UR賃貸は初期費用がかからないって本当?
はい。
本当にいろいろ不要でした。
UR賃貸の入居条件や初期費用等を、実際にUR賃貸に入居して2ヵ月近くなる経験を含めて説明します。
なお、本記事は入居時の2023年3月時点の情報です。
最新の情報や分からない点は、UR賃貸住宅に直接聞いてください。本記事は責任を持ちません。
目次
UR賃貸住宅
「URであーる」でお馴染みの、UR賃貸住宅。
UR賃貸住宅は、UR都市機構(独立行政法人都市再生機構)が管理・提供する賃貸住宅です。
一般の賃貸住宅とも、県営や市営といった自治体による住宅とも異なり、 費用や住環境などの面で多くのメリットがあります。
例えば、民間の賃貸住宅では、保証人を立てたり保証会社と契約が必要ですが、UR賃貸では不要です。
そのあたり、UR賃貸住宅のCMでも言ってますね。
UR賃貸住宅 TVCM 「ダンス篇(更新料ナシ)」
UR賃貸住宅 TVCM 「ダンス篇(礼金・仲介手数料ナシ)」
このUR賃貸住宅に約2ヵ月前に入居しました。
入居時のルームツアーをYouTubeにアップしているのでまずはそちらを見てください。
【日本】築40年のUR賃貸住宅、昭和の団地 1DKに引っ越し。内見と入居初日のルームツアー
- 家賃: 47,500円
- 共益費: 4,520円
- 構造: 鉄骨鉄筋コンクリート
- 階: 5階
- タイプ: 1DK
- 専用床面積: 35平米
- 築年数: 築40年(リノベーション済み)
見ての通り、部屋はリノベーション済みなのでかなり綺麗です。
元は昭和に建てられた団地なので、水道管の剥き出し等古い作りがあるのですが、風呂や部屋は機能的にリノベーションされているので使いやすくいい感じです。
UR賃貸住宅 入居条件、初期費用、入居までスケジュール
Q&A 入居条件について
UR賃貸住宅に入居検討時にあるあるの質問をまとめてみました。
Q: 「CMでうたってる礼金・仲介手数料・更新料はナシって本当?」
A: 「はい、不要です」
Q: 「保証人、保証会社は不要って本当?」
A: 「はい。ですが、緊急連絡先は必要です」
Q: 「入居時に必要な費用は?」
A: 「敷金、日割り家賃、日割り共益費だけです」
Q: 「海外にずっと住んでて日本に住所がないが、借りられる?」
A: 「入居資格を満たす方であれば、現在海外に在住している方でもお申込み可能です」
Q: 「申し込みから入居までどれくらいかかる?」
A: 「物件によって異なりますが、最短3日です」
Q: 「契約期間が短すぎると違約金とかある?」
A: 「いいえ。契約期間の縛りはないので違約金はないです」
Q: 「退去時はどれぐらい前に連絡しないといけない?やっぱり民間と同様に1ヵ月前?」
A: 「2週間前です」
Q: 「退去時、敷金や最後の家賃1ヵ月分は返ってこない?」
A: 「敷金は現状回復に必要な費用のみ引かれて返ってきます。家賃は日割りの差額が返ってきます」
Q: 「入居後、別のUR賃貸住宅に引っ越したくなったら、また審査を受けないといけない?」
A: 「いいえ。UR賃貸の住み替えなら所得審査が不要です(ただし、新居の家賃が今の家賃と同額または低い場合等の条件あり)」
Q: 「収入が高くないと入居できない?」
A: 「はい。月収が家賃の4倍以上ないと入居できません」
Q: 「低収入や無職の人は借りられない?」
A: 「いいえ。一時払い制度、または、残高証明書の提出で条件を満たせば収入資格が免除されます」
Q: 「会社をクビになり、まとまったお金がないのだけど。。。やっぱり無理?」
A: 「借りれます。住居確保給付金を受ける人は収入等要件によらず入居申込を受け付けています」
その他の質問含め詳細は、UR賃貸住宅の公式サイトの「よくあるご質問」を参照してください。
入居条件詳細と初期費用
入居条件をもう少し掘り下げて見ていきます。
さっきの低収入や無職の人でも借りられる条件の3つはこんな感じです。
- 一時払い制度
家賃と共益費を1年分一括前払い + 初期費用(敷金、日割り家賃、日割り共益費) - 残高証明書の提出
貯蓄額が家賃の100倍 - 住居確保給付金を受ける
ここで、住居確保給付金とは、生活困窮者自立支援制度の1つです。
離職等により経済的に困窮して住居を失った、または、そうなる人が受けられる制度で、詳しくは、厚生労働省 – 住居確保給付金等を参照してください。
僕はリタイアして定収入はないので、この中の2.、残高証明書の提出で入居条件をクリアしました。
入居に必要な初期費用と貯蓄額はこうなってました。
- 敷金: 家賃 x 2倍 = 95,000円
- 日割家賃: 家賃 / 30日 x 日数 = 最大47,500円
- 日割共益費: 共益費 / 30日 x 日数 = 最大4,520円
- 貯蓄額: 475万円以上(家賃 x 100倍)
これを貯蓄額ではなく一時払いを選んだ場合、こうなります。
- 敷金: 家賃 x 2倍 = 95,000円
- 日割家賃: 家賃 / 30日 x 日数 = 最大47,500円
- 日割共益費: 共益費 / 30日 x 日数 = 最大4,520円
- 一時払い: 624,240円(家賃と共益費の1年分)
なお、残高証明書は、普通預金の貯蓄額が対象です。株やFX等の資産運用の資金は除外です。
また、楽天銀行等多くの銀行では、残高証明書は郵送になります。費用もかかります。
一方、住信SBIネット銀行だと以下メリットがあるので、そちらで残高証明書を取得することをおすすめします。
- ネットでダウンロードできる
- 発行は即時
- 残高に資産運用の資金(ハイブリッド預金)も含まれる
入居までスケジュール
申し込みから入居までのスケジュールはこんな感じでした。
- 3月8日
UR賃貸住宅の事務所に内見希望の連絡 - 3月9日
・内見、仮契約
・本契約 - 3月13日
・鍵受け渡し、入居
本契約から入居まで最短のスケジュールです。
本契約が9日の閉店間際だったので、実質本契約から4日目に入居できました。
UR賃貸住宅 初期費用をおさえる方法
UR賃貸住宅に申し込み時、以下2つの方法でキャッシュバックを受け取れます。
- キャッシュバック対象の不動産で契約する
- UR賃貸紹介制度
1.ですが、最大家賃1ヶ月分のキャッシュバックがあるようです。
「UR賃貸 キャッシュバック」で検索すると対象の不動産のサイトがヒットします。
ですが、僕は利用したことがなく、じっくり調べてもいないので保証しません。自己責任でご利用ください。
2.ですが、UR賃貸住宅の住民の紹介制度を使うと、紹介者と契約者両方に金券がプレゼントされます。
2023年5月現在、紹介者と契約者両方に10,000円がプレゼントされます。
当然、UR賃貸住宅の住民の僕を通すと10,000円ゲットできますが、僕の住所が特定されることからリスクもあるので、まぁ、よほどの理由がない限り遠慮しておこうと思います。契約者の身分証明書の送付と入居確定保証があれば検討します。
その他
その他入居手続きや初期費用、住んで分かったこと等、UR賃貸住宅関連の様々な情報を以下記事にまとめています。