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西宮市 船坂の過疎化
西宮市の北部に船坂という村があります。
周りは山に囲まれた村で、人口の50%以上が65歳以上の高齢者の限界集落です。
かつては、老若男女問わずたくさん人が住んでいたのですが、今では昔からここに住む高齢者だけの村となってしまいました。
かつては、農協、銀行、パン屋、駄菓子屋、たばこ屋、床屋といったお店があったのですが、それら全てのお店がなくなりました。郵便局もなく、今ではコンビニが一軒あるだけです。
かつては、小学校があり、学校に通う子供もたくさんいたのですが、今では(養護施設以外の)子供はいなくなり、小学校は廃校となりました。
かつては、農業ではパセリが特産品としてあったのですが、過疎化による農家減少によって出荷場が閉鎖となりました。
今では多くの田畑が耕作放棄地となっています。
かつては、宝塚と有馬温泉を結ぶバスが一時間一本の割合であったのですが、一日三本にまで減ってしまいました。
今や日常生活に支障をきたす水準にまで村は衰退しています。
このように村の過疎化が絶望的に進行している原因は、主に西宮市長の怠慢と自治会の老害にあります。必然ではなく人災です。
以下に詳しく解説します。
過疎化の原因
西宮市長の怠慢
西宮市長は西宮市北部の限界集落を放置してきました。
本来なら、市長は先導を切って農家支援や農地活用を図り、村の収入をアップさせることで市の税収を上げるべきなのですが、西宮市長にそのような考えはありません。「固定資産税を徴収できればそれで良い」という考えです。
事実、2018年6月、私の持つ土地と家の評価額が市場価値から乖離していることを申し立てしたのですが、却下されました。
実際の市場価値との比較データを添付して固定資産評価審査申出書を提出し、私の家周辺に空き家がたくさんあことを市の職員に見ていただき、市が請求する固定資産税が不当である旨申し立てしたのですが、却下されました。
その決定者は西宮市長です。
西宮市職員(都市デザイン課、都市計画課、建設指導課)の怠慢
「西宮市をどのように発展させるか」の都市計画は、西宮市の職員、都市計画課が担っています。
西宮市民の意見・要望は都市計画課が収集し、適切に判断し、市の上層部に伝えて西宮市の街づくりに活かします。
ですが、西宮市職員の対応がずさんなため、西宮市北部の過疎化は放置されています。
現在、(後述で説明する)「新たな挑戦」に関して西宮市職員に「事業が可能かどうか」を確認しているのですが、あまりにずさんな対応で呆れているところです。
もちろん、それが西宮市長の指示かどうかは分かりません。
自治会の老害
船坂の自治会は村のよそ者を排除してきました。
「村によそ者を入れるな」が自治会の方針です。
事実、田舎暮らしに憧れて家を建ててまで引っ越してきた住民を追い出しています。
また、自治会のメンバーは若い人の意見に耳を傾けません。
議論することもなく、「若者が偉そうに」と感情的に逆上するだけなため、今では誰も相手にしなくなりました。
新しい住民は増えず、仕事はなく、こういった風習に嫌気が差した子供は大人になれば村を出ていくので、村の人口は減少しました。
まちづくり部会の怠慢
船坂自治会にはまちづくり部会という、「限界集落の改善」を目的に活動している団体があります。
主に以下3つのプロジェクトが活動していることになっています。
- 空き家・空き地プロジェクト
- 農業元気プロジェクト
- 古民家活用プロジェクト
ですが、実際は以下のように改善どころか衰退しているのが現状です。
- 空き家・空き地が増加
- 耕作放棄地の増加
茅葺の古民家の活用だけはまだ活動していますが、その他は悪化の一途をたどっています。
言うまでもなく、これまでの説明の以下が問題で、まちづくり部会が根本的な問題を放置していることが原因です。
- 高齢者の農業引退による、農業労働者の減少
- 村によそ者を入れないことと子供が村を出ていくことによる、新規農業参入者がほぼゼロ
農業委員会の怠慢
これまでの説明と写真の通り、西宮市北部の限界集落の田畑は耕作放棄地が広がり、農業労働者は減少し、農作物出荷場、農協までもが廃止となりました。
こうなる前に農業委員会が何らかの対策をとるべきだったのですが、放置し、手の施しようがない状況になっています。
事実、2018年8月、遊休農地・耕作放棄地の農地貸し出し案やドローン事業案を農業委員会に問い合わせましたが、適当にあしらわれ諦めることになりました。
耕作放棄地の拡大と未活用は、西宮市農業委員会の怠慢が原因です。
一部住民とコンサルタントの利己主義
これまで地域活性化の取り組みが何度かありました。
ですが、全ては一部住民とコンサルタントの好都合を目的とした取り組みであり、限界集落の改善を目的としたものではありませんでした。
例えば、「西宮船坂ビエンナーレ」なるイベントが年一回数年間開催されました。
ですが、実態は芸術家の売名目的に開催されただけのお祭りで、過疎化対策は全くありませんでした。むしろ、村の住民、農家にとっては迷惑なだけのものでした。
実際、西宮船坂ビエンナーレに多額の市の税金を費やしてたそうですが、村の転入者は増えていません。減り続けています。お祭りと過疎化改善策とが無関係だからです。
「小麦プロジェクト」も同様です。
「小麦を育て、パンを焼き、茅葺き屋根を直す」を目的に活動を始めましたが、実は、その活動は古民家カフェが市から補助金(数百万円)を得るためのものでした。遊休農地・耕作放棄地を活用するものではありませんでした。
事実、私の所有する田を有効活用してもらおうと小麦プロジェクトに無償で協力し、アドバイスをしてきたのですが、活動に真面目に取り組む私はメンバーから追い出される結果となり、結局は自身で田んぼの借り手を探すことになりました。
その後三年経過しますが、小麦プロジェクトは活動当初の農地のみで行われ、村の遊休農地・耕作放棄地は活用されることなく放置されたままです。
このように、様々な地域活性化の取り組みの実情は、補助金、売名、お金稼ぎを目的とした一部住民とコンサルタントの自己都合の活動です。
有名人の見解を用いると、こういったこと↓です。
騙されましたね?移住者によって闇が暴かれる地域おこし協力隊。自治体の目的は地方活性ではなく、、、【ひろゆき 切り抜き 論破 ひろゆき切り抜き ひろゆきの部屋 kirinuki ガーシーch 地方移住】
過疎化による弊害
当然、限界集落の家、田畑を相続する子は負の財産を背負うことになります。
私の場合、特に問題の負動産としてビニールハウスがあります。
- 解体済み: 290平米
- 未解体: 2,750平米
2,750平米の敷地とは、オリンピック競技用プール2つ分の広さです(50mプール x 10レーン x 2)。
これらを解体する場合、業者の解体費用の相場は1坪当たり5000円程度。
未解体が833坪あるので、単純計算で解体費用は416万円になります。
田畑、家を放置すると固定資産税は以下賠償金を命じられます。
- 田畑: 耕作放棄地の場合1.8倍(平成29年から)
- 家: 空き家対策特別措置法が施行されると6倍
放置せずに管理する場合、保険、水道光熱費、草刈り等に年間数十万円かかります。
さらに、漏電で火事にならないか、冬は水道管が破裂しないか等の管理も必要になり、その人件費も上積みされます。
水道の民営化含め過疎地のインフラ使用量が引き上げされるととんでもない負担を強いられます。
過疎化によって、限界集落の土地を相続する子はそういった負の資産を背負わされることになるのです。
新たな挑戦
過疎化の原因、かつ、全ての決定権を持つ西宮市長の怠慢、自治会の老害等を変えることは出来ません。
固定資産評価で不当に提示した評価額で西宮市が買い取ればいいのですが、西宮市長はそれすら放棄です。
かといって、このまま限界集落の過疎化を放置すると、これら負動産の固定資産税や維持費を私が支払わされることになります。
あまりに理不尽です。
そこで、新たな挑戦に取り組もうと、以下準備を進めています。
- 限界集落にクリエイター女子が集うコミュニティ重視のコワーキングスペースを作る
- 耕作放棄地をドローン事業で活用する
詳細は以下ベージにまとめていますのでご覧ください。
追記:2021年5月23日 決定事項(5月16日)
その後、新たな挑戦は様々な規制と無責任な西宮市の対応により頓挫しました。
ですが、限界集落船坂の過疎化の賠償ならびに責務を西宮市長 石井登志郎氏に申し立てた結果、もし固定資産が固定資産評価額(市場価格の3割減)で売却できない場合、西宮市に申し出すれば西宮市が固定資産評価額で買い取ることを西宮市が約束されました。
以下その合意内容です。
西宮市長 石井登志郎氏 西宮市北部の過疎化放置の責任と固定資産の買取保証