UR賃貸に引っ越してから2ヵ月経ちました。
実際UR賃貸に住んでみて分かったこと、ネットで調べて分かったことを簡単にまとめてみました。
なお、本記事は入居2ヵ月後の2023年5月時点の情報です。
最新の情報や分からない点は、UR賃貸住宅に直接聞いてください。本記事は責任を持ちません。
目次
UR賃貸住宅

「URであーる」でお馴染みの、UR賃貸住宅。
UR賃貸住宅は、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)が管理・提供する賃貸住宅です。
一般の賃貸住宅とも、県営や市営といった自治体による住宅とも異なり、 費用や住環境などの面で多くのメリットがあります。
例えば、民間の賃貸住宅では、保証人を立てたり保証会社と契約が必要ですが、UR賃貸では不要です。
そのあたり、UR賃貸住宅のCMでも言ってますね。
UR賃貸住宅 TVCM 「ダンス篇(更新料ナシ)」
UR賃貸住宅 TVCM 「ダンス篇(礼金・仲介手数料ナシ)」
このUR賃貸住宅に約2ヵ月前に入居しました。
入居時のルームツアーをYouTubeにアップしているのでまずはそちらを見てください。
【日本】築40年のUR賃貸住宅、昭和の団地 1DKに引っ越し。内見と入居初日のルームツアー
- 家賃: 47,500円
- 共益費: 4,520円
- 構造: 鉄骨鉄筋コンクリート
- 階: 5階
- タイプ: 1DK
- 専用床面積: 35平米
- 築年数: 築40年(リノベーション済み)
見ての通り、部屋はリノベーション済みなのでかなり綺麗です。
元は昭和に建てられた団地なので、水道管の剥き出し等古い作りがあるのですが、風呂や部屋は機能的にリノベーションされているので使いやすくいい感じです。
UR賃貸住宅 デメリットの噂
YouTubeやブログ等、ネットにはUR賃貸住宅のデメリットがたくさんアップされてます。
実際UR賃貸に住まれてる人、住んでないけどネットでデメリット情報を集めてコンテンツにしてアップしている人、いろいろあります。
例えば、こんな感じのものです。
UR賃貸住宅6つのデメリット!〈夫婦で居住中〉(もり夫婦)2020/06/13
【ゆっくり解説】 UR賃貸は実はヤバい!?メリットデメリットと向いている人(ゆっくり危険回避)2022/04/01
こんな感じでかなり多くのデメリットがアップされているのですが、それらUR賃貸のデメリットの噂は本当でしょうか?
これに対する回答は、「いいえ、違います」です。
UR賃貸は、団地、部屋、グレード等条件によって中身が全く異なるので、一緒くたにしてること自体が間違いです。
それはUR賃貸に限ったことではないですが、UR賃貸はその差がめちゃめちゃ大きいです。
参考までに、上の動画で取り上げられているデメリット一つ一つに、僕が今住んでいるUR賃貸ではどうなのか?を回答してみようと思います。
家賃は決して安くない
立地、部屋の大きさ(1DK)だけを見れば家賃は相場価格。
でも、以下を考慮すると、家賃は相場より少し安いです。
- 部屋はリノベーションされたばかりの新築同等
- 追い焚き機能付きの風呂(取付年月は3年前)
- 初期費用がいろいろナシ
ちなみに、UR賃貸で、関西圏で家賃最安の物件は3万4千円(共益費込み)。
入居するまでがシビア
入居審査が厳しい
月収が家賃の4倍以上ないと入居できないので、それだけで判断すると厳しいです。
ただ、保証人が必要ないことと、貯蓄があれば無職でもOKなことから、総合的に判断すると入居審査基準は緩いです。
民間の場合、月収が家賃の4倍以上あっても保証人がないと入居できない物件が多いです。
特に、京都の民間の入居審査はめちゃめちゃ厳しく、基本的に保証人と保証会社両方が必要です。
一方、UR賃貸の入居審査基準はどこも同じです。貯蓄があれば保証人なしでも、無職でも借りられます。
仮申し込みから2週間以内に本申込しないといけない
はい、そうです。
が、民間の場合、仮申し込み(仮押さえ同等とする)の期間は1週間以内で、UR賃貸より短いです。
ちなみに、民間の仮押さえはこんな感じです。
- 民間の賃貸物件では、「仮押さえ=入居申込み」のこと
- 内見を済ませて入居申込書を提出することで、入居審査を受けている間は物件が押さえられた状態
- 仮押さえが可能な期間は、入居申込書の提出から入居審査が行われる間の2日~1週間程度
- 入居申込書を提出してから賃貸契約を結ぶまでの間に、入居申込みをキャンセルすることは可能
- 仮押さえにかかる費用は家賃1ヶ月分までが目安
参考: 賃貸物件の仮押さえってできるの?キャンセル可能な期間やかかる費用、マナーなどの注意点とは
内見は1回しかできない
はい、同じ物件の内見は基本1回です。
が、民間でも同じ物件を何回も見たりしないので同じかと。
UR賃貸では、「もう一回見たい」と言えば出来そうな感じだったので、たぶん2回はOKです。
また、別の物件を内見するのは何件でも構わないです。
民間だとそうはいかず、内見できる物件数は制限あるでしょうから、内見できる回数は民間より多いと思います。
治安悪い可能性高め
外国人高齢者が多め
いいえ。
UR賃貸に入居して2ヶ月間、団地内ですれ違う入居者に外国人はいなかったです。
団地外では外国人も見かけるので、UR賃貸に外国人も住んでると思いますが、入居者のほとんどは日本人です。
ましてや、外国人高齢者はまだ見たことないです。
立地や設備の問題
立地が不便。近くに電車の駅がない
いいえ。
私鉄の最寄り駅まで徒歩5分です。
エレベーターがない
いいえ。
エレベーターは2基あります。

洗濯パンがない
排水口がない
いいえ。
(上の動画のように)脱衣所に排水口付きの洗濯パンが設置されてます。
ネットの光回線がない
いいえ。
光回線があるので、契約すればすぐに使えます。
網戸がついていない
いいえ。
ロック付きの網戸がついてます。
ウォシュレットがない
はい。
今住んでるUR賃貸にはウォシュレットが付いてないです。
トイレにコンセントがついていない
いいえ。
(上の動画のように)トイレにコンセントはついてるので、ウォシュレットを買ってきてつけることはできます。
コンビニが近くにない
いいえ。
徒歩圏内(10分)にコンビニは10店舗以上あります。
さらに、スーパーが4店舗とショッピングモールもあります。
リニューアルのために改装工事が頻繁にある場合がある
いいえ。
入居して2ヶ月間、改装工事のような音は一度も聞こえてきてません。
周りは全てリニューアル済みなのかと。
UR賃貸住宅 一般的なデメリット
UR賃貸の一般的なデメリットをあげるとこんな感じです。
部屋広すぎ、一人暮らしの部屋が少ない
UR賃貸住宅は団地をリノベーションして貸し出しているので、元の部屋が一人暮らし用の大きさになっていないです。2DK、2LDKが一般的です。
一人暮らしに適したワンルームは(たぶん)なく、1DKもほとんどないです。
ですが、一人暮らしの入居希望者は多いので、結果、1DKの競争率は高いです。
家賃も相場の1DKの料金になるので、「部屋はもっと狭くていいので、家賃を低くしたい」といった要望は無理です。
エアコンありの部屋が少ない
民間の賃貸アパートにはエアコン付きの部屋が一般的ですが、UR賃貸住宅は逆でエアコンなしの部屋が普通です。
エアコンは自分で設置するか、数少ないエアコンありの物件を探すかになります。
UR賃貸住宅 メリット
ついでに、僕が今住んでいるUR賃貸住宅のメリットもあげておきます。
ゴミ出しが楽
燃えるゴミ、缶、ペットボトル等のゴミをいつでも出せます。
団地の1階にゴミステーションがあります。

一軒家やアパートではゴミ回収日は決まっていて、決められた日にしかゴミは捨てられず、ゴミを部屋に溜め込むことになります。
が、この団地ではだいたいのゴミをいつでも捨てれます。
宅配ロッカーがある
近くにAmazon宅配ロッカーがあるので、Amazonで注文した商品を好きなときに受け取れます。

Amazonだけでなく、ヤマト運輸のロッカーもあります。

他にも近くのローソンで受け取ることもできます。
近くにコンビニ、スーパーがたくさんある
今住んでる団地は巨大団地なので、入居者がめちゃめちゃいます。
入居者 = お客様がたくさんいるので、必然的にコンビニ、スーパーが多くなります。
近くにコンビニ、スーパーがたくさんあるので、価格競争があり、物価が安いです。
激安スーパーや100円ローソンもあるので便利です。
近くにいろいろなお店がある
上と同じく、人口密度が高いので、徒歩圏内にいろいろなお店があるので便利です。
巨大なショッピングモールもあるので、(私鉄の最寄駅まで徒歩5分ですが)電車に乗って買い物に出かける必要もないです。
UR賃貸の事務所がある
何か困った時、相談したい時、民間のアパートだと電話が繋がらなかったり、電話で説明するのが面倒だったりしますが、UR賃貸では団地内の事務所に行けばいいので便利です。
実際水道のレバーが外れる不具合があり、スマホで撮った写真を見せて事情を説明したことがあったのですが、すぐに業者を手配してくれて、無料で直してもらえました。
団地内に公園がある
団地内に公園がたくさんあるので癒されます。
ピクニックもできます。
テニスコートやグラウンドもあります。
まとめ
UR賃貸は、団地、部屋、グレード等条件によって中身が全く異なります。
実際に内見してみないと分かりません。
とりあえず、一緒くたに「UR賃貸はああだこうだ」と言ってる情報は鵜呑みにしない方がいいです。
その他
その他入居手続きや初期費用、住んで分かったこと等、UR賃貸住宅関連の様々な情報を以下記事にまとめています。