【PR】この記事には広告を含む場合があります。

【Adobe Premiere Pro】レガシータイトルの効率的な管理方法

Adobe Premiere Pro レガシータイトル

Adobe Premiere Proでのテロップ入力は、レガシータイトル とエッセンシャルグラフィックスの2つ方法があります。

それら基本的なことや使い分けについてはこれまで説明してきましたが、今回はレガシータイトルの効率的な管理方法について解説します。

なお、Adobe Premiere Proの使い方については以下記事を参考にしてください。

動画編集 始め方

動画編集 始め方 無料で学ぶ Adobe Premiere Pro

2020年6月23日




レガシータイトルの使用例

ほぼ全てのテロップにレガシータイトルを使っている有名YouTuber、サンエン台湾の動画を例に解説します。

サンエン台湾の動画はこんな感じです。

No Title

No Description

エンタメのテレビ番組のように、とにかくいろいろな派手なテロップ、レガシータイトルを使っています。

サンエン台湾のテロップをマネる方法は以前書いた以下記事を参照してください。

動画編集 サンエン台湾

【動画編集】エンタメ系 YouTuber(サンエン台湾)のテロップをマネてみた

2020年3月2日

また、レガシータイトルの基本的な使い方やエッセンシャルグラフィックスとの違いについては以下記事にまとめています。

Adobe Premiere Pro テキスト

【Adobe Premiere Pro】テキスト編集(フォント、エッセンシャルグラフィックス、レガシータイトル)

2020年6月23日
レガシータイトル エッセンシャルグラフィックス 使い分け

【動画編集】Adobe Premiere Pro レガシータイトル とエッセンシャルグラフィックスの使い分け

2020年3月19日

今回の動画も同じようにしてマネてみました。

こちらです。

サンエン

A

トランジションやアニメーションなどは一部割愛しましたが、テロップの作りはそっくりにマネてます。

サンエン台湾のテロップをマネながらレガシータイトルのスタイルも更新もしており、その時のレガシータイトルの効率的な管理方法を下記にまとめました。

レガシータイトル 効率的な管理方法

おすすめのワークスペース

Adobe Premiere Proでは、作業内容に応じてワークスペースを切り替えられます。

レガシータイトルの作業は、初期状態ではフローティングウィンドウになっていて作業効率が悪いです。

なので、次のようにレガシータイトル作業専用のワークスペースを作ります。

まず、エッセンシャルグラフィックスのワークスペースと同様に、ウィンドウに固定し、ワークスペースをタブで切り替えられるようにします。

シーケンス、スタイル、ツールバー等の配置は上記のように設定すると作業しやすいです。

左にスタイル、右にツールバーとレガシータイトルプロパティを配置しています。

レガシータイトルのテロップは、次のテロップを入力する時は新規ではなく今のレガシータイトルをコピーして使います。

レガシータイトルのクリップを「Alt」キー + マウスドラッグすればいいだけなので、レガシータイトルのワークスペースで作業できます。

動作確認は「シーケンス」のワークスペースに切り替えます。

Premiere Pro レガシータイトル

プロジェクトフォルダーの確認やシーケンスに素材を挿入する時もシーケンスのワークスペースで作業すると効率良く作業できます。

レガシータイトルにアニメーションをつけたり、エフェクトを加える時は「エフェクト」のワークスペースで作業するといいです。

アニメーションのキーフレームを打ちやすいように、エフェクトコントロールの作業領域を広げた形にすると効率良く作業できます。

レガシータイトル 効率的なスタイル管理

レガシータイトルのスタイルですが、次のように管理すると効率良く作業できます。

Premiere Pro レガシータイトル

スタイルを以下3つに分けて管理します。

  • フォント種類
  • フォントサイズ
  • テロップ種類

フォント種類、フォントサイズは違いが分かるように橙と青に色分けしています。

サンエン台湾のこの動画の場合、フォントは7種類使用します。(他の動画の分も含まれてるかもしれませんが)

フォントサイズは実際は数パターンしかないのですが、過去の他の動画ではいくつかパターンがあり、今のところ26パターン用意しています。

ですが、よく使うのは数種類だけです。

なので、よく使うスタイルを簡単に選べれるように、名前を”(サイズ)_小”、”(サイズ)_中”、”(サイズ)_大”、”(サイズ)_特大”といったように登録しておきます。

レガシータイトルにスタイルを適用する際、次の順番で作業します。

フォントサイズを決める

まず、フォントサイズを決めます。

レガシータイトル スタイルからフォントサイズ用に追加したスタイルを選びます。

マウスでクリックするとスタイルの全ての要素が選択されているテロップに適用されます。

右クリックして「フォントサイズを含むスタイルを適用」を選択してもいいです。

フォント種類を決める

次にフォントの種類を決めます。

フォント種類用に登録したスタイルからスタイルを右クリックで選択し、「スタイルを適用」を選びます。

フォントサイズはそのままでフォント種類だけ変更できます。

テロップ種類を決める

最後に好きなカラーのテロップを適用します。

先ほどと同様に、テロップ種類用に登録したスタイルからスタイルを右クリックで選択し、「スタイルカラーのみ適用」を選びます。

フォントサイズとスタイル(フォント種類)はそのままでカラーのみ変更できます。

この時、「Alt」キー + マウス右クリックでも同じ操作ができます。

テロップの位置調整

テロップ位置は整列パネルを使います。

「中心」の縦中央を選ぶとテロップを画面中心に配置できます。

テロップのY座標は数値かガイドの位置で揃えるようにします。

Y座標で揃える場合、テロップ小サイズ、テロップ中サイズ、テロップ大サイズの数パターンをメモっておき、プリセットに記憶しておくと楽です。

Y座標、フォントサイズはレガシータイトルプロパティで変更できます。

基本的にY座標フォントサイズしか変更しません。

スタイルライブラリの管理

新規にスタイルを登録したい時、レガシータイトルスタイルのパネル上でマウス右クリックし、「新規スタイル」を選ぶと登録できます。

レガシータイトルスタイルはスタイルライブラリとして保存できます。

その際、スタイルライブラリはAdobe Creative Cloudに保存しておくといいです。

ローカルだとPCにトラブルがあると呼び出せなくなり、せっかく作ったスタイルライブラリもまた消えてしまう可能性があるからです。

保存したスタイルライブラリは「スタイルライブラリの置き換え」で呼び出せます。

スタイルライブラリをリセット」を選ぶとデフォルトのスタイルライブラリに置き換えられます。

ただ、デフォルトのスタイルライブラリは質が良くないので使えません。

新規に一から作り作りたい時も登録されているスタイルを一つ一つ削除しないといけません。

なので、スタイルが一つだけ登録されているスタイルライブラリをデフォルトのスタイルライブラリとして登録しておくと良いです。

こんな感じです。

新規にスタイルライブラリを作る場合、「スタイルライブラリを置き換え」でこのスタイルが一つだけのスタイルライブラリを呼び出し、それを別名で保存すると楽です。

まとめ

Adobeはエッセンシャルグラフィックスの使用を勧めてますが、エンタメ系YouTuberには豪華なテロップ、レガシータイトルが必要です。

レガシータイトルをいかに効率良く管理できるかで動画編集にかかる時間が大きく変わってきます。

本記事のようにレガシータイトルのワークスペース、スタイルライブラリを管理しておくと作業効率が良くなるので、見直してみてはいかがでしょうか。