エンタメ系YouTubeでDaVinci Resolveをおすすめしない理由

YouTube DaVinci Resolve
動画編集

「無料で使える動画編集ソフトにDaVinci Resolveというのがあるみたい」

「無料で高度な動画編集ができるらしい」

DaVinci Resolveを使ってるYouTuberが少ない。なぜ?」

無料で高機能な動画編集ソフトとして有名なツール、DaVinci Resolve。

でも、人気YouTuberでDavinci Resolveを使っている人はいません。Adobe Premiere ProまたはFinal Cut Proを使ってます。

なぜでしょう?

気になりますよね?

2019年11月から約2ヵ月、Davinci Resolveを使ってYouTube動画を編集しました。

実際Davinci Resolveを使うことで分かった問題点について、僕のYouTubeチャンネル、Momi Meets Girlsの動画を使って説明します。

参考にしてください。




DaVinci Resolve とは?

Davinci Resolve

Blackmagic Design社が開発するプロ向けの動画編集ソフトです。
元々は映像の色調整に特化したソフトとしてリリースされて、そこからカット編集、テロップ付け等の動画編集機能が備わった動画編集ソフトです。

公式サイトはこちらです。

Davinci Resolve 公式サイト

現在のバージョンは、DaVinci Resolve 16です。

公式サイトに記載されているように、プロが使う高機能動画編集ツールで、しかも、ほとんどの機能が無料で使えます!

さらに機能を追加した有償版、DaVinci Resolve Studio 16というものもありますが、本格的な映画制作等で使わない限り必要ないです。しかも、有償版でも33,980円 (税抜価格)と破格です。(2020年3月時点)

解説ドキュメントやチュートリアルは上記サイトの「トレーニング」に多数用意されています。

また、Blackmagic DesignのYouTubeチャンネルでも使い方の解説動画がたくさんアップされていますので、サポート体制も充実しています。

YouTuber が使用する動画編集ソフト

上述の通り、DaVinci Resolveは無料で使えます。

無料で高機能な動画編集ができます。

なのに、なぜか人気YouTuberはDaVinci Resolveを使用していません

Adobe Premiere Pro Final Cut Proで動画編集しています。

人気YouTuberだけでなく、(経済的余裕のない)一般のYouTuberもDavinci Resolveは使っていません。

Adobe Premiere ElementsやFilmora9等の低価格の動画編集ソフトを使っています。

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「DaVinci Resolveが世間にあまり知られていないから?」

「DaVinci Resolveが使いにくい?」

以下にそういった疑問点を解消すべく、DaVinci Resolveを使ってみた感想と問題点をレポートしていきます。

DaVinci Resolve 使ってみた感想と問題点

2019年12月から約2ヵ月間、Davinci Resolveを使って動画編集し、僕のYouTubeチャンネル、Momi Meets Girlsにアップしてきました。

また、ブログ用の動画チャンネル、もみノマドBlogにも大量にアップしています。

こちらはDavinci Resolveの勉強のため、特に、カット編集に慣れるために作ったものです。

今回、それらの中から以下動画を使って「Davinci Resolveを使ってみた感想と問題点」についてレポートしていきます。

ワークスペース、カット編集

スクリーンショット_2020-03-04_10_37_59

DaVinci Resolveのワークスペースはこのようになっています。

構成はAdobe Premiere Proとだいたい似ているので、Adobe Premiere Proユーザーならタイムラインにメディアを乗せる作業までは直感的に操作できます。

カット編集も特に不満はありません。マウスに触れることなくショートカットキーのみで高速ジャンプカット編集できます。

Davinci Resolveのショートカットキー 解説動画

クロマキー合成が使いづらい

KTV-Enishi_opening

この動画ではオープニングのタイトルのアニメーションにクロマキー合成を使っています。

というのも、Momi Meets GirlsではこれまでFilmora9を使って作っていて、このタイトルアニメーションもFilmora9に入ってたものを使っています。

なので、このタイトルアニメーションのみをグリーンバックにしてFilmora9から出力し、それをDaVinci Resolveに取り込んで合成しています。

スクリーンショット 2020-03-04 10.58.49

これがその動画です。

DaVinci Resolveでのクロマキー合成するにはFusionというパネルで作業します。

スクリーンショット_2020-03-04_10_54_33

このDaVinci Resolveでのクロマキー合成の作業が使いづらいです。

簡単には以下手順です。

  1. スポイドでカラーを選択
  2. 反転、アルファチャンネル、ブラシを使ってグリーンバックを選択
  3. 画像の出力ノードを出力の入力ノードに繋げる
  4. ノードをアルファチャンネルに設定

DaVinci Resolveを使ったことのない人にはなんのことだかさっぱりでしょうが、要は、手順が多く、直感的ではないです。

特に、ノードの設定とこのチャンネルを反転させたりする操作が複雑で、わけが分からなくなります。

一方で、Filmora9ですと、クロマキーの色を選択し、パラメーターの値を変更するだけでクロマキー合成できます。

Adobe Premiere Proでは、エフェクトのUltraキーを適用し、やはりクロマキーの色を選択し、パラメーターの値を変更するだけでできます。Ultraキーさえ分かれば直感的に操作できます。

テロップ入力が使いにくい

スクリーンショット_2020-03-04_11_11_29

Davinci Resolveでのテキストの種類は以下二つの方法があります。

  1. Textを使う
    基本的なテキスト入力。
    操作性は良いが機能がかなり限定的。
  2. Text+を使う
    高度なテキスト入力が可能。
    ただし、実使用に耐えられないほどに操作性が悪い。

具体的に見ていきましょう。

テロップ入力(Textを使用)

スクリーンショット_2020-03-04_11_11_39

Textの基本的なテロップ入力については、他の動画編集ソフトと同じなので説明は省略します。

Textは操作性は良いですが、以下の機能制限があります。

  • ストロークは1つのみ
  • 光沢、グラデーションはできない
  • (基本的に)文字列ごとにフォントスタイルを変更できない

上のスクリーンショットでは文字列ごとにスタイル変更できてますが、たまたまできていると考えたほうがよいです。

実際は不具合が多く、きちんと機能しません。

今この画面でも、「ベトナム」の文字列を選択してそこだけスタイルを変更しようとしてますが、ストロークが変更できない状態です。

これは不具合というより、DaVinci Resolveの使い方が間違っているためで、文字列ごとにスタイルを変更する場合は次のText+を使うのが正しい使い方です。

テロップ入力(Text+を使用)

スクリーンショット_2020-03-04_11_21_08

Text+の操作方法はTextと全く違います

Text+でストローク、影等のアピアランスを設定する場合、インスペクタというパネルでレイヤーを追加して行います

ここでまずこういった問題があります。

  • 「Shading Elements」の「Select Element」から番号を選択し、ストローク、影、背景等を設定するが、番号しか書かれていないのでどれがストロークか分からない。
  • 各設定を一つのパネルで操作出来ない

多くのユーザーはこの時点で操作性の悪さを理解できるでしょう。

さらに、文字列ごとにスタイルを変更するには以下手順で行います。

  1. Text+で入力したテロップを選択し、Fusion画面に移動
  2. 「インスペクタ」パネルの「Styled Text」を右クリックしてプルダウンメニューを開き、「Character Level Styling」を選択
  3. プレビューパネル上で変更したい文字列をマウスでドラッグして選択
  4. 「Modifiers」をクリックし、編集画面に移動
  5. (ようやく)文字列のスタイルを変更

たぶんDavinci Resolveをちょっと触った人でもすぐには操作できないと思います。

付け加えると、一度スタイル設定した一部の文字列は文字数を変更できません

例えば、「今日は3月5日です」の文章の「3月5日」だけスタイルを変更したとします。

これを「12月5日」に変更できません。

文字数を変更するには、Fusion画面に移動して3から操作しなければいけません。

今後多少の不具合は修正されようと、Text+の独特の効率の悪い操作方法は変わらないでしょうから、Davinci Resolveのテロップ入力はおまけ機能と考えた方がよさそうです。

テキストスクロールが機能限定的

KTV-Enishi_スクロール

オープニング直後にテキストスクロールを使っています。

スクリーンショット_2020-03-04_11_33_07

「タイトル」のスクロールを使っています。

このスクロールですが、以下問題があります。

  • 全体の範囲が画面いっぱいに広がる。幅を調整できない。
  • 文字のスタイルにストロークをつけられない。塗り、ドロップシャドウ、背景のみ。
  • 一部の文字列のスタイルを変更できない

結果、DaVinci Resolveでもテキストスクロールは一応作れたものの、これまでFilmora9で作ってたものに比べて質の低いものになってしまいました。

ちなみに、Filmora9で作ってたものはこういったものです。

スクリーンショット_2020-03-05_12_10_55

テキストスクロールの幅は見やすいように画面のやや小さめに設定しています。

テキストのスタイルはストロークで、強調したい名前にはスタイルを別に設定しています。

明らかにこちらの方が良いのですが、DaVinci Resolveではこんな感じのテキストスクロールが作れません

DaVinci Resolve に適した動画編集とは?

ここまでDaVinci Resolveがいかに使いにくいかの、ネガティヴな面を紹介してきました。

ですが、これはDaVinci Resolveが悪いというよりかは、動画編集の仕様用途が適したものではなかったからが原因です。

冒頭でも紹介したように、元々はDaVinci Resolveは映像の色調整に特化したソフトです。

これをカラーグレーディングといいますが、以下にその機能について簡単に説明します。

DaVinci Resolveのカラーグレーディング作業画面はこのようになっています。

ちなみに、今回この動画を選んだのはこのカラーグレーディングの影響が分かりやすいからです。

見ての通り、こちらの動画は全体がマゼンタがかっています。

赤、緑、青の色の3要素はスコープパネルで確認でき、緑の要素が少ないため、スコープ画面でも値が低くなっています。

バランスよく配色するには、スコープ画面全体にまんべんなく色要素を広げればいいです。

そのように調整したのがこちらです。

先ほどに比べて白色、緑色がはっきり見えていて、マゼンタがかっていた映像から自然な色合いに変更できています。

スコープパネルの緑の要素がかなり持ち上がっています。

リフト、ガンマ、ゲインはそれぞれ画像の暗い、真ん中、明るい部分になるのですが、それぞれの色合いや明るさを調整することでバランスの良い色合いに調整しています。

DaVinci Resolveではこのカラーグレーディングだけでなく、LUTの適用にも優れています。

こんな感じで元の画像にLUTを簡単に適用できます。

このLUTのパーツをノードといいますが、ノードを数珠繋ぎで複数のLUTを組み合わせることが簡単にできます。

まとめ

DaVinci Resolveは元々はカラーグレーディングに特化した動画編集ソフトでした。

ですので、映画やVlog等の分野に適しています。

一方で、テロップ入力の操作性はお世辞にも良いとは言えません。というか、酷いです。

なので、テロップの多いYouTube動画には向いていません。特に、エンタメ系YouTubeと最も相性が悪いソフトです。

この特徴を理解した上でDaVinci Resolveと他の動画編集ソフトとを使い分けるといいです。

なお、YouTuberをマネてみた動画編集一覧マネる手順と解説を以下記事にまとめています。そちらも参考にしてください。

動画編集 YouTuber

【動画編集】YouTuberをマネてみた一覧とマネる手順を一から解説

2020年3月27日

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