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「YouTube広告を受注したい!」 「YouTube広告とテレビのCMと何が違うの?」 「YouTubeの動画に広告が入る仕組みは?」 |
広告はTVからYouTubeへ、WebマーケティングもYouTubeに変化しています。
YouTubeを使って商品を宣伝するのに、YouTube広告は誰でも簡単に利用できてすぐにその効果が確認できます。
YouTube広告の仕組みとYouTube広告に効果のある動画編集方法を記事にしましたので参考にしてください。
目次
YouTube広告の仕組み
YouTube広告の仕組みについてはYouTube広告の公式サイトに書かれています。
広告の種類はこのトップページのメニューの「成果を高める」のページに書かれています。
YouTube広告設定(YouTuber側)
広告を発信する側、YouTuber側では以下のように広告を設定します。
収益化をオンにするとYouTube広告が自動的に挿入される仕組みです。
どのタイプの広告を表示するかを選択できますが、どの企業の広告を表示するか?といった選択はありません。
YouTuberは広告の配置を以下から複数選択できます。
- 動画の前
- 動画の途中
- 動画の後
動画の途中を選ぶと広告を何回、どのタイミングで表示させるかを自由に設定できます。
例えば、僕のYouTubeチャンネル、Momi Meets Girlsの以下動画を例に見てみます。
広告表示は次のように設定しています。

広告の種類はどれでもOKとしていて、配置は最初と途中を選択しています。
動画の長さが10分までだと広告を途中に入れられません。最初と最後のみになります。
10分以上の動画には広告を好きなだけ挿入できるようになっていて、この動画では次の位置に挿入しています。

開始3分、7分、10分の位置です。
視聴者維持率を考慮しながら、広告があまり多過ぎず、でも、視聴者が離れる前に一度は見てもらいたいという考えからこう設定しています。
ですが、これはあくまでもYouTuber側の希望であり、ここで設定しても広告主がいなければ広告は表示されません。
今この動画を再生したところ、

動画の開始時にNetflixの広告が流れました。
5秒後にスキップ可能な形式、TrueView形式の広告です。
広告をスキップして動画を再生すると、3分経過後に次の広告が流れました。

動画下にバナーが表示されるタイプ、オーバーレイ広告です。
僕のYouTubeチャンネルで流れる広告はだいたいこの2つのタイプです。
YouTube広告(AIの判断)
Googleが自動で判断して広告を挿入します。
広告主がどのYouTuberのどの動画に広告を表示するか?といった選択は出来ません。
AIがどの広告が適しているかを視聴者のターゲット層から判断し、挿入しています。
この動画の視聴者はこうなってます。
- 年齢と性別
男性 100%
女性 0% - 上位の国
日本 88.8%
ベトナム 1.7% - 年齢層
25~34 歳 7.3%
35~44 歳 18.2%
45~54 歳 35.6%
55~64 歳 24.7%
65 歳以上 14.2%
(2020年5月)
男性視聴者が極端に多いです。(実際は100%ではないです)
年齢層は30代後半〜50代がメインです。
このターゲット層に合った広告が動画に挿入されるということです。
YouTube広告に効果のある動画編集方法
ここまでYouTube動画にYouTube広告がどのように挿入されるかを見てきました。
次はそのYouTube広告をどう編集するのが良いかを考えてみます。
まずテレビCMとYouTube広告の違いを、YouTube広告で最も表示される形式、5秒後にスキップ可能なTrueView形式の広告と比べてみます。
テレビCM
テレビCMでは視聴者は大きく以下2つのパターンに分かれるでしょう。
- CMを全く見ない(全部スキップ)
- CMを全部見る(スキップしない)
テレビをよく見る人はHDレコーダーで録画して見るのが一般的になっています。
そういうテレビ好きでかつCM嫌いな人はCMスキップして録画します。CMスキップ出来ない場合は再生時にCMをスキップします。
CMの内容が良い・悪い関係なしにCMを全部スキップします。
一方、なんとなくテレビをつけて見るタイプの人はわざわざCMをスキップしません。
CMの内容が良い・悪い関係なしにCMを全部見ます。
なので、CM制作側はCM全体、15秒CMであれば15秒の間でどのように商品をアピールするかを自由に構成できます。
YouTube広告
5秒後にスキップ可能なTrueView形式の場合、視聴者は5秒以内に広告をスキップするのが一般的です。
最初の5秒以内に視聴者を惹きつける、商品を知ってもらう工夫が必要です。
先ほどのNetflixを例にとると、

動画再生開始時にまずNETFLIXと広告が出ます。

その後、NETFLIXのロゴが右上に出て、Netflixのコンテンツの一つが流れて、Netflixが動画ストリーミングサービスだと視聴者は理解します。
最初の5秒でどういったサービスかを視聴者は理解できる構成です。
テレビCMをYouTube広告にも流す
このテレビCMとYouTube広告の構成の違いを念頭に、既存の人気テレビCMがYouTube広告でも使えるか、改善が必要かを考えてみます。
前回のこちらの記事の続きで、大塚製薬のポカリスエットのテレビCMを例にしてみます。
ポカリスエットのテレビCMでは、まず可愛い女性(人気女優)が登場します。

商品のポカリスエットはすぐには出てきません。
ポカリスエット(POCARI SWEAT)はCMの最後に出てきます。

こんな感じですね。
このテレビCMをそのままYouTube広告に出すとどうでしょう?
視聴者は5秒以内に広告をスキップすると、ポカリスエットという商品名を知ることはないです。AISASの最初の認知で止まってます。
ただ、このポカリスエットの場合は最初の5秒で可愛い女性が登場するので、視聴者を惹きつけることに成功しています。
スキップせずに広告を見続ける、最後のポカリスエットの商品名が出るまで見続ける可能性が高いので、テレビCMのままでも問題ないでしょう。
ちなみに、ポカリスエットは女優の登竜門として知られていて、PV(プロモーションビデオ)感覚で見る感覚です。

一番人気は宮沢りえですね。
他に三井のリハウスもそういった系統のCMです。
YouTube広告の動画編集方法
ポカリスエットのように広告予算が潤沢で人気女優を起用できるのであれば、YouTube広告用に構成変更や凝った動画編集技術も必要ないでしょう。

ポカリスエットでは、CM最後に文字が放射状に拡散しながら人形が起き上がるシーンがあり、視聴者に好印象を与えています。
こういったエフェクトの動画編集技術は必要になるでしょう。
さらにYouTube広告用にアレンジするなら、(最初5秒で商品を伝えるために)CM最初に白地に(小さな)ポカリスエットのロゴを入れたようなもの、1秒ぐらいのオープナーを入れると商品認知に効果的でしょう。
まとめ
効果的なYouTube広告は、YouTubeで最も再生される5秒後にスキップ可能な形式、TrueView形式から考えると良いでしょう。
その場合、テレビCMと違って5秒以内に視聴者を惹きつける工夫が必要です。
(ポカリスエットのCMのような)可愛い女性を低コストで起用できれば特に気にすることはないでしょうが。
なお、動画編集を一から始めて稼ぐロードマップを以下記事にまとめています。