動画編集者YouTuberがAdobe Premiere Proのチュートリアル動画を無料でアップされています。
[無料で学ぶ Adobe Premiere Pro]と題して、それら良質な解説動画を集めました。
今回は、トランジションの作り方の解説動画です。
目次
Adobe Premiere Pro 標準搭載 トランジション
基礎
Premiere Pro初心者でも超簡単なトランジション!!(beginners tutorial) (TERU FILM)
Adobe Premiere Proに標準搭載されているトランジションの使い方を解説されています。
- シーケンス上に乗せた2つの動画を乗せ、各トランジションを適用し、動きを確認(クリップ間に[エフェクト]-[ビデオトランジション]を適用)
- (トランジションを適用した場合など)動作が重く、カクカクした動きで表示されるのを以下手順で滑らかにする
・トランジションの範囲にイン点、アウト点を打つ
・[シーケンス]-[インからアウトをレンダリング]を実行
Adobe Premiere Pro 2020に標準搭載されているトランジション全てを試してみました。
標準搭載のトランジションは[エフェクト]-[ビデオトランジション]にあります。
クロップトランジション
映画風なクロップトランジションの編集方法【premiere pro】 (TERU FILM)
最初真っ暗から真ん中を中心にフレームが開き、映像が表示されるクロップトランジションについて解説されています。
- クリップに調整レイヤーを適用
- 調整レイヤーに[エフェクト]-[クロップ]を適用
- エフェクトコントロールで以下値にキーフレームを打つ
・0フレーム: クロップの[上]、[下]に50%
・1秒後: クロップの[上]、[下]に10%
トランジション(回転、スライド、ズームイン)
回転トランジション
ぐるぐる!スピントランジション / Premiere Pro CC 2018(Action Planetあくしょんプラネット)
回転するトランジションの作り方を解説されています。
- 調整レイヤー
- 前後6フレーム(合計12フレーム)の幅
- 調整レイヤーを上のトラックにコピー
- (映像を回転させるための下準備として)映像を9分割する
・[エフェクト]-[複製]を下の調整レイヤーに適用
・エフェクトコントロールで[カウント]を3に増やす
・[エフェクト]-[ミラー]を下の調整レイヤーに適用
・エフェクトコントロールで以下値に設定(画面下の3つを作る)
・[反射の中心]のY座標: 719(画像の切れ目が見えないように微調整)
・[反射角度]: 90
・2つ目の[エフェクト]-[ミラー]を下の調整レイヤーに適用
・エフェクトコントロールで以下値に設定(画面上の3つを作る)
・[反射の中心]のY座標: 360(画像の切れ目が見えないように微調整)
・[反射角度]: -90
・3つ目の[エフェクト]-[ミラー]を下の調整レイヤーに適用
・エフェクトコントロールで以下値に設定(画面左の3つを作る)
・[反射の中心]のX座標: 640(画像の切れ目が見えないように微調整)
・[反射角度]: 180
・4つ目の[エフェクト]-[ミラー]を下の調整レイヤーに適用
・エフェクトコントロールで以下値に設定(画面右の3つを作る)
・[反射の中心]のX座標: 1280(画像の切れ目が見えないように微調整)
・[反射角度]: 0 - (映像を回転させるための下準備として)標準の映像サイズを上の調整レイヤーで作成
・[エフェクト]-[変形]を上の調整レイヤーに適用
・エフェクトコントロールで[スケール]を300に増やす - 上の調整レイヤーを回転させる。エフェクトコントロールで[回転]を以下値に設定
・トランジション開始点: 0
・トランジション終了点: 360 - 回転にブラーをかける。エフェクトコントロールで以下値に設定
・[コンポジションのシャッター角度]: チェックを外す
・[シャッター角度]: 360 - (いつものように)回転のアニメーションに強弱をつける
・開始点: イーズアウト
・終了点: イーズイン - 回転の始まりを少し逆回転させてみる
・開始点のアニメーションハンドルを少し下に下げる - 2つのつなぎ目が自然になるように、2つのクリップ間にクロスディゾルブを適用
- 作成した回転トランジションをプリセットに保存
・下の調整レイヤーの全てのエフェクト([複製]、[ミラー])を選択し、右クリックで[プリセットに保存] ・[プリセットに保存]で”インポイント基準”で保存
・下の調整レイヤーの全てのエフェクト([変形])を選択し、右クリックで[プリセットに保存] ・[プリセットに保存]で”インポイント基準”で保存 - プリセット保存したエフェクトが[エフェクト]-[プリセット]にあることを確認
- 次に回転トランジションを使う際、タイムラインに調整レイヤーを乗せて[エフェクト]-[プリセット]内のプリセットを適用すればOK
- Premiere Pro 2020では、[変形]は[トランスフォーム]に改名されてます。
ズームイン・アウト
【Premire Pro】ズームイン・アウト トランジション Tutorial(GIV-ギブ)
ズームイントランジションの作り方を解説されています。
解説の前半は映像を9分割する方法で、先ほどの「回転するトランジション」と同じ方法です。
それをプリセットで保存しておけば調整レイヤーに適用するだけで済みます。
- (映像を回転させるための下準備として)「回転」の方法と同様に映像を9分割した調整レイヤーを作成
- その調整レイヤーを次のフリップの開始点に合わせる
- (映像を回転させるための下準備として)標準の映像サイズを上の調整レイヤーで作成
・[エフェクト]-[変形]を上の調整レイヤーに適用 - 上の調整レイヤーをズームさせる。エフェクトコントロールで[スケール]を以下値に設定
・トランジション開始点: 100
・トランジション終了点: 300 - ズームのアニメーションに強弱をつける
・開始点: イーズアウト
・終了点: イーズイン - ズームにブラーをかける。エフェクトコントロールで以下値に設定
・[コンポジションのシャッター角度]: チェックを外す
・[シャッター角度]: 300
スライドトランジション
【Premiere Pro】スライドトランジションの作り方とエフェクト保存方法(GIV-ギブ)
スライドトランジションの作り方を解説されています。
解説の前半は映像を9分割する方法で、先ほどの「回転するトランジション」と同じ方法です。
それをプリセットで保存しておけば調整レイヤーに適用するだけで済みます。
- (映像を回転させるための下準備として)「回転」の方法と同様に映像を9分割した調整レイヤーを作成
- (映像を回転させるための下準備として)標準の映像サイズを上の調整レイヤーで作成
・[エフェクト]-[変形]を上の調整レイヤーに適用 - 上の調整レイヤーをズームさせる。エフェクトコントロールで[位置]を以下値に設定
・トランジション開始点: 960
・トランジション中央一つ手前: 1920
・トランジション中央一つ後: 0
・トランジション終了点: 960 - ズームのアニメーションに強弱をつける
・開始点: イーズアウト
・終了点: イーズイン - ズームにブラーをかける。エフェクトコントロールで以下値に設定
・[コンポジションのシャッター角度]: チェックを外す
・[シャッター角度]: 300
これら回転、スライド、ズームインのトランジションを試してみました。こちらです。
トランジション(レンズフレア、ライトリーク)
レンズフレアトランジション
(動画非公開)
レンズフレアを使ったテロップ&トランジション/ Premiere Pro CC2019 使い方講座(Action Planetあくしょんプラネット)
レンズフレアを使ったテロップアニメーションとレンズフレアトランジションの作り方を解説されています。
(レンズフレアを使ったテロップアニメーション)
- レガシータイトルでテロップ作成
- テロップのアンカーポイントをテロップの中心に移動させる
([アンカーポイント]をクリックしてアンカーポイントを表示させ、マウスでテロップ中心に移動) - テロップをズームイン・アウトのアニメーションをさせる
- テロップの中心をピカッと光らすレンズフレアアニメーションを以下手順で作る
- 調整レイヤーをテロップの上に配置
- 調整レイヤーを、テロップの開始位置をまたぐように配置
- 調整レイヤーにレンズフレアを適用([エフェクト]-[レンズフレア])
- レンズフレアの位置をテロップの中心に移動(レンズフレアをクリップし、マウスで移動)
- レンズフレアの[明るさ]を以下値でアニメーション
開始点; 0
真ん中のフレーム: 最大
終了点: 0
- テロップの左端から右端に光らすレンズフレアアニメーションを以下手順で作る
- テロップのクリップを光らす区間だけカットし、レンズフレアを適用
- [光源の位置]をアニメーションさせる
(レンズフレアトランジション)
- 調整レイヤーをクリップの上に配置
- (トランジションさせるため)調整レイヤーを、2つのテロップをまたぐように配置
- 調整レイヤーにレンズフレアを適用([エフェクト]-[レンズフレア])
- レンズフレアの位置を画面右上に移動
- (レンズフレアをシーケンス全体に適用するため)レンズフレアのクリップを切り取り、シーケンス全体に引き延ばす
- レンズフレアの[明るさ]を以下値でアニメーション
開始点; 適当な明るさ
2つのフリップの間: 300(画面が真っ白になる最大値)
終了点: 適当な明るさ - (画面が切り替わる)2つのフリップの間で完全に白くなるように[光源の位置]をアニメーション
このレンズフレアを使ったテロップアニメーションとレンズフレアトランジションを試してみました。こちらです。
ライトリークトランジション
Light Leak Transition/premiere pro (TERU FILM)
ライトリークを使ったトランジションを解説されています。
- ライトリークエフェクト素材(以下素材と省略)を準備
- 2つの動画クリップをまたぐように素材を(上のトラックに)配置
- 素材の不要箇所(黒い部分)を削除
- 素材の黒い部分を透かす。素材の[不透明度]を”スクリーン“に設定
- ライトリーク(白い部分)が最大になる位置でトランジションするように素材クリップの位置を調整
- ライトリークに色をつけたい場合、エフェクトを適用する([エフェクト]-[カラーバランス(RGB)])
このライトリークトランジションを試してみました。こちらです。
無料のトランジションプリセット
動画編集者の中には色々なトランジションを1つのプリセットにして無料で配布されてくれている方もいますので、以下に紹介します。
25種類のトランジションパック
【無料】25種類のトランジションパック❶ | For PremierePro無料プリセット『サムコルダースタイル』(KYOHEI)
ブラーありのスライド、フラッシュ、グリッチ、回転等のトランジションが入ったプリセットの紹介動画です。
その無料プリセットのトランジションを全て使って試してみました。こちらです。
60+ FREE Smooth Transitions Pack
60 FREE Smooth Transitions Preset Pack for Adobe Premiere Pro(Wahla GFX)
トランジションが入ったプリセットの紹介動画です。
その無料プリセットのトランジションを全て使って試してみました。こちらです。
一部無料のトランジションプリセット
Premiere Composer starter pack

Premiere Composerの無料で使えるパッケージ、 starter packにトランジションも含まれています。
Motion Array

Motion Arrayにはプリセット、モーショングラフィックステンプレートが入ってますが、そのうちいくつかは無料で使えます。
特に、トランジションはMotion Arrayのプリセットを使った方がいいです。この記事のように自作する必要はないです。
その他のトランジション(マスク、スケッチ、LUMA FADEなど)はこちらを参照してください。