Adobe Premiere Proに標準搭載されているトランジション、アニメーションのプリセットやモーショングラフィックステンプレートはあまり見栄えが良くないのでほとんど使えません。
足りない分はAfter Effectsで自分で作るか、モーショングラフィックステンプレートやプリセットをどこかからダウンロードしてくる必要があります。
そのパッケージの一つに、Motion Arrayがあります。
今回、Motion Arrayの中で無料で使えるものの中から良さげなものを試してみましたので、いくつか紹介します。
なお、Adobe Premiere Proの使い方については、以下記事にまとめているので参考にしてください。
目次
Motion Array

Motion Arrayは、Adobe Premiere ProやAfter Effects等の動画編集ツールのプリセット、モーショングラフィックステンプレート等の素材を販売しているサイトです。
月額$29.9で素材を使い放題です。
一部無料で使えるものもあります。

メニューの「Type」からFreeを選択すると無料の素材のみ表示できます。
なお、素材の種類はサイドバーで選択できます。
今回、Adobe Premiere Proの素材の中でFreeで検索したプリセット、モーショングラフィックステンプレートをいくつか使ってみました。
Adobe Premiere Pro プリセット
Film Roll Presets
セピア色のフィルムが上下にスライドするトランジションです。
使い方は、2つのクリップ間のトランジションする間に適用します。

この間をネスト化たシーケンスにプリセットを適用するといいです。

エフェクトコントロールでプリセットの中をのぞいてみます。

オフセット、ブラー、円、円、ノイズと5つのエフェクトで作られています。
5 Swish Transitions
横方向にヒュッとスライドして切り替えるトランジションです。
Free Adobe Premiere Transitions(Strobe Transitions_)
Free Adobe Premiere Transitions
ストロボのように映像がチカチカと点滅して切り替わるトランジションです。
プリセットではなくAdobe Premiere Proプロジェクトでの配布なので、それを見れば使い方は分かります。

2つのクリップ間に調整レイヤーを挿入し、調整レイヤーにエフェクトがかかっています。

最初のエフェクトは不透明度にキーフレームが打たれています。
他のクリップにもこのエフェクトを使えるように、この調整レイヤーのエフェクトを自分でプリセット化しました。

一つ一つのエフェクトをエフェクトコントロールで確認し、キーフレーム間を数え、それをプリセット名に含めています。
あと、全てインポイント基準で作っています。
Glitch Presets
グリッチです。
Handheld Camera Presets
手ブレを発生させるプリセットです。
手ブレ補正ではなく、わざと映像に手ブレ効果を与えるものです。
手ブレの大きさの違いによって5種類入ってます。
どれも共通してキーフレームの[位置]、[回転]を1フレーム毎に振動させることで手ブレを再現しています。

中には[アンカーポイント]、[ブラー(方向)]もアニメーションさせているものもあります。
この中でHD03が一番自然な手ブレに見えます。
Edgy Reveals
境界線をスケッチした映像から徐々に通常の映像に切り替わるトランジションです。
色や質感のパターン5種類入ってます。
モーショングラフィックステンプレート

モーショングラフィックステンプレートも無料で使えるものがいくつかあるのですが、数は少なく、良さげなものもあまりない感じです。
10 Free Lower Thirds
ローワーサードです。
全体が大きく、画面をはみ出てしまうのでスケールを調整した方がいいです。
まとめ
Motion Arrayのプリセットは無料でもいいのがある印象です。
特に、トランジションはAdobe Premiere Proの標準にはないいい感じのものが多いので、とりあえず入れておくといいです。
トランジションは以下記事も参考に。