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【体験談】 マニラ C21 韓国資本の語学学校。授業の質は…

マニラ C21

マニラのケソン市(Quezon City)にある韓国資本の語学学校、C21についてです。

C21の公式サイトは下のボタンをクリックしてください。

ここで2時間レッスンを受けましたので、その体験談も含めて報告します。




マニラ C21 の公式サイトの内容について

非常に見にくい

C21は他校に比べてカリキュラム、アクティビティが豊富なようですが、その情報をちゃんと整理せずにホームページに詰め込んだ感があり、非常に見にくいですね。

スマホ未対応は仕方ないにしても、

  • 情報が冗長。同じような情報があちこちに書かれている。
  • 地図が以下理由で見にくく、場所が非常に分かりにくい
    地図は画像。Google Mapなどの地図アプリではない。
    向きがおかしい。地図アプリで見る向きと違うので場所を確認しづらい。
    地図アプリへのリンクもない。
    距離感がおかしい。

が気になります。他にも、

  • 何年も使われていないコミュニティの掲示板がそのまま。
  • 定期的でなく気まぐれに更新されるお知らせ(スケジュールのご案内表など)。
  • 閲覧数で上位に表示される何年も前の留学体験談。
  • ほぼ6年前(2011年)にだけアップされた10本も満たない古い動画。

などなど、古い情報が放置されいているため、情報の信憑性が低いです。

アクティビティは豊富だけど…

アクティビティは10個あるようです。

ですが、学校に確認したところ、毎週行われているアクティビティはSportsぐらいで、他は月一回だったり、数ヶ月に一回という頻度。

ですので、特定のアクティビティに興味があっても、自分が留学する期間中にそのアクティビティが行われるかを事前に確認が必要ですね。

このアクティビティに紹介動画があるのですが、それを見て気になった点を一つ一つあげていきます。

Presentation

映像では、生徒が英語でスピーチしているだけですね。

肝心の以下映像がないのでこのアクティビティに価値があるか判断できません。

  • プレゼンテーション資料作成時、生徒が作った草稿資料を先生がどのように指導し、完成に近づけているか。
  • 完成したプレゼン資料をスピーチするにおいて、先生が生徒にどのように話し方、ジェスチャーを指導しているか。
  • プレゼンテーションを発表した後、質疑応答にどう対応し、それを先生が生徒にどうフィードバックしているか。

言うまでもなく、プレゼンテーションとは、単に文章を作ってそれをしゃべれば良いということではないです。

単に英語の文法間違いや誤字脱字を直すことでもなければ、きちんとした発音でしゃべれば良いということでもありません。

ただ、後述でレポートしますが、マンツーマンの体験授業でBusiness Presentationを受けたのですが、上記懸念点はマンツーマンの授業ではきちんとしたレッスンを受けられると感じました。

ですので、マンツーマンの授業でプレゼン資料とプレゼン方法を学び、このPresentationアクティビティで人前で発表するという組み合わせると価値があります。

Speech Contest & Spelling Contest

1分間の間で整理し発表をすぐ行うスピーチコンテスト、スペルが正しく言えるかのスペリングコンテスト、映像を見る限りどちらもマンツーマンレッスンでやったほうが効率がよさそうです。

やっている生徒はいいですが、見ているだけの生徒は時間がもったいないので、TOEICのテスト等正規の勉強で忙しければあまり必要ないように思えました。

Movie Dubbing

「正規課程以外の時間に別で行い」とホームページに書かれているので、これはやったほうがいいですね。

また、個人ではできなくて、複数人で協力して一つのものを作るということから、これはアクティビティとして価値があると言えますね。

ただ、紹介映像ではムービーの右上に顔写真がペタッと貼り付けてあるだけなので、授業内容が全く見えません。ただ声優になりきってセリフをしゃべっているだけです。

「発音・イントネーション向上の目的で」とあるので、先生からどういう指導を受けているかの授業内容も動画の中で紹介して欲しいですね。

Job Interview + Debate

英語で面接を受ける練習ということで、アメリカやカナダといった海外で就職することが目的であれば受ける価値はありそうですね。

韓国は知りませんが、日本においてはどうでしょう?面接は英語という企業がどれだけあるのでしょう?

英語の能力を求める企業においても、TOEICの点数だけがほとんどだと思います。さらには、TOEICの点数は応募者の人数を絞りこむための手段であって、そこを通過した者は英語とは別の能力を採用担当者に見られているのではないでしょうか?

そのことは以下のページの英語より重要な能力でも書いています。

あわせて読みたい

英語公用語」は何が問題か 著者:鳥飼玖美子

よって、このアクティビティは、海外で就職するのなら受ける価値ありというところでしょうか。

あと、この紹介動画では討論(Debate)が全くないため、どういった内容か分かりませんね。ただ面接の練習をするのであれば、やはりマンツーマンでよいのでは?と思うのですが。

Situation English

「生活しながら実際に起こりうる状況をシュミレーションして何度も練習し実質的教育効果を伸ばす講義」と紹介があるのですが、紹介動画にはその内容がありません。動画を見る限り、Presentationと同じですね。

Teachers Activity

名前の通り、先生のアクティビティですね。息抜きのアクティビティといったところでしょうか。

Cultural Exchange

放送局ツアー(ABS-CBN)、名門大学(UP&ATENEO)等を見学できるというアクティビティ。

普通では体験できないことなのでこれはいいですね。名門大学の生徒とコミュニケーションする時間があればなおいいんですが。

Volunteer

ボランティア活動なら日本でも韓国でもどこの国でも体験できることなので、どうかなと。

そのボランティア活動の中で見つかった課題、それの解決方法などを英語で議論するといった内容であればいいですが。

School Trip、Sports

勉強の息抜きや勉強の相談ができる友達作りにいいですね。

お店でフィリピン人との交流はないはず

学校紹介のStrong Pointに以下のように書かれています。

近くのスターバックス、マクドナルド、大型書店などを通じてフィリピン名門大学生と交流を持つことができます」と書かれています。

これはまずないと思います。理由として、

  • そういった場所での交流イベントを学校側が行っていない。
  • 名門大学に通う生徒は学校や保護者から見知らぬ人と交流を持たないようにと教育を受けている。
  • 名門大学に通う生徒でも日本の学生ほど生活に余裕がない。たまにマクドナルドによることはあっても、今日はマクドナルドで明日はスターバックスでと頻繁に通うことはできない。つまり、顔見知りになって友達になるということはまずない。

があげられます。

「本人の努力次第」ということであっても、名門大学に通う生徒に声をかけて仲良くなろうとするのは、警官に怪しまれて余計なトラブルに巻き込まれるかもしれませんので(特にフィリピンでは)、やめておくべきです。

ですので、お店でフィリピン人との交流は期待できません。

授業内容と料金

とにかく、コースがたくさんあってそれぞれ料金が違うので見比べるのが大変ですね。

大項目、例えば「ESLコース」をまず決めてからその中でGeneral、Intensive、Power Speakingのどれにするのかを決めて、部屋を一人部屋にするかどうかを決めるという流れがいいですかね。

それら違いですが、(リンクが貼られていないので探したところ)教育案内のページに書かれていました。

それらの違いは、マンツーマンレッスンとグループレッスンの割合です。表にするとこういうことです。

コース マンツーマン グループ
General 3 3
Intensive 4 2
Power Speaking 5 1

個人的には、マンツーマンを入れつつ、グループレッスンもあったほうがいいなということから、12週間、Intensive、一人部屋を選ぶと、4890$(2017年9月17日)

これにその他の費用が加わった金額が留学費用になります。

マニラではこの金額は他校と比べて高くはないですが、その他の費用の登録金 100$ID作成費用等があるので、合計いくらになるかをきちん出して他校と比較したほうがいいですね。

体験授業と料金

体験授業を50分 x 2レッスン、相談を30分受けてきましたので報告します。

体験授業内容と料金

(スケジュール)
11:00-11:50 Business communication
12:00-12:50 Business presentation

(費用)
2時間 600ペソ(2017年9月18日)

 

僕はBusinessコースを受けました。

ちなみに、C21に来る生徒の7割から8割はESLコースを選択するようです。ESLコースでは、ビジネスではなく日常会話を第2外国語として使えるように訓練するコースで、Reading, Writing, Listening, Speaking全てにおいて満遍なく向上させるとのことです。

Business communication

「Projects」というテーマでレッスンを受けました。

「プロジェクトを遂行する上で最も重要なことはなにか?その理由は?」

「プロジェクトを作業者として参加したいか、それともリーダーとして参加したいか?その理油は?」

「ボランティア活動のプロジェクトに企業が参加することにどう思うか?」

などなど、プロジェクトに関する先生の質問に答えるというものです。

もちろん、回答は個人の意見ですので正解はないので、回答した文章に文法間違いがあったり、表現のニュアンスが違っていたりした場合に適切に修正してくれるというレッスンでした。

例えば、「ボランティアに参加する」ということを英語で「I attend the volunteer」と表現すると、「attendではなくてjoin」と修正してくれ、その理由も説明してくれました。

他には、「most of company」だと「most of the company」といったように。

その他僕が回答した内容の一つ一つを細かくチェックしてくれたので、良かったです。

ただ、この学校もそうでしたが、フィリピンの英語の先生にはビジネスのバッククランドはありません。ですので、経営や経済などのビジネスに深入りした議論はできないことを付け加えておきます。

Business presentation

ビジネスにおけるプレゼンテーションのやり方についてのレッスンを受けました。

1時間しかないのでOpenerのパート、舞台に登場して挨拶し、本題のプレゼンテーションに入るまでのスピーチの仕方についてを教えてもらいました。

これからプレゼンテーションを聴いてもらう観客に対し、どのようにアプローチすれば興味を持って聴いてもらえるか?という内容です。

僕は社会人経験が長いので「そりゃそうだよね」という内容でしたが、それをいざ自分のプレゼンテーションで実践できるかというと難しいですね。

先生はプレゼンテーションの仕方について知識が豊富なようでしたので、何か議題を決めて英語でプレゼンテーション資料を作り、スピーチを組み立て、先生にチェックしてもらうというレッスンは英語とプレゼンテーション両方の勉強になると思いました。

これは是非受けてみたほうがいいです。

学校の環境

こちらが校舎です。それほど大きくなく、生徒数が30人ぐらいでちょうどいい感じの大きさです。

一階の教室です。

一階は主にグループクラスで使うようで、4,5人入れる大きさでした。清潔さは…まぁフィリピンの平均ではないでしょうか。

2階は個人レッスンで使うそうです。僕もここで授業を受けました。

マンツーマンの教室は全部で15ぐらいあるかと。

中は2人分のスペースしかありませんが、マンツーマンなので特に問題ない広さです。

学校C21の場所

C21の場所ですが、Googleマップでは以下になります。

これに印をつけて分かりやすくしてみました。

LRT(電車)のKatipunan駅から徒歩で10分ほどの距離です。

ちなみに、C21の寮は学校から結構離れていて、徒歩では厳しいです。上の地図のC21 寮と書いてある場所です。

30分ほどかかるのと庶民の住むエリアを通り抜けるので、お勧めしません。C21から車が出ているようですので、それに乗りましょう。

学校紹介の地図では英語寮1、英語寮2、特別寮の3つの寮が書かれているのですが、現在は上記のC21 寮と印をつけた英語寮1のみが稼働しているとのことです。

LRT駅から学校までの行き方を載せておきます。

まず、LRTでKatipunan駅まで行きます。Katipunan駅は地下にあります。

Katipunan駅は他の駅に比べて綺麗です。

改札を出て地上に登ると、

左手にはこのような景色が、

右手には大きなマンションとジプニーが沢山停車しているのが見えます。こっちの方向に歩いて行きます。

正面のマンションはSM系列のものですが、下にスーパーはないので買い物できません。行っても何もないです。

この高架下に向かい、

陸橋を渡り、

ジプニーステーションを通り過ぎ、

何もないこの道を歩きます。夜は暗くて危なそうですね。

100mほど歩いたところ、上の地図の場所で左折し、

この道をまっすぐ歩いていきます。

ここも人通りが少なく、周りは汚く、店がないので銃を持ったセキュリティはいないですし、住民の生活水準も低そうですので(いろいろ問題あり)夜は危険と思います。

この道をまっすぐ歩いて行くとC21と書かれた看板が見えてきますので、その看板のところを曲がると、

C21に着きました。

ちなみに、先ほどの大通りからジプニーステーションを通らずに手前で曲がってショートカットできます。

このコンビニが目印です。ここで曲がると、

 

トライシクル(三輪バイク)がずら〜〜〜と並んでいます。すごい長い列です。

トライシクルに沿ってまっすぐ歩いていけばC21の前の通りにぶつかるので、迷うことはないです。

学校周辺の環境

学校の周りですが、先ほどの左折する前の大通りに戻らないと特に店はないです。

来た道をずっと戻っていくのですが、結構距離あります。数百mあります。

学校近くにコンビニがあるので、大通りに出なくても特には困りません。

ちょっとしたレストランも近くにあるにはあります。

これは学校出たすぐ正面にあるレストラン。

フィリピンの庶民向けのローカルフードです。お口に合うといいですが。

ピザ屋もありますが、ここもお口に合うかが問題。僕含め周りの評価は「安いが味はあまり良くない」です。

先ほどのこの大通りまでくるといろいろお店があります。

マクドナルドがあり、

ピザ屋のShakey’sがあり、

スターバックスもあるので、学校近くで休憩するならここがいいですね。ちょっと歩かないといけませんが。

このNational Book Storeは2階建てになっており、本が充実しています。

ジョリビーももちろんあり。

これもマニラでたまに見かけるハンバーガーのチェーン店ですね。

この大通りを陸橋で渡ると、

 

ATENEO大学に行けます。

ただ、警備は厳重なので中には入れません。

学校周辺のショッピングモール

ホームページの学校紹介では、最寄駅のKatipunan駅のすぐ近くにEAST WOODというショッピングモールがあると書かれています。

このように。

ですが、実際はKatipunan駅からそのショッピングモールまで数km離れています。電車2駅以上の距離があります。

そこまでタクシーで行くか、交通費を抑えたければKatipunan駅からLRTでCubao駅のAraneta Centerに行くといいのでは。

もう少し大きくて綺麗なところが良ければ、MRTに乗り換えてOrtigasのMegaMallやNorth AvenueのSMまで出るのがよいでしょう。

学校周辺のその他食べるところ

大通りに出なくなてもC21から少し歩いたところにこのような飲み食いできる場所があります。中に入ると、

2階建てになっており、小さな飲食店が密集しています。

例えば、このお店。

つけ麺が220ペソ。ローカル向けの飲食店でしょうが、安くはないです。

このカフェも値段は普通のカフェと同じだったはずです。カフェラテで100ペソ以上だったと思います。

安くなかったのでここでは飲みませんでした。

イカのゲソ揚げですね。一番安いのものでも180ペソします。

その他、韓国料理、ハンバーガー等結構いろいろお店があるので、学食に飽きたらここに来て飲み食いするのがいいですね。

大通りからLRTのKatipunan駅に行くまでにも同じような小さな飲食店の密集地があります。

外観はこちらのほうがいいですね。

例えば、この焼き鳥屋。1本約50ペソ。

こちらはフィリピンのおでんといえばいいのでしょうか。魚のすり身を串刺しした食べ物のようです。

寮の周りの環境

こちらがC21のです。

このアパートの何部屋かがC21の寮として使われているようです。

周りは特に何もないですが、

50m以内にJollibeeがあります。

寮の周りのファーストフードやレストランはたぶんそれぐらいです。

評価

今回体験授業で受けた二人の先生はマニラの他校の先生よりも優秀な印象を受けました。

英語 + アルファのスキルがあるようですし、僕の話す内容を的確に修正してくれていましたので、スピーキングと表現力の向上が期待できると思いました。

Business Communicationで使用した教材(プリント)もTOEICとはまた違うビジネスの内容でしたので、ビジネス英会話の質は他校よりも高いと思います。

(企業向けに経営されている)マカティにある高額な語学学校よりもこのC21で受けたほうが良いと感じました。