「人気YouTuberが使ってるカッコいいテロップを作りたい」 「YouTube画面のスクリーンショットを撮ったらお手本を作れる?」 「選択範囲をYouTube画面サイズに毎回調整するのが面倒!」 |
人気YouTuberのテロップをマネするには、そのマネしたいYouTube画面のスクリーンショットを撮って見本にするといいですね。
でも、YouTubeの画面サイズに合わせてスクリーンショットを出力してくれるツールが(たぶん)ありません。
切り取る範囲を選択すれば可能ですが、毎回指定するのはかなり面倒です。
この記事では、人気YouTuberのテロップをマネるために、効率的にYouTube画面サイズで大量にスクリーンショットを作成し、(テロップの見本として)動画編集ソフトに取り込む方法を解説します。
参考にしてください。
目次
動画編集 YouTube画面サイズに切り取る必要性
これはAdobe Premire Proで人気YouTuberのテロップをマネてる時の作業画面です。
YouTubeのスクリーンショットを取り込み、見比べながらテロップをマネています。
動画編集ソフトでYouTube用の動画を作る場合、スクリーンサイズは基本的にHDサイズ、1920 x 1080のサイズです。
なので、YouTubeのスクリーンショットも1920 x 1080のサイズで取り込まないといけません。
一方で、YouTubeをフルスクリーン画面でスクリーンショットを撮った元画像のサイズは2880 x 1800になっています。
これをこのままAdobe Premiere Proに取り込むとこのようになります。
スクリーンショットの画像はシーケンスのサイズより大きいので、一部が拡大されて全体が見えない状態になります。
この画像を縮小することももちろんできますが、毎回その操作をするのはかなり面倒です。
さらに、そもそもYouTube画面外のフレームまで画像に含まれているので、切り取り作業も発生します。
なので、Adobe Premiere Proに取り込む前にスクリーンショットの画像サイズをシーケンスのスクリーンサイズ、1920 x 1080に切り取っておく必要があります。
ここではボタン一つで自動で大量に変換する方法を説明します。
YouTube画面サイズに切り取る作業手順
(変更前) 画像サイズ:2880 x 1800 |
→ |
(変更後) 画像サイズ:1920 x 1080 |
YouTubeのスクリーンショットを撮り、1920 x 1080のサイズに変更するための手順です。
- フルスクリーンでキャプチャー。
YouTube画面外の余計な部分が含まれている状態 - その余計な部分を画像編集ソフトで削除
- 画像サイズを1920 x 1080に縮小
- 変更後の画像ファイルを別名で保存
これらを手作業でスクリーンショットの数だけ行うのは大変です。
なので、これら作業をバッチ処理にしてしまい、全てのスクリーンショットをボタン一つで変換させることにします。
ボタン一つでYouTube画面サイズに切り取る
先ほどの手作業の工程をボタン一つで行う方法として、ここではPhotoshopのバッチ処理を紹介します。
アクション
Photoshopには作業した内容を記録して自動化させる機能があります。
これをアクションといいます。
先ほどの手作業の手順をこのアクション機能で記憶させるとこうなります。
アクションの使い方についてはヘルプを参照するなり、ググるなりしてみてください。
このアクションの再生ボタンを押すだけで先ほど書いた手順の作業を全て自動で行なってくれます。
バッチ処理
ただ、スクリーンショットの枚数分Photoshopで開くのが面倒です。
なので、全てのファイルでの以下作業全てもボタン一つで実行するようにします。
- ファイルを開く
- アクションを実行する
- ファイルを別名で保存する
それを行うのにバッチ処理を使います。
メニューからバッチ処理を選択すると、
このようなバッチ処理設定画面が起動します。
ここで以下項目を設定します。
- 実行
実行したいアクション名 - ソースフォルダー
アクションを実行したいファイルが入っているフォルダー - 実行後 フォルダ
アクション実行後に別名で保存するフォルダー - 別名で保存時のファイルの名前
接頭辞(img_等)とインデックス番号の桁数
これでバッチ処理ができました。
今後は画像サイズ変更したいスクリーンショットをフォルダーに突っ込み、このバッチ処理設定画面を開き、「OK」ボタンを押すだけです。
Macでスクリーンショットを撮る方法
ここでMacの標準機能でスクリーンショットを撮る方法についても触れておきます。
Macでは標準でスクリーンショット撮影のショートカットキーが次のように割り当てられています。
- Command + Shift + 3
画面全体をキャプチャー - Command + Shift + 4
選択範囲をキャプチャー - Command + Shift + 5
キャプチャーの設定画面を開く
フルスクリーンをキャプチャー
Command + Shift + 3で画面全体をキャプチャーします。
キャプチャーの設定
Command + Shift + 5でキャプチャーの設定画面を開きます。
次に、「オプション」を選択すると次の設定メニューが開きます。
一番上にあるのがスクリーンショットの保存先です。
スクリーンショットを撮る前にどこに保存するかを設定しておくといいです。
なお、他の設定はメニュー名の通りです。
選択範囲をキャプチャー
Command + Shift + 4を押すとカーソルが変わります。
ここでマウスをドラッグしてキャプチャーしたい範囲を指定します。
マウスから手を離すとキャプチャーされます。
その際、Shiftキーを押しながらマウスをドラッグすると縦か横を固定して範囲指定できます。
また、optionキーを押しながらだと基点を中心に範囲指定できます。
また、先ほどのカーソルが変わったところで、スペースキーを押すと特定のウィンドウ画面のみをキャプチャーします。
実際操作して試してみてください。
動画編集 人気YouTuberをマネてみた
これで人気YouTuberをマネる前準備が整いました。
マネしたい人気YouTuberの動画を再生させながらスクリーンショットを撮っていけばよいです。
そして全てのスクリーンショットをPhotoshop でボタン一つで1920 x 1080のサイズに変換し、Adobe Premiere Pro に取り込むだけで作業準備は完了です。テロップ作成に集中できますね。
なお、YouTuberをマネてみた動画編集一覧とマネる手順と解説を以下記事にまとめています。そちらも参考にしてください。