マニラの中国人が集まる地区チャイナタウン、貧困層が集まる地区デビソリア(Divisoria)に行ってきましたのでレポートします。
2017年8月26日
2017年9月26日
目次
マニラ チャイナタウン , デビソリアとは?
チャイナタウンはその名の通り、中国人が経営する店が立ち並ぶ中華街です。ただ、日本やタイといった他の国の中華街と比べると規模は小さくなおかつ汚いです。
デビソリアには小さな商店や露店が所狭しと立ち並ぶ地区で、食料や衣服が激安で買えます。ただし、貧困層の住む地区なので道はかなり汚く、かつ、スリに狙われやすい危険な地区です。
昼間、用心していればそれほど危ないとは感じませんでしたが、夜や人気のないところは危険です。
チャイナタウンとデビソリアへの行き方
この地区は最初に地図がないとどこを歩いているのか分からないので、最初に行き方とこの地区の歩き方を紹介します。
まず、Carriedo 駅までLRT1 (電車) で行きます。ここから徒歩でチャイナタウン、デビソリアをぐるっと周るように観光すると効率がいいです。
主なスポットと観光ルートを地図に記したのがこちらです。
キアポ教会( QUIAPO Church)のあるキアポ( QUIAPO )もこの駅のすぐそばですが、さらに東にマニラゴールデンモスクというスポットもあるので、また次回に行くとして今回は省きます。
カリエド( Carriedo )という LRT1の電車の駅を起点に観光します。まずは観光ルートを簡単に説明します。
- Carriedo駅パシグ川沿いに西に進み、親善門に向かう。
- 親善門から北に進み、ビノンド教会( Binondo Chuch )に行く。
- デビソリアを見学するなら、Lucky Chinatownという綺麗なショッピングモールにまず向かう
- そのLucky ChinatownのそばにあるChinatown Walk という案内所からデビソリア地区を観光
- 食事や休憩はLucky Chinatownにあるスターバックスやレストラン
- デビソリアを観光したら、Lucky Chinatownから南東に降るようにチャイナタウンを観光
- その途中に別の親善門があるので見ておく
- Carriedo駅に戻る
南の親善門からイントラムロスに行くこともできますが、ここもまた暗くなると危険ですし、近くにサンチャゴ要塞( Fort Santiago )、国立博物館、リサール公園( Rizal Park )等見所がたくさんあるので、別の日に観光するほうがいいですね。
また、デビソリアから北に行くとトンド(Tondo)というスラム街がありますが、ここは観光客が行くところではないです。なので、僕は行ってません。
では、一つ一つ見ていきます。
Carriedo 駅からビノンド教会まで
Carriedo駅を降りて見下ろすとずらーと小さな露店が連なっているのが見えます。
マニラの電車の駅周辺は汚いところが多いですが、Carriedo駅周辺はさらに汚いです。駅の階段ですでにその違いを目の当たりにしました。
Carriedo駅を降りるとすぐに小さな露店が密集しています。遠くからだと駅の入り口か見えないので、場所をよく確認しておかないといけないですね。
ここがチャイナタウンの南にある親善門です。
Jones Bridgeというイントラムロスに向かう橋の手元にあります。
ビノンド教会 ( Binondo Church ) です。1594年に建てられた古い教会ですが、地震によって崩壊してそれを修繕したり、大規模な改築があったりで、建てられた当時のまま残っている教会ではないようです。
そのビノンド教会の前には公園があります。公園の周りの渋滞はとんでもなく酷いです。
街は汚いですが、公園は比較的綺麗でした。ただ、物乞いや子供が寄ってくるので気をつけないといけませんが。
このBPIの建物はバロック様式というのでしょうか、いいですね。
チャイナタウン
チャイナタウンといえば人でごった返しているイメージがあるのですが、マニラのチャイナタウンは閑散としていてかつ汚い印象を受けました。
このように人があまりいません。
チャイナタウンにあまり人がいないので、どこからどこまでがチャイナタウンなのかの境界が分からず、適当に歩いていると路地裏に迷い込んでしまいます
もちろん、路上で生鮮食品も売っています。
フィリピンで作られていないだろう輸入品も売られています。例えば、この緑のものは、
台湾ポンカン?普通のポンカンと味の違いがあるんでしょうか?
りんご、桃、アメリカンチェリーなどいろいろ。これらは中国からでしょうね。
手前は普通のニンニクですが、奥にある赤い物体は小さい玉ねぎですね。これはフィリピンの一般家庭では見かけないので中国人向けの食べ物と聞きました。
いかにも中国といった商品がたくさん売られています。
まるで中国のお土産屋のようです。
中国系のお店はとにかく金色の物が多いです。
パワーストーンというんでしょうか。こういった鉱物もいろいろ種類があり、紫水晶もあれば、
黄水晶もあり。ちなみに、紫水晶がアメジストで、黄水晶はシトリンだそうです。
この真ん中の物が8600ペソ。
他にも巨大な1mぐらいの高さのある紫水晶も売られていました。
チキンの入ったパイ。
ここ以外で街を歩いていてあまり見かけませんが、フィリピンではよく食べる物でしょうか?一緒にいたフィリピーナはたまに食べるとは言ってましたが。
チャイナタウンにオシャレなパン屋があったので覗いてみることに。
「MUST TRY」と書かれたこれが気になり、何が出てくるのか期待して頼んでみたところ、
パイナップルパンでした。まぁ、美味しかったですが。
さっきとは別の親善門です。比較的大きな橋を渡る手前にあるようですね。
ホテルの看板が酒店と書かれているので、ここもチャイナタウンですね。中国人はあまり見かけませんが。
デビソリアの入り口、Lucky Chinatownまで
デビソリアへはビノンド教会から北に向かい、小さな橋を渡ってLucky Chinatownの方に向かうといいです。
言うまでもないですが、川は汚いです。
匂いは大丈夫でしたが日によるかもしれません。
ここが Lucky Chinatown。
中は綺麗ですし、カフェ、レストランがたくさん入っているので、この辺りでは一番快適に過ごせる場所です。
このショッピングモールの間に写真の路地があり、それを通り抜けると、
Welcome to Chinatown Walkと書かれた場所が正面に見えます。案内所でしょうか。
ここからデビソリアを探索します。とその前に、
お腹がすいたらLucky Chinatownの中にあるラーメン黒田で腹ごしらえするのをお勧めします。
このラーメンが180ペソ。安くて美味しい!
ちなみに、マニラの日本のラーメン屋はだいたい350ペソから500ペソします。味はこの180ペソのラーメンで十分だと思っているんですが、他の店は何が違うというんでしょう?
いずれにせよ、チャイナタウンで無理して安くて美味しい中華料理を探さなくても、このラーメン黒田のラーメン食べたほうがいいんじゃないかなと思います。
デビソリア
Lucky Chinatown Mallのすぐ近くにあるこの168 Shopping Mall付近がデビソリアと呼ばれているエリアの繁華街です。
小さな商店、露店がたくさん並んでいます
この日は天気が悪く雨が降ったり止んだりしていたのですが、商品が濡れないようにきちんとシートで覆っていました。
衣服やカーテンの生地も安く売られていました。
「こんなもの買う人いるの?」という子供用の雑貨でしょうか、売られていました。客は寄り付かず、店員は暇そうにしていましたが。
果物もたくさん売られていましたが、他と比べて安いのでしょうか?
これは5個で50ペソということ?だとしたら安いですよね?
ドラゴンフルーツも3個で100ペソということ?
GUCCIのサンダルだそうです(笑)。150ペソ。サンダルとしては普通の値段ですかね。
いろいろ売られているのを見るのは面白いですが、道が汚いのをなんとかして欲しいんです。
あと、カメラ街と言えばいいのか、カメラを扱っているお店がたくさんある場所があります。ただ、店は小さく看板もそれと分かるものではなかったのでカメラ屋と分かりにくいですが。
一緒にいたフィリピーナいわく、カメラは偽物や品質が悪い可能性があるので買わないほうがいいけど、三脚やレンズフィルターといったアクセサリーを買うにはここは安くてお得、とのこと。
なので、デビソリアの汚い市場に興味はなくても、カメラ愛好家はここに立ち寄ってみるのはいいかもしれませんね。
ホテルについて
宿泊についてですが、ビノンド周辺はマニラの貧困層が暮らすエリアなので、周辺は汚く、治安も良くないため、そこは昼間に観光するだけにして宿泊は避けたほうがよいです。
少し手前のイントラムロス周辺かマラテで泊まることをおすすめします。
イントラムロス周辺のおすすめのホテルについては、こちらの記事を参考にしてください。