※本記事は2025年11月時点の内容です。最新の情報は公式サイトを参照してください。
目次
デビットカードの利点
クレジットカードにはないデビットカードの安心感
クレジットカードの利用は便利ですが、「使いすぎの心配」や「複雑なポイント還元条件」に煩わしさを感じる方もいらっしゃるかもしれません。
デビットカードは、使ったその場で銀行口座から引き落とされるため、残高以上の利用ができず、家計管理が非常に楽になります。
また、住信SBIネット銀行のデビットカードは、年会費無料で高い還元率を実現しているため、安心してお得を追求できます。
スマホだけで完結する最新の利便性
今回ご紹介する2つのデビットカードは、どちらも**「スマホデビット」**としてリアルカード(物理カード)なしで利用開始できます。
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紛失・盗難リスクの低減: 物理カードを持ち歩く必要がありません。
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即時利用: 口座開設後、すぐにオンラインショッピングやApple Pay・Google Pay™を通じて店頭で利用できます。
リアルカードを持つことなく、Mastercard®タッチ決済を利用してスマホだけで決済できる利便性は、一度体験すると手放せなくなるでしょう。
デビットカードの二大巨頭:「Point+」と「V NEOBANK」の基本的な違い
住信SBIネット銀行のデビットカードには、主に**「スマプロポイントが貯まるカード」と「Vポイントが貯まるカード」**の2種類があり、それぞれ異なる魅力を持っています。
【Point+】預金残高で還元率が変わる「最強カード」
「デビットカード Point+(Mastercard)」は、円普通預金残高に応じて還元率がアップする、ハイブリッドな高還元カードです。
| 還元率(スマプロポイント) | 月末の円普通預金残高 |
| 1.25%(基本) | 200万円未満 |
| 1.50% | 200万円以上500万円未満 |
| 1.75% | 500万円以上1,000万円未満 |
| 2.00%(最大) | 1,000万円以上 |
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貯まるポイント: スマプロポイント(現金やデビットカード支払いに充当可能)
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特徴: 銀行にまとまった資金を預けている方ほど、自動的に還元率が上昇する仕組みです。
【公式情報】
デビットカード Point+(Mastercard) | 商品・サービス – NEOBANK 住信SBIネット銀行
【V NEOBANK】残高に関係なく一律1.5%還元の「安定カード」
「V NEOBANKデビットカード」は、Vポイントと連携した専用支店のカードです。
| 還元率(Vポイント) | 預金残高 |
| 1.5%(固定) | 残高に関わらず一律 |
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貯まるポイント: Vポイント(旧Tポイント。提携店やSBI証券での投資などに利用可能)
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特徴: 預金残高を気にせず、いつでも安定して1.5%という高い還元率を得たい方に最適です。
【公式情報】
V NEOBANKデビットカード – Vポイント
あなたはどちらを選ぶべきか?還元率を軸にした分岐点
「どちらがお得か?」を判断する最も簡単な方法は、**「あなたの銀行口座にいくら預けているか」**です。どちらのポイントも「1ポイント=1円」として支払いに充当できるため、ポイントの種類による実質的な価値は同等と見なせます。
| 月末の円普通預金残高 | Point+の還元率 | V NEOBANKの還元率 | どちらがお得か? |
| 200万円未満 | 1.25% | 1.50% | V NEOBANKデビット |
| 200万円以上500万円未満 | 1.50% | 1.50% | 同等 |
| 500万円以上 | 1.75% または 2.00% | 1.50% | デビットカード Point+ |
【分岐点1】預金残高500万円未満の方へ
預金残高が200万円未満であれば、Point+の還元率は1.25%にとどまります。この場合は、V NEOBANKデビットに切り替えることで還元率が1.5%にアップし、確実にお得になります。
【分岐点2】預金残高500万円以上の方へ
預金残高が500万円以上ある場合は、Point+の還元率が1.75%または最大2.00%となります。この時点で、V NEOBANKの固定1.5%を大きく上回るため、現在のデビットカード Point+をそのまま利用し続けることが最もお得です。
還元率以外の違いは?生活スタイルによる選択のポイント
還元率以外にも、それぞれのデビットカードが属する「支店(プログラム)」には、独自の特典や利便性があります。
貯まるポイントの使い道と利便性
| 項目 | デビットカード Point+(スマプロポイント) | V NEOBANKデビット(Vポイント) |
| 現金の扱い | ◎ 現金に交換可能(1P=1円) | ✕ 現金に交換不可 |
| 投資 | SBI証券と連携し、ポイント投資に利用可能 | SBI証券と連携し、ポイント投資に利用可能 |
| 金融取引への充当 | デビットカード支払いに充当 | カードローン返済や外貨買付資金に充当可能 |
| 日常利用 | デビットカード支払いに充当 | Vポイント提携店(旧Tポイント)で直接利用 |
【Point+が有利な点】
スマプロポイントは、**「現金に交換して口座に入金できる」**点が最大の特徴です。ポイントを現金として自由に使いたい方にとっては、こちらが圧倒的に有利です。
【V NEOBANKが有利な点】
Vポイントを普段から提携店で利用している方や、貯めたポイントを公営競技の資金や外貨預金の買付など、V NEOBANK特有の金融取引に充てたい方には便利です。
銀行取引によるポイント獲得の違い
V NEOBANKは、デビットカードの利用以外にも、給与振込や他行からの振込などでVポイントが貯まる特典があります。(Point+のメイン口座でも同様の取引でスマプロランクは上がりますが、ポイント付与の条件は異なります)
| 取引内容 | V NEOBANK(Vポイント) |
| 円普通預金残高10万円以上 | 毎月50pt |
| 他行からの被振込(1万円以上) | 20pt/1振込(月25回まで) |
| 給与/年金受取 | 毎月30pt |
給与口座がV NEOBANKではない場合でも、他行からの振込を多く受け取る機会がある方(例:家賃収入の入金、副業の売上入金など)は、V NEOBANKで毎月追加のポイントを稼ぐことが可能です。
結論:最適な選択のためのチェックリスト
お客様のライフスタイルに応じて、最適なデビットカードを選択してください。
| チェック項目 | Point+がおすすめ | V NEOBANKがおすすめ |
| 預金残高 | 500万円以上 | 200万円未満 |
| ポイントの使い道 | 貯めたポイントを現金に戻したい | 貯めたポイントをVポイント提携店で使いたい |
| 還元率の安定性 | **最大2.0%**を狙いたい | **固定1.5%**を確保したい |
| 主な口座の用途 | SBI証券との連携を重視 | Vポイントや金融取引の柔軟性を重視 |





