コロナパンデミックの直前、2019年11月末から年末までの1ヵ月間、ハノイに滞在してました。
その経験から、ハノイの中心部で月5万円で結構快適な生活を実現する具体的な方法を教えます。
目次
ハノイ中心部 場所
ハノイ中心部ですが、場所はこの辺りです。
ホアンキエム湖周辺が中心部です。
ハノイはベトナム北部の観光拠点となっており、外国人観光客のほとんどはこのホアンキエム湖の北側、旧市街と呼ばれるエリアに滞在します。
大学が密集するエリア、ホアンキエム湖から西側にバスで数十分行った場所もまたビルやお店がたくさんあるエリアですが、中長期滞在向けの居住区なのでホアンキエム湖周辺に比べると利便性は今ひとつです。
生活費 月5万円で快適生活の基準
ハノイはベトナムの首都なので、ハノイ中心部の宿泊費も他のエリアより高くなります。
宿泊費を抑えようと適当に格安宿を選ぶといろいろ質が低くてストレスが溜まります。
それだと月5万円で生活できても快適ではなくなります。
なので、快適の基準を設定しておきます。
快適生活の基準
大前提として部屋、設備は他の客と共有です。それがダメな人は月5万円は…ハノイなら可能です笑。
が、快適とは言い難いので、下記条件を満たすことを快適とします。
- 毎日3食
- 綺麗で不自由ない生活スペース
- ストレスのないインターネット環境
- 快適にPC作業できるスペースがある
- 娯楽がある
- 孤独ではない
快適生活の生活費
下記のように生活費を割り振れば、ハノイの中心部でも月5万円で快適生活が可能です。
宿泊費(水道光熱費と朝食含む) |
24,000円 |
食費(2食) |
15,000円 |
ビザ(3ヵ月シングルの1ヵ月分) |
1,400円 |
カフェ(1日1杯) |
5,250円 |
洗濯(ランドリーで週1回) |
1,000円 |
交通費(徒歩) |
0円 |
携帯電話 通信費(データ使用量 3.8GB) |
500円 |
娯楽費(Club 週1回) |
2,000円 |
雑費(散髪等) | 850円 |
※レート: 0.005円 = 1VND、106円 = 1USD
各項目を説明します。
宿泊費(水道光熱費と朝食含む)
一泊700円で朝食付きの普通のホステルに宿泊します。
700円 x 25日 = 17,500円
気分転換に週に1回は高級ホステルに宿泊します。
1,300円 x 5日 = 6,500円
合計で24,000円という計算です。
500円前後のホステルもたくさんあり、質もまあまあ良かったのですが、快適性を重視するなら一泊700円以上の宿を選ぶといいです。
ホステルですので水道光熱費や生活必需品(石鹸、シャンプー、トイレットペーパー等)は宿泊費に含まれています。
さらに、タオル等のリネン交換は無料、朝食付きのホステルに滞在します。
おすすめのホステルは後述で紹介します。
食費
昼、夜の2食を100,000VNDにします。
例えば、昼60,000VNDで夜40,000VNDといった感じです。
100,000VND x 30日 / 200(VND/円)= 15,000円
という計算です。
具体的な食事例は後述で説明します。
ちなみに、ハノイの食費はホーチミンより少し安いです。
ビザ(3ヵ月シングルの1ヵ月分)
ベトナムではビザなしで滞在できる最大日数は15日までです。
1ヵ月滞在するには観光ビザが必要です。
観光ビザにはいくつか種類があり、1ヵ月のものもありますが、僕が取得したのは3ヵ月のベトナムのみ滞在の、3ヵ月シングルエントリービザです。
合計40$かかったので、40$ x 106(円/$) = 4,240円 = 1,400円 x 3ヵ月
という計算です。
カフェ(1日1杯)
ハノイ旧市街にある快適カフェのコーヒーが一杯35,000VNDです。
35,000VND x 30日 / 200(VND/円)= 5,250円
という計算です。
洗濯(ランドリーで週1回)
ホステルのフロントで全てお任せのランドリー料金が20,000VND / 1kgでした。
1週間分で2.5kgだったので50,000VND。
50,000VND x 4回 / 200(VND/円)= 1,000円
という計算です。
節約するなら自分で洗濯機、乾燥機を使ってやってもいいのですが、安いので快適重視でランドリーにお任せした計算です。
交通費(徒歩)
基本的にはハノイ旧市街から徒歩圏内で衣食住は困らないのでバイクやバスを使う必要はないです。
交通費は0円です。
Big C、イオンモールなどの快適なショッピングモールは徒歩圏内にはなくて、バスやGrabバイクが必要です。
携帯電話 通信費
基本的にインターネットはホステルのWiFiで十分です。
なので、携帯電話のネットは格安プランを選んでもいいのですが、贅沢して大容量のパッケージで計算してみます。
Vinaphoneの以下契約で100,000VNDでした。
- データ通信: 3.8GB 70,000VND
- 音声: 30,000VND
月極めではなく使い切るまで有効で、ベトナムを出るまでの1ヵ月半以上この料金だけだったのですが、あえてこれを1ヵ月分とします。
100,000VND / 200(VND/円)= 500円
という計算です。
娯楽費(Club)
通りのバーでビールを飲むと1本約14,000VNDです。
ですが、紹介するホステルはビール付きです。外で飲む必要はないです。
また、ホアンキエム湖周辺は外国人観光客が集まる格安のClubがいくつかあるので、そこで交流しつつビールを飲むといいでしょう。
例えば、1900 Club Hanoiだと、入場料は100,000VND。ビール1杯つきです。
週1回行くとして、100,000VND x 4回 / 200(VND/円)= 2,000円
という計算です。
雑費(散髪等)
例えば、散髪だと60,000VNDです。
60,000VND / 200(VND/円)= 300円
なので、まだ550円使えますね。
観光
ハノイの観光スポットの多くはハノイ旧市街から徒歩圏内にあります。
なので、ハノイ観光も交通費は0円です。
ただ、施設は入場料が必要です。
具体的な生活費
上述の生活費でいくつか具体的に説明します。
宿泊費
ハノイ中心部で快適に滞在できる一泊700円朝食付きのホステルとして、おすすめなのはHanoi Buffalo Hostelです。
毎日夜7時に宿泊客にビールが振る舞われます。
ハノイの旧市街、夜賑やかなTạ Hiện通り(タヒエン通り)から近く、それでいて騒がしくない非常に利便性が良い場所にあります。
1階の共有スペースにはテーブル席がたくさんあり、コンセントもあるのでPC作業するのに便利です。
ここは宿泊客とのコミュニケーションを売りにしてるので、他の観光客と自然と仲良くなれます。
朝食はこんな感じです。
ビュッフェ形式でメニューも充実していました。全種類取るとこんな感じです。
ただ、ここは常に他の客と接することになるので、それが苦手な場合は別の一泊700円前後の宿を選ぶといいです。
または、たまには高級ホステルに泊まるのもいいです。
高級ホステルでおすすめなのが、リトル チャーム ハノイ ホステル (Little Charm Hanoi Hostel)です。
部屋はこんな感じです。
設備はしっかりしていて、ベッド数は6台しかないので快適です。
1階は快適な高級レストランになっていて、宿泊客は自由にそこを利用できます。
朝食はこんな感じです。
その他詳細は以下記事を参照してください。
食事
食事はハノイのローカルフードです。
ハノイ旧市街にたくさん安くて美味しいローカルレストランがあります。
一番おすすめなのがバインミーのお店です。
BANH MI 25という店で、バインミーが35,000VND、スムージーが35,000VNDです。
合計70,000VNDから80,000VND、350円から400円です。
他のローカルレストランではこんな感じです。
チキン、ピーマンを炒めた料理。
60,000VND。300円です。
料金は50,000VNDから70,000VND、250円から350円です。
ホステルの朝食が充実してるので、昼はフォー40,000VND、夜はご飯+おかずで60,000VND 、合計100.000VNDです。
他の宿泊客と一緒にマーガリン焼き肉を食べに行くのもいいです。
ビールつけて一人600円です。
その他詳細は以下記事を参照してください。
カフェ
ホステルでも1日快適に過ごせますが、気分を変えて昼間は近くのカフェ、ハイランズコーヒー(HIGHLANDS COFFEE)に行くとより快適に過ごせます。
爆速WiFi、コンセントもあるので、ハノイ旧市街でPC作業するのに一番おすすめなカフェチェーン店です。
コーヒーは35,000VND、約170円です。
なお、ベトナムで一番人気のコーヒーチェーン店はコンカフェ(CONG CAPHE)です。
コンカフェのドリンクはちょっと高いのでたまに飲むのがいいでしょう。
その他詳細は以下記事を参照してください。
まとめ
快適の基準は人それぞれですが、他の客と共有で利用するという点に問題なければ、ハノイ中心部でも月5万円でもこのように結構快適に生活可能です。
昼間はカフェでPC作業したり、観光スポットを見て回ったりして、夜はホアンキエム湖周辺をぶらぶらしたり、ターヒエン通りでビールを飲みながらのんびり過ごせます。