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ウブド( Ubdo )周辺の観光地
ウブド( Ubdo )周辺の観光地として、トゥガナン村( Tenganan )、ゴア・ガジャ(Goa Gajah )、ティルタ・ウンプル寺院( Pura Tirta Empul )、ブサキ寺院( Pura Agung Besakih )、キンタマーニ高原( Kintamani Highland )、バリ・プルナ農場(Bali Pulina )があります。
山の中なので交通が不便なことから、車をチャーターするかツアーを利用したほうがいいですね。
一人料金はちょっと割高になってしまうのですが、こちらもVELTRAで予約して行きました。
内容:
- トゥガナン村
- ブサキ寺院
- キンタマーニ高原
- ティルタ・エンプル寺院
- ゴアガジャ遺跡
- ウブド
- ウブド バリ舞踊観賞 Legong Dance
料金: 14,978円
ホテル送迎: 無料。(クタ地区のホテル宿泊)
(2016年11月13日)
ホテルに朝7時半に迎えに来てもらい、ホテルに戻って来たのは夜10時。なんと、14時間半。
レンボンガン島のように、他のグループと一緒に観光するのだと思っていたら、僕一人と運転手兼ガイドの二人っきり。幸い僕の運転手はサービス精神があって良かったのですが、これがハズレだとキツイですね。14時間以上も一緒に行動するので。
あと、ご覧の通り、今回噴火の恐れのあるアグン山ですが、ブサキ寺院のすぐそばです。なので、VELTRAのツアーではその寺院の代わりに、ウルンダヌ バトゥール寺院( Pura Ulun Danu Batur )に変更になっています。(2017年10月1日)
トゥガナン村( Tenganan )
バリ・アガが多く住んでいることで有名な村、トゥガナン村( Tenganan )。
ここで、「バリ・アガとは?」ですが、ガイドブックにはたいてい「バリの先住民族」と書かれています。ですが、それは正しい表現ではなく、「古来からの文化、宗教を守り続ける人々」のようです。
うんちくは長くなるので簡単に説明。
バリ島はもともとジャワ島と陸続きだったようです。16世紀、そのジャワ島で大きな国の争いが起き、ジャワ島の人々がバリ島に逃げてきました。その際、人々と一緒にそこで広まっていた宗教ジャワ・ヒンドゥー教もバリ島に広がっていきました。
それを受け入れたくない住民、古来からバリに伝わる宗教、文化を守り続けている人々のことをバリ・アガといい、バリ・アガの住む有名な村の一つがここ、トゥガナン村( Tenganan )ということです。
古来からの文化がずっと残されてきているので、ジャワ島の文化、宗教を受け入れてきた今のバリ島とは違う、独特の生活、風習をここで見学できます。
ただ、そういった独特の文化によって今では観光地しているので、こういったオブジェや看板があったり、
駐車場前で伝統工芸を作っては観光客に売るという風景が、ちょっと不自然に感じました。
バレ・アグンという建物です。
結婚した男女が儀式をする場所だそうで、重要な文献や祭儀用の品々なども収められています。
食糧となるのでしょうか。鶏がかごに入れられているのをいくつも見かけました。
ある民家に入ると、こういった伝統工芸が売られていました。
グリンシン( GRINGSING )という、この村古来の技法を用いて織られた布です。布には邪悪なものから身を守る聖なる力が宿るとされています。
このグリンシンは、ダブルイカット技法という手法で織られています。
その技法は、あらかじめ縦の糸と横の糸との両方を染めてから織り上げるやり方でして、織りあがって完成して初めて模様が現 れるという、異常に労力と時間を必要とする織り方です。
ダブルイカット技法の織物は、世界的にも日本、インド、そしてここトゥガナン村の3ヶ所しかないのだそうです。
ちなみに、日本のダブルイカット技法の織物とは、結城紬、備前絣、芭蕉布、大島紬。インドはパトラです。
綺麗な女性が伝統工芸を作っている様子を観光用に披露していました。
一眼レフカメラを構えた人に囲まれた中でこういった細かい作業をするのは、ちょっと気の毒に感じるのですが。
その他伝統工芸にアタという伝統工芸品もあるのですが、写真を撮り忘れました。
そのアタとは、インドネシアにあるシダ科の植物、アタの茎の部分を使って編み上げる伝統工芸のことで、カゴやティッシュケースなどの製品として売られています。
ブサキ寺院( Pura Agung Besakih )
バリ・ヒンドゥー教総本山であるブサキ寺院( Pura Agung Besakih )です。
アグン山から4kmしか離れていないので、もしアグン山が噴火したらどうなってしまうのでしょう?火山灰で埋もれてしまう可能性はないのでしょうか。
ブサキ寺院は、大小30ほどの寺院が集まる複合寺院です。この写真の場所が一番大きな祭壇です。
標高が高いので、ここからバリ島の山の風景を見渡せます。
なお、この寺院、外国人観光客が多いからか、やたらと子供が寄ってきては「絵ハガキ買って」と言ってきます。「もう買ったから」と断ってもしつこくついてきます。なので、それが気になってのんびり観光できませんでした。
もちろん、お土産屋もありました。
キンタマーニ高原( Kintamani Highland )
このキンタマーニ高原の頂上に大きなレストランがあるので、ここで食事しました。
このキンタマーニの語源ですが、サンスクリット語という東南アジアで使われていた古代語であり、キンタとは「思考」、マーニは「珠」という意味です。
「意のままに様々な願いをかなえる宝」という意味を表していて、日本語では「如意宝珠」「如意棒」として知られます。
語源はともかく、ビキニかんしょう(環礁)に匹敵する珍名ですね(笑)。
見晴らしがよくて、天気にも恵まれ、いい写真が撮れました。
バリ・プルナ農場(Bali Pulina )
コピ・ルアク( Kopi Luwak )のコーヒーを作っている農場、バリ・プルナ農場(Bali Pulina )。ここで噂のルアック・コーヒーを試飲してきました。
ここでコピ・ルアクとは、ジャコウネコの糞から採られる未消化のコーヒー豆のことです。「コピ」はインドネシア語のコーヒー、「ルアク」はマレージャコウネコの現地での呼び名です。
コピ・ルアクは独特の香りを持ち、産出量が少ないため、高価で取引されている貴重なコーヒーです。
ついでに、フィリピンにも同様のコーヒーとして「アラミド・コーヒー」と呼ばれるものがあります。それはルアック・コーヒーよりもさらに高値で取り引きされています。
これがそのジャコウネコ。ジャコウネコは昼間は休むそうで、このときも眠ってました。
ようやく目覚めました。無理に起こしたのではないですよ。
試飲の前にどうやってコーヒーが作られるかを説明してくれました。
実際にコーヒー豆を作っている様子です。
これで豆を砕きます。
見学が終わった後はいよいよ試飲。
全部で14種類ありました。これ全部入場料に含まれています。
いろんな紅茶、コーヒーがありましたが、もちろん、コピ・ルアクは含まれていません。別途注文です。
注文すると、サイホンで作ったコピ・ルアクをテーブルに運んできて、綺麗なお姉さんが丁寧に注いでくれました。
確かに、独特の強い香りがしました。いい香りですよ(笑)。味も確かに違いがありました。うまく表現できませんが苦くはなかったです。
これがそのパッケージ。
で、気になる料金は以下。
コピ・ルアク(オス): 80,000ルピア
アセロラ茶 200g: 177,000ルピア
コーヒー豆にはオスとメスがあり、オスの方が高価とのこと。
レートの123で割ると、一杯650円です。この現地ではちょっと高いぐらいで飲めます。
お土産ですが、そのコピ・ルアクよりも紅茶のほうが美味しかったので、アセロラ茶を買って帰りました。
ティルタ・ウンプル寺院( Pura Tirta Empul )
聖水の寺院として知られる、ティルタ・ウンプル寺院( Pura Tirta Empul )。
ティルタ・ウンプルの語源ですが、ティルタは「水」、ウンプルは「聖なる」の意味です。
その名の通り、泉から聖水が豊富に湧き出て、沐浴場としても有名です。
現地の人だけでなく、観光客も沐浴場を体験していました。
ここから聖水が湧き出ています。動画もアップします。
バリ島 ティルタ・ウンプル寺院 聖なる湧き水
Uploaded by Momi Nomad on 2017-10-01.
鯉がたくさんいました。
出入りするはかなり狭かったです。
ゴア・ガジャ(Goa Gajah )
インドネシア語で「象の洞窟」という意味を持つ、 ゴア・ガジャ(Goa Gajah )。
ただ、バリ島には象は生息しておらず、また、なぜこのような場所に遺跡があるのかも解明されておらず、まだ謎の多い遺跡とのこと。
このゴア・ガジャ遺跡にも女神の像が飾られた沐浴場があります。ただ、現在は使われていないようです。
顔が掘られた洞窟の入り口です。洞窟の中に入ると、
小さな像とお供え物がいくつもありました。
お土産屋さんです。陶器から、
皮製品まで種類は豊富でした。ちなみに、この右手に写っているのが僕のガイドです。インドネシア人ですが日本人の観光案内を担当しているので、日本語が上手でした。
バリ島は日本人観光客が多いので、ツアーのガイドも日本語が話せる人がたくさんいます。
その他のバリ島の観光は以下を参照してください。