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【Adobe Premiere Pro】Premiere Composer starter packを使ってみた

Premiere Composer

Adobe Premiere Proに標準搭載されているトランジション、アニメーションのプリセットはあまり見栄えが良くないのでほとんど使えません。

足りない分はAfter Effectsで自分で作るか、モーショングラフィックステンプレートやプリセットをどこかからダウンロードしてくる必要があります。

そのパッケージの一つに、Premiere Composerがあります。

今回、無料版のPremiere Composer starter packを使ってみたので、その感想です。

なお、Adobe Premiere Proの使い方については以下記事を参考にしてください。

動画編集 始め方

動画編集 始め方 無料で学ぶ Adobe Premiere Pro

2020年6月23日




無料のプラグイン Premiere Composer starter pack

Premiere ComposerはAdobe Premiere Proのプラグインで、以下のモーショングラフィックステンプレートとサウンドがパッケージになったものです。

  • テキストボックスのアニメーション
  • テキストアニメーション
  • トランジション
  • シェイプアニメーション
  • SNS
  • サウンド

無料で使えます。

こちらからダウンロードできます。

有料版にするとさらに機能を追加できます。

今回この無料版のStarter Packを使ってみました。

無料版 Starter Pack

Premiere Composerを使用するには、インストール後、「ウィンドウ」-「エクステンション」-「Premiere Composer」を選択します。

Premiere Composerパネルはフローティングで表示されます。

エッセンシャルグラフィックスパネルの横などにドッキングしておくと使いやすいです。

Starter Packは次の4つで構成されています。

  • Text Boxes
  • Text Presets
  • Transitions
  • Social Media
  • Shape Elements
  • Sounds

各項目を一つ一つ見ていきます。

Text Boxes

10種類のテキストボックスのアニメーションが入ってます。

アニメーションの動作はパネルで選択する際に確認できるので便利です。

デフォルトの文字列を変えて全種類シーケンスに乗せてみたのがこちらです。

PremiereComposer_Text Boxes

A

テキストボックスアニメーションを自分で作るとなるとかなり大変ですが、このPremiere Composerを使うとシーケンスに乗せるだけで使えます。しかも無料です。

モーショングラフィックスのカスタマイズ可能な項目は次のようになってます。

文字列の色、テキストの位置や大きさ、ボックスの色や大きさ等ある程度自由に設定できるようにパラメーターが用意されてます。

ただ、以下は項目がないので出来ません。

  • 縁取りの文字列
  • アニメーションの速度調整やキーフレームの位置調整

Text Presets

15種類のテキストアニメーションが入ってます。

そのうちいくつかはBottom、Left、Top、Rightの4種類が入っています。

アニメーションの動作はパネルで選択する際に確認できるので便利です。

デフォルトの文字列を変えて全種類シーケンスに乗せてみたのがこちらです。

PremiereComposer_Text Presets

A

テキストアニメーションもシーケンスに乗せるだけで使えます。しかも無料です。

モーショングラフィックスのカスタマイズ可能な項目は次のようになってます。

やはりアニメーションの速度調整や縁取りの文字列はできないですね。

なので、YouTuberのアットホームチャンネルで使われてるようなテロップでは使えないようです。

動画編集 アットホームチャンネル

【動画編集】アットホームチャンネル をマネてみた

2021年1月3日

並べて表示するとこんな感じになります。

Premiere Composer テキストアニメーション比較

A

Transitions

9種類のトランジションが入ってます。

そのうちいくつかは方向ごとに数種類入っています。

アニメーションの動作はパネルで選択する際に確認できるので便利です。

デフォルトの文字列を変えて全種類シーケンスに乗せてみたのがこちらです。

PremiereComposer_Transitions

A

トランジションもシーケンスに乗せるだけで使えます。しかも無料です。

トランジションはクリップ間の区切り目が最初からあるので、その区切りに合わせて配置するだけなので、かなり便利です。

この時、親切に効果音まで音声トラックに挿入してくれます。

ちなみに、トランジションの作り方やプリセットは以下記事を参考にしてください。

Adobe Premiere Pro トランジション

【Adobe Premiere Pro】トランジション(標準、回転、スライド、ズームイン、レンズフレアなど)

2020年7月3日

Social Media

Premiere Composer starter pack (SNS)

YouTube、Twitterなど大きく分けて6種類のSNSのトランジションが入ってます。

アニメーションの動作はパネルで選択する際に確認できるので便利です。

全種類シーケンスに乗せてみたのがこちらです。

【Adobe Premiere Pro】Premiere Composer starter pack (Social Media)

後ほど記述。

モーショングラフィックステンプレートになってるので、使い方はシーケンスに乗せるだけです。

デザイン性がイマイチですが、とりあえずSNSアイコンが欲しい時に自分で作らなくて良いので便利です。

Shape Elements

Premiere Composer starter pack (Shape Elements)

矢印、長方形アニメーションなど大きく分けて13種類のシェイプアニメーションが入ってます。

アニメーションの動作はパネルで選択する際に確認できるので便利です。

全種類シーケンスに乗せてみたのがこちらです。

【Adobe Premiere Pro】Premiere Composer starter pack (Shape Elements)

後ほど記述。

モーショングラフィックステンプレートになってるので、使い方はシーケンスに乗せるだけです。

簡単な図形がちょっと欲しい時に便利です。

Sounds

32種類の効果音が入ってます。

ただ、効果音は他のサイトのものを使った方がよさげです。

無料素材

保護中: 無料素材サイト(フォント、画像、動画、BGM、効果音、エフェクト)をまとめてみた【2020年】

2020年6月29日

まとめ

Adobe Premiere Proに標準搭載されているトランジション、アニメーションのプリセットはあまり見栄えが良くないのでほとんど使えません。

一方で、Premiere Composerは見栄えもはるかに良くなり、しかも、無料で使えるので迷わず入れておくべきでしょう。