRT バンジャーク駅(Bang Chak)を降り、大通りを歩いてすぐのところにこの看板が見えます。

その看板をくぐり、この長い直線を数分歩いたところに陸運局があります。

この建物に入り、受付で予約票と必要書類を提出するだけです。
コピーは隣の建物でできます。

料金は白黒1枚1Bと良心的。
待ち時間もなく利用できたのと、どのコピーが必要か分かりにくいので、とりあえず書類を提出し、係員の指示通りに足りない分はここでコピーする方が楽です。

試験会場は(見た目)タイ人のみでした。

試験は以下2つだけでした。
- 色覚異常テスト
- ブレーキ反応速度テスト
1.は、光ったランプの色を答えるだけのテストです。
Red, Green, Yellowと英語でOKでした。
2.は、アクセルを踏むとGreenのランプが光り、その後Redのランプに切り替わったらブレーキを踏むだけでした。
ランプが切り替わってから0.75秒以内に踏まないと不合格になるそうです。
即座に合否判定で、合格したので写真撮影のブースに移動しました。
そこで免許証の写真を撮影し、免許書の取得費用を支払いました。
- 自動車: 205B(100B x 有効期限2年+手数料5B)
- バイク: 105B(50B x 有効期限2年+手数料5B)
(2022年6月13日)
その後、試験部屋の隣の16と書かれた部屋で運転マナー講習ビデオを観ました。
ビデオは1時間あり、それが終了すると免許証を受け取り、終了。
終了したのが午前10時過ぎでしたので、試験日の所要時間は約2時間でした。
国際運転免許証からタイの運転免許証 切り替え
国際運転免許証からタイの運転免許証に切り替え時は在留届出済証明は必要ないです。居住証明書(Residence Certificate)で取得できます。
居住証明書(Residence Certificate)はイミグレーションで取得できます。
今回日本の運転免許証からの切り替えだったのに、間違えて居住証明書(Residence Certificate)を取得してしまったので、それについても記録しておきます。
居住証明書(Residence Certificate)を取得
ジョムティエン・イミグレーションで居住証明書(Residence Certificate)を取得しました。
タイの居住証明書の取得方法については以下記事が参考になります。
タイの居住証明書の取得方法。パタヤイミグレーション。2019年最新情報も追記。
費用はこうなってました。
証明書発行費用: 300B(1枚)
(2022年1月28日)
申請用紙には目的を記入する欄があり、そこに運転免許証用か銀行口座開設用かを記入します。
使用目的は申請用紙左上にタイ語で書かれてます。

この目的が間違ってると受け付けてもらえないので、書類を受け取った際にチェックが必要です。
今回、銀行口座開設用と運転免許証用とをお願いしたのですが、受け取ったものは両方とも運転免許証用でした。
結果、銀行口座開設用はまた申請し直すことになりました。
で、この余分にいただいた運転免許証用も上述の通り必要なかったので、結果、全て無駄になりました。
DLT QR LICENCE
タイの運転免許証はカードレスも可能です。
スマホにDLT QR LICENCEというアプリをインストールし、それに運転免許証情報を登録しておけば免許証を持ち歩く必要はないです。
なのですが、Androidだと「このアイテムはお住まいの国でご利用いただけません」とメッセージが表示され、DLT QR LICENCEがインストール出来ません。

VPNでタイに接続しても試してみたのですがうまくいきません。
以下情報によると、Google Playの国を変更すれば出来るみたいです。
「このアイテムはお住まいの国でご利用いただけません」と表示される場合は、Google Playの国を変更する必要があります。
その方法はこちら<Google Play の国を変更する – Google Play ヘルプ >をご覧ください。
しかしGoogle Playの国を変更できるのは年に1回のみ。さらにGoogle Playに残高がある場合は、新しい国でその残高を使用することが出来ないのだとか。
出典: タイの免許証はスマホアプリ表示でOK!でも「DLT QR LICENCE」がインストール出来ない!
ですが、運転免許証を持ち歩くぐらい別に構わないので、DLT QR LICENCEは諦めました。
DLT QR LICENCE インストール成功
その後調べたところ、別の方法で無事DLT QR LICENCEをインストールできました。
海外(居住国)用の新しいGoogle アカウントを作成する方法で、手順は以下の通りです。
- 海外用のGoogleアカウントを新規に作成する
- その新規Google アカウントでGoogle Playを開く
- アプリをダウンロードする
詳細は以下記事を参照。
海外アプリをダウンロードできない時の対処法[Androidの場合]
Androidスマホで日本のアプリもタイのアプリもダウンロードするためにGmailを二つ持つ!
DLT QR LICENCE 使い方
DLT QR LICENSEアプリの使い方については以下動画が参考になります。
低評価のタイ運転免許証アプリDLT QR LICENSEをインストールしてみた。(2022/06/26)バンコク在住のダイさん / タイスタディ
バンジャーク第三陸運局近くのホテル
試験日は朝早いことから、バンジャーク第三陸運局近くのグレート ハウス99 (Great House99)というホテルに泊まりました。

ホテルはMRT バンジャーク駅(Bang Chak)を降りてすぐのところにあります。

写真中央あたりのビルがそのホテル、グレート ハウス99 (Great House99)です。

一泊2,000円の個室(シャワーあり、トイレ共同)に泊まったのですが、感想としては、価格相応といったところ。
ホテルよりも、周りにコンビニがなく、お店もないので不便なので、この周辺に宿泊はおすすめしません。