【動画編集】エンタメ系 YouTuber(サンエン台湾)のテロップをマネてみた

動画編集 サンエン台湾

動画編集を勉強するのに良い方法は、すでにある良いコンテンツを真似ることですね。

今回、エンタメ系YouTubeで有名な、「サンエン台湾 Sanyuan_TAIWAN」の動画を分析し、真似てみました。

イラストやアニメーションの作成は時間がかかるので、とりあえずテロップだけマネてみました。

その作り方をざっくり解説していますので参考にしてください。

なお、その他のYouTuberのマネてみた動画はこちらを参照してください。

動画編集 YouTuber

【動画編集】YouTuberをマネてみた一覧とマネる手順を一から解説

2020年3月27日




サンエン台湾 Sanyuan_TAIWAN とは?

台湾の観光情報を発信しつつエンタメ企画もある、エンタメ系のYouTuberです。

登録者数は23.6万人(2020年3月2日時点)。日本人と台湾人の混合男女グループです。

特に、台湾で絶大な人気を誇り、台湾人向けのチャンネル、三原JAPAN Sanyuan_JAPANの方は登録者が134万人(2020年3月2日時点)もいます。

動画内容、動画編集(サンエン台湾)、動画編集ツール

社長が元テレビ番組制作出身ということもあって、高度なエンタメ系の動画編集になっています。

全てのセリフにテロップ入れはもちろん、強調のテロップの変化やそれに合わせた効果音、BGMの切り替えがあり、完コピするには高度な編集技術が必要ですね。

動画編集ツールは、おそらくAdobe Premiere Pro を使用されています。

イラストやエフェクトまで完コピするのは大変なので、今回はテロップだけマネてみます。

なお、Adobe Premiere Proでのテロップの作成は、以下2通りの方法があります。

Adobe Premiere Pro テロップ入力

  • レガシータイトル
    昔からある入力方法
  • エッセンシャルグラフィックス
    最近のバージョンで追加された機能

レガシータイトルは今後なくなる可能性があるので、エッセンシャルグラフィックスで全てテロップ入力したいのですが、残念ながらこの機能は発展途上なため、表現できないことがいくつかあります

今回は両方の方法でテロップを作成してますので、その違いも参考にしてみてください。

動画の作り方 分析と解説

テロップ入力(単純なスタイル)

まずはレガシータイトル、エッセンシャルグラフィックスどちらでも作成可能なテロップからみていきます。

テロップ.00_00_00_17.静止画004

これは単純なテロップなので簡単に作れます。

上から順に、

  • エッセンシャルグラフィックス
  • レガシータイトル
  • 元画像の見本

となっています。

以下スタイルで作りました。

スタイル

塗り:白色
ストローク:青色
フォント:Heisei Kaku Gothic Std(エッセンシャルグラフィックス)
     平成角ゴシック Std(レガシータイトル)

フォントは本物とちょっと違うのでいろいろ探したのですが、見つからなかったので似た感じのゴシック体のフォントを代用してます。

Adobe Typekitにも同じフォントがなかったので、おそらく購入されたものでしょう。

さらに調べたところ、平成角ゴシック Stdと分かりました。

ただし、僕がいろいろ試して「これだ!」と分かったもので、どこかから入手した情報ではありません。なので、一応おそらくとつけておきます。
(ここまで無料で情報公開するのは他のビジネスの妨げになるでしょうから、今後完全一致のフォント名まで情報公開するかはちょっと検討します)

あと、なぜかフォント名がレガシータイトルのものとエッセンシャルグラフィックスのものとで違っています。探すのが大変なので同一なら同じ名前に統一して欲しいですね。

なお、エッセンシャルグラフィックスでゴシック体を使う場合、アピアランスで以下設定をしておくと良いです。

スクリーンショット 2020-03-15 14.44.19

「線の結合」を「ラウンド結合」、「線端」を「丸型線端」にしておくとスムーズな輪郭で表示されます。

デフォルト設定は「マイター結合」になっていて、画数が多くカクカクした漢字だと角が飛び出てしまいます。

それを防ぐのにこのように変更しておくと良いです。

テロップ.00_00_07_18.静止画005

続いてさっきの色違いのテロップです。

「塗り」と「ストローク」の色を変更するだけなので簡単です。

テロップは大きさ、色違いの組み合わせが数通りあります。テロップ.00_00_22_11.静止画008

「塗り」と「ストローク」の色を入れ替えたパターンもあります。

作業効率を良くするために、これらテロップをテンプレート化しておき、スタイルだけ変更するのがいいですね。

エッセンシャルグラフィックスなら「マスターテキストスタイル」に、レガシータイトルなら「レガシータイトルスタイル」に保存することでテンプレート化できます。

テロップ.00_01_01_06.静止画016

こんな感じの大きいテロップもあります。

「塗り」と「シャドウ」だけで作れます。

多用するのではなく、数回だけ盛り上げる箇所のみで使うのが効果的ですね。

テロップ入力(複雑なスタイル)

テロップ.00_00_12_27.静止画006 テロップ.00_00_41_11.静止画012

こちらも上から順に、

  • エッセンシャルグラフィックス
  • レガシータイトル
  • 元画像の見本

です。

元のテロップは暗めの赤色から明るめの赤色に、上から下方向にグラデーションがかかっています。

テキストのスタイルはこのようにして作りました。

スタイル

塗り:赤色(エッセンシャルグラフィックス)
   赤色の線形グラデーション(レガシータイトル)
ストローク:黒色
シャドウ:黄色
フォント:Heisei Kaku Gothic Std(エッセンシャルグラフィックス)
     平成角ゴシック Std(レガシータイトル)

このように、エッセンシャルグラフィックスの場合、塗りにグラデーションを設定できません

なので、このテロップはレガシータイトルでしか作れないです。

レガシータイトルでのテロップ作成画面はこんな感じです。

グラデーション以外にも、エッセンシャルグラフィックスでは塗りにテクスチャも設定できません

なので、派手なテロップを必要とするエンタメ系の動画では、レガシータイトルが必須です。エッセンシャルグラフィックスに置き換えできません。

テロップ.00_00_47_17.静止画013

テキストのスタイルはこのようにして作りました。

スタイル

塗り:黄色(エッセンシャルグラフィックス)
   黄色の線形グラデーション(レガシータイトル)
ストローク:ピンク色
シャドウ:ピンク色
フォント:Heisei Kaku Gothic Std(エッセンシャルグラフィックス)
     平成角ゴシック Std(レガシータイトル)

これもそうです。

元画像は黄色から白色に線形グラデーションがかかっていて、(真ん中に作った)レガシータイトルなら再現できてます。

でも、エッセンシャルグラフィックスではできません

なお、ピンク色の縁ですが、テロップの輪郭がはっきりするようにシャドウだけでなくストロークも若干入れています。

ハートマークは見本と同じように表現出来ません。ハートが縁取りになってしまいます。

なので、図形ツールかイラストレーターで作ってるのではないかと。

テロップ.00_00_52_01.静止画014

複雑なスタイルでもグラデーションがかかってなければエッセンシャルグラフィックスでも作れます。

テロップを若干傾けているようなので、それをレガシータイトルでは「傾き」の角度で、エッセンシャルグラフィックスは「イタリック」で表現しました。

テロップ(図形の組み合わせ)

テロップ.00_01_06_15.静止画017

企画名や名前紹介では、図形と組み合わせたテロップが使われています。

この表現ですが、図形はAdobe PhotoshopかAdobe Illustraotorを使うといいです。

Adobe Premiereでもできなくはないと思いますがが、かなり大変です(挫折)。

Adobe Photoshopで図形を作る場合

「角丸長方形ツール」と「楕円形ツール」で作れます。

ツールはツールパネルのこの位置にあります。

長方形や楕円の長さや色等の設定は「属性」パネルで簡単にできます。

図形が完成したら、図形全体を選択、コピー、新規ドキュメント作成することでその図形にぴったりのサイズでファイル出力できます。

あとはそのPhotoshopのファイルをAdobe Premiere Proに読み込むだけです。PNGに変換する必要はありません。

Adobe Premiereで図形を作る場合

Adobe Premiere Proで図形を作る場合、「ペンツール」、「長方形ツール」、「楕円ツール」を使います。

Adobe Premiere Proに角丸長方形ツールはありません

角丸を作るには次の操作で一応できます。

  • 角を挟むようにペンツールで頂点を2つ追加、頂点ハンドルを引き延ばす
  • 角の頂点を削除。(Cmdキーを押しながらペンツールをクリック)

が、操作しづらいので諦めたほうがいいです。

テキストアニメーション

2021年のサンエン台湾の動画ではテキストアニメーションがたくさん使われています。

それをマネてみたのがこちらです。

作り方は以下記事を参照してください。

Adobe Premiere Pro アニメーションテキスト

【Adobe Premiere Pro】テキストアニメーションのいろいろな実現方法

2020年7月1日

サンエン台湾 別の動画

最近アップされた別の動画でもマネてみました。

まず、元の動画がこちらです。

前回とまた違った感じのテロップがたくさん出てきてます。

この動画のテロップもマネできるか試してみました。

それがこちら。

2秒ごとにテロップを切り替えて全種類マネてみました。

Photoshopで色を調べて、Premiere上でぴったりに合わせてるので、完成度は高いと思ってますがどうでしょう?

「今日の企画」の図形ですが、今回はレガシータイトルで作ってみました。手のイラストだけPhotoshopで切り抜いて貼り付けてますが。

他いくつかサンエン台湾の動画をマネてみました。

サンプル 1

(元動画)

【大公開】アポなしでいきなりメンバーの新居に突撃しました【ドッキリ】

(マネてみた)

サンプル 2

(元動画)

まるでディズニーの世界!台湾のクリスマスイルミネーションが規模が違すぎて大感動!

(マネてみた)

サンプル 3

(元動画)

「新型コロナ」で台湾の原宿西門町で大量閉店⋯倒産相次ぐ現在の様子をお伝えします

(マネてみた)

サンエン台湾 テロップのテンプレート化

サンエン台湾では多くの種類のテロップが使われていて、これを毎回一つ一つ作るのは大変です。

そこで、テンプレート化を検討してみました。

まず、サンエン台湾で使われているテロップの半分以上は塗りにグラデーションや光沢が使われているので、エッセンシャルグラフィックスでは作れません。

レガシータイトル とエッセンシャルグラフィックスの両方を同時に使うのはPremiere Proの仕様上かなり非効率になるため、レガシータイトルのみでテロップを作ることにします。

補足すると、非効率とは、レガシータイトル作成時はエッセンシャルグラフィックスが見えなくなり、それぞれの位置を合わせにくいといったことです。

ただ、全ての種類のテロップをスタイルに登録すると膨大な数になってしまうので、テンプレートも効率化が必要になってきます。

ここでテロップにスタイルを適用する際、「スタイル全体を適用」、「サイズも含めて適用」、「カラーのみ適用」に着目。

スクリーンショット_2020-03-15_15_09_20

ここから、レガシータイトル スタイルに登録するスタイルは、フォントサイズ、フォント、カラーを含めたアピアランスの3つの組み合わせで実現できそうです。

ちなみに、「カラーのみ適用」はAltキーを押しながらレガシータイトルスタイルのパネルをクリックするのと同じです。

以上から、レガシータイトル をこのようにテンプレート化してみました。

サンエン台湾レガシータイトル

青黒がフォントサイズ、最初の白塗り黒縁がフォント、残りがカラーを含めたアピアランスという順に整理しました。

青黒のスタイルは見た目全て同じですが、パネル上からフォントサイズを徐々に大きくしていて、カーソルを近づけるとサイズが一目で分かるような名前、例えば、”size_108”とかにしています。

ここで、サンエン台湾で使われてるフォントは(今回は)1つだけなので、レガシータイトルスタイルにはフォントはまだ一つしか登録してません。

テンプレートを使ってテロップを作る場合、

  1. サイズを決める
  2. フォントを選ぶ
  3. カラーを含めたアピアランスを決める

の順にクリックしていけば良い、ということです。

こうすることでテロップの装飾作業スピードは早くなるでしょう。

なお、レガシータイトルの効率的な管理方法を以下記事にまとめましたので参考にしてください。

Adobe Premiere Pro レガシータイトル

【Adobe Premiere Pro】レガシータイトルの効率的な管理方法

2021年1月1日

Vrewを使ってテロップを作る方法

字幕データ作成アプリ、Vrewを使ってテロップを作成する方法をこちらの記事にまとめました。

Vrew テロップ エンタメ系

【Adobe Premiere Pro】Vrewを使ってエンタメ系YouTubeのテロップを作る方法

2020年3月24日

結論として、テロップの長さ調整は楽になるものの、テロップの入力作業はそれほど楽にならないです。

Adobeの動画編集パッケージ

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