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観光ビザの延長方法【2017年7月 マニラ版】(2)

観光ビザ パスポート

観光ビザの延長方法【2017年7月 マニラ版】(1)の続きです。

マニラでの観光ビザの延長方法をさらに詳しく説明します。




フィリピン政府移民局発行の観光ビザに関する情報

フィリピン政府が公表している、移民局発行の観光ビザに関する情報として以下があります。

BUREAU OF IMMIGRATION
(REPUBLIC OF THE PHILIPPINES)

TEMPORARY VISITOR’S VISA

EXTENSION OF STAY

EXTENSION OF AUTHORIZED STAY BEYOND 59 DAYS

簡単に説明すると、以下のことが書かれているようです。

  • 延長申請すれば、最初の30日間の滞在許可を放棄して、29日以内の追加滞在を許可する。
  • 遅くとも期限が切れる1週間前に1ヶ月、2ヶ月、6ヶ月から期限延長を申請すればよい。
  • 最大36ヵ月まで延長可能。(以前は24ヵ月まで延長可能だった?)
  • 申請するには、ビザ申請用紙に必要事項を記入し、BI Officeに提出すればよい。
  • SPA(Special Power of Attorney)の資格を持った人であれば、本人でなくても代理申請が可能。
  • 次回また延長したい場合、期限の切れる7日前に延長申請すべき。
  • 期限延長したい場合、自国のPhilippine Foreign Service Postかplace of legal residence?ですればよい。
  • 60日以上滞在する場合、BI Main OfficeかOther Immigration Officesで延長申請すればよい。

その他、ビザ申請に関連して、後述で説明しますが、ACR IカードとECCについては以下に記載されています。

ACR I-CARD ISSUANCE

EMIGRATION CLEARANCE CERTIFICATE (ECC)

ACR Iカードとは、Alien Certificate of Registration Identity Cardの略称であり、フィリピン政府が外国人のフィリピン居住者を把握するために、60日以上国内に滞在する外国人に発行を義務付けているものです。
ACR Iカードの有効期限は1年です。

ECCとは、Emigration Clearance Certificateの略称であり、フィリピンに6ヶ月以上滞在中、犯罪に関わっていない、ブラックリストに載っていないことを証明するための証明書です。

滞在日数ごとの観光ビザ

知りたい情報は、自分は何ヵ月フィリピンに滞在するので、どこでどういった手続きをし、費用はいくらかかるのか?ですよね?

そこで以下に滞在日数ごとの観光ビザ延長手続きについてまとめました。

29日以内の滞在

日本人で観光目的の場合、29日以内の滞在であれば観光ビザ申請は不要です。
ただし、(他国の観光旅行時と同様に)パスポートの残存有効期間が、滞在日数+6ヶ月以上残っている必要があります。

30日以上59日以内

観光ビザ申請が必要です。

下記に説明しますが、マニラにある移民局で手続きします。

事前にフィリピンに30日以上滞在することが分かっている場合、日本でも申請は可能です。ですが、申請手続きが複雑なようです。

現地のマニラでは書類の記入からビザ受け取りまで全て含めても1時間かかりません。ですので、現地で申請されたほうが良いでしょう。

60日以上3年(-1日)以内

観光ビザの延長申請手続きに加え、ACR Iカードの取得が必要です。

1年以内にフィリピン国外に出てもACR Iカードはなくなりません。1年間有効です。

3年以上

3年以上は滞在できません。

一度フィリピンから出国しなければいけません。

ですが、日本に帰る必要はなく、費用の安い近隣国に往復してフィリピンに戻ってくれば滞在カウントはリセットされます。滞在日数1日からスタートできます。

費用が安く数時間で往復可能なおすすめの国として、マレーシアのコタキナバル、シンガポールが挙げられます。

6ヵ月以上滞在後にフィリピン出国する際の注意点

ECCが必要です。

発行に数日かかる可能性があるため、フィリピン出国1週間前には取得しておくことをお勧めします。

移民局の場所

移民局で観光ビザ申請・延長手続きします。

ACR Iカード、ECCも同じく移民局で手続きします。

2017年7月現在、マニラには以下4ヵ所の移民局で手続きできるようです。

この中でも、交通面、衛生面、快適性全てにおいて、SM Auraのオフィスをお勧めします。

ちなみに、ネットで検索すると以下Makatiのオフィスも出てきますが、これは移転前の場所です。現在の2017年は閉鎖されています。

MAKATI IMMIGRATION EXTENSION

</span>MAKATI IMMIGRATION EXTENSION<span style="font-family: -apple-system, BlinkMacSystemFont, 'Segoe UI', Roboto, Oxygen-Sans, Ubuntu, Cantarell, 'Helvetica Neue', sans-serif;">

Googleマップで見る

費用

観光ビザ申請時にかかる費用を項目ごとに記載します。

  • VISA STICKER FEE
    パスポートに貼られるVISAのステッカー料金。
    100ペソ。
  • MONTHLY EXTENSION APPLICATION FEE
    延長申請料金。
    300ペソ。
  • MONTHLY EXTENSION FEE
    延長料金。
    政府の公式ページには、1ヵ月、2ヵ月の料金が記載されており、それぞれ以下の通りです。
    1ヶ月:500ペソ。2ヶ月:1000ペソ。
    実際、これまで2ヶ月間の延長を2回申請しましたが、2ヵ月1000ペソでした。
  • CERTIFICATE FEE
    申請者がブラックリストに載っていないことを証明する証明書料金。
    500ペソ。
  • LEGAL RESEARCH FEE
    法的調査料金。
    おそらく、申請者がフィリピン国内で罪を犯していないかを確認する費用と思います。
    30ペソ。
  • CERTIFICATE OF RESIDENCE FOR TEMPORARY VISITORS
    一時的な観光ビザの証明書の料金。
    1400ペソ。
  • ACR I-Card for Tourist
    ACR Iカードの料金。
    60日以上フィリピン国内に滞在する場合に必要です。
    期限は1年間有効ですので、観光ビザ更新の度に支払うものではありません。
    50$ + 500ペソ。
  • ECC
    ECCの料金。
    フィリピンに6ヵ月以上滞在した後、フィリピン出国時に必要となる費用ですので、出国するまで申請する必要はありません。
    500ペソ。無料
    なお、ECC申請時には、2x2サイズの証明写真が5枚必要な旨パスポートのフィリピン入国時のスタンプに記載されています。

以上から、観光ビザの更新に必要な費用は人によって異なります。

ECCについて

2017年11月にマニラでECCを取りました。

ネットの他のブログではECCの料金は500ペソと書かれているのですが、2017年11月は無料でした。

ECCについては、以下記事を参考にしてください。

あわせて読みたい

観光ビザ ECC の申請方法【2017年11月 マニラ版】

以下に僕の実例を記載します。

実例:フィリピン入国5ヵ月目、2ヵ月間延長申請

VISA STICKER FEE 100ペソ
CERTIFICATE OF RESIDENCE FOR TEMPORARY VISITORS 1400ペソ
MONTHLY EXTENSION APPULICATION FEE 300ペソ
MONTHLY EXTENSION FEE 1000ペソ
CERTIFICATE FEE 500ペソ
LEGAL RESEARCH FEE 30ペソVISA STICKER FEE 100ペソ
CERTIFICATE OF RESIDENCE FOR TEMPORARY VISITORS 1400ペソ
MONTHLY EXTENSION APPULICATION FEE 300ペソ
MONTHLY EXTENSION FEE 1000ペソ
CERTIFICATE FEE 500ペソ
LEGAL RESEARCH FEE 30ペソ

合計 3340ペソ

 

実例:フィリピン入国7ヵ月目、2ヵ月間延長申請

VISA STICKER FEE 100ペソ
MONTHLY EXTENSION APPULICATION FEE 300ペソ
MONTHLY EXTENSION FEE 1000ペソ
CERTIFICATE FEE 500ペソ
LEGAL RESEARCH FEE 30ペソ

合計 1930ペソ

前回はCERTIFICATE OF RESIDENCE FOR TEMPORARY VISITORSがないので安くなっています。

これはおそらく、観光ビザから就労ビザに切り替える最中に前職を退職したため、フィリピン入国5ヵ月目の時は観光ビザの再取得が発生したからのだと思いますが、確かではありません。
ACR Iカードは退職前に会社から受け取っていたため、申請したことはありません。

持ち物

観光ビザの延長申請のため移民局に行く場合の持ち物は以下の通りです。

  • パスポート
  • ACR Iカード(60日以上申請時に取得済みの場合)
  • お金

移民局によってことなるのかもしれませんが、SM Aura移民局では
証明写真は必要ありません。

ACR Iカード申請時に、2×2(インチ)のサイズの証明写真が必要な旨ネットでは記載されています。
ACR Iカードは会社で取得したため、確かなことは言えませんが、ただ、

  • ACR Iカードの申請時に僕本人は移民局に行っていない。
  • ACR Iカードに貼られている写真はパスポートのものと同じ。

でした。
パスポートの写真はパスポート発行時に用意した7年前のものであり、その写真はもうありません。ですので、移民局側でパスポートの写真をコピーし、ACR Iカードに貼り付けたものと思われます。
実際、その写真にはパスポート複製防止用の波線がうっすら写っています。
証明写真は必要ないはずです。

もし必要であっても、SM Auraの中にWONDER PHOTO SHOPという写真屋さんがあります。

ボールペンも移民局にありますので、特に必要ないです。

服装

特に気にする必要はありません。

無難に長ズボン、靴で行くほうがよいでしょうが、サンダル、ハーフパンツでも大丈夫です。

ビザ待ち

SM Aura移民局への行き方

SM AuraはBonifacioにあります。

以下地図のSM Aura Office Towerと書かれた場所です。

(SM Aura, Bonifacio)

地図 Bonifacio

SM Aura移民局はSM Auraに隣接したビルの8階にあります。

(SM Auraの外観)

SM Aura入り口

(SM Aura移民局)

SM Aura移民局

タクシーで行く場合、SM Aura Office Towerの玄関前に止めて、直接そのビルから入るのが良いです。

バスやジプニーなどの交通機関で行く場合、乗り場がMarket Marketにありますので、そこから10分程度歩き、SM Auraの上記写真の入り口から入るのが便利です。

SM Auraエスカレーター SM Auraエスカレーター5F

その入り口からエスカレーターに乗り、終点のSkyParkのある5Fまで行きます。

SM Auraフードコート

途中、左手にフードコートが見えますので、ここで食事をするのがいいです。

後に説明しますが、フードコートの食べ物はお手頃な価格で味もいいですし、サラダ専門店もあってなかなか良いです。

SM Aura SkyPark

SkyParkの半分は屋上になっています。

ここをビルに向かってまっすぐ進みます。

SM Auraエレベーター

ビルに入ってエレベーターに乗り、8Fの移民局に向かいます。

この際、いくつかエレベーターがあるのですが、1Fから10Fまでのエレベーターに乗ります。

他のエレベーターに乗ると8Fに止まってくれません。

数字の看板がありますし、この10Fまでのエレベーターが一番混み合っているので、すぐに分かります。

SM Aura移民局受付

ここが移民局の窓口です。

申請手順

移民局に着いたら、以下手順で申請します。

手順1. 申請用紙取得
手順2. 申請用紙記入
手順3. 受付番号取得
手順4. 申請用紙等を提出
手順5. ORDER OF PAYMENT SLIPを窓口に提出
手順6. 窓口で申請費用を支払い、レシートを受け取る
手順7. パスポート、CERTIFICATIONを取得

手順1. 申請用紙取得

入り口正面に受付の方が座っていますので、その方に申請用紙をもらいます。

観光ビザ申請用紙

あまり意識せずにもらっていたので、何と言って用紙をもらったかは覚えていないのですが、「I came here to extend my tourist visa.」で問題なく上記用紙もらえるはずです。

手順2. 申請用紙記入

申請用紙を受け取り、必要事項を記入します。

記載台があり、そこにボールペンがあるので筆記用具を持参する必要はありません。

  • Number of Months Requested
    何ヶ月延長したいのかを記入。
    0102を記入。
    2桁であればいくらでも数値を入力できる形式になっていますが、実際は、1ヶ月2ヵ月しか選択できないはずです。
  • Reason
    滞在する理由を以下から選択。
    Pleasure(娯楽), Health(健康), Business(ビジネス), Others(その他)
    (例)観光目的
    Pleasure にチェック(✔︎)。
  • Last Name, Given Name, Middle Name, Other name / ALIAS
    名前を記入。
    Last Name(名字, 姓)、Given Name(下の名前)の順に書く。
    Last NameとGiven Nameに1マススペースを空ける。
    (例)山田 太郎
    YAMADA TARO
  • Citizenship / Nationality
    国籍を記入。
    (例)日本人
    Japanese
    ※Japanと書いても指摘されない。
  • Country of Birth
    出生地を記入。
    (例)日本
    Japan
    ※都道府県まで記入しなくても良い。
  • Date of Birth
    誕生日を記入。
    (例)1997年4月15日
    15 Apr 1997
  • Gender
    性別を選択。
    MaleFemaleにチェック(✔︎)。
  • Civill Status
    現在の自分の状況を以下から選択。
    Single(独身), Separated(別居), Annulled(婚姻破棄),
    Married(既婚), Widowed(死別), Divorced(離婚)
    (例)独身
    Single にチェック(✔︎)。
  • Height
    身長を記入。
  • Weight
    体重を記入。
  • (Residential Address in the philippines)
    フィリピンに滞在している住所を記入。
  • Number & Street
    住所の番地、通りを記入。
  • Subdivision / Village
    地区、村を記入。
  • Barangay, Municipality, City
    最小の地方自治体、自治体、市を記入。
  • Province, Zip Code
    州、郵便番号を記入。
    ※郵便番号は書かなくても指摘されない。
    (例)マニラ Light Residencesコンドミニアム Tower1 8626号室
    #8626 Tower1, Light Residences, EDSA corner Madison Street, 1550 Manila, Philippines
    ※上記住所はあくまで例であり、その部屋番号は実在しません。
  • Mobile Number
    携帯番号を記入。
    (例)+63ー956ー111ー1111
    0956 111 1111
  • Applicant’s Signature over Printed Name
    下線の上に申請者のサインを記述。
  • Date
    申請書を記入・提出する日付、本日の日付を記入。
  • Method of Application
    申請者が以下のどちらであるかを選択。
    Personal(個人), Authorized Representative(認定代理人)
    (例)代理ではなく個人で申請
    Personal にチェック(✔︎)。
  • Accreditation Number
    上述で申請者が認定代理人だった場合、認定番号を記入。
    (例)代理ではなく個人で申請
    空白。記入不要
  • Name of Authorized Representative
    上述で申請者が認定代理人だった場合、認定代理人の名称を記入。
    (例)代理ではなく個人で申請
    空白。記入不要。

手順3. 受付番号取得

受付横に自動受付発券機があるので、TOURIST VISA EXTENSIONを選択します。

VISA自動受付発券機

受付番号が発券されるので、その券を持って16番窓口前のベンチに移動し、名前が呼ばれるのを待ちます。

発券番号

これまで2回申請しましが、待ち時間は3分以内でした。

一応電光掲示板が24番窓口付近にあるのですが、更新のタイミングが遅く、ずれているため、使いません。口頭で呼ばれるのを待ちます。

VISA受付待ち掲示板

手順4. 申請用紙等を提出

名前が呼ばれたら申請用紙、パスポート、ACR Iカードを16番窓口に提出します。

VISA受付16番窓口

ここでは数秒で受理され、申請費用が記された注文支払い伝票、ORDER OF PAYMENT SLIPを渡されます。

VISA支払い伝票

申請用紙に不備があれば後に指摘されると思いますが、この伝票を持って20番窓口に移動します。

手順5. ORDER OF PAYMENT SLIPを窓口に提出

先ほど受け取ったORDER OF PAYMENT SLIPを20番窓口に提出し、名前が呼ばれるのを待ちます。

待ち時間は3分以内です。

ビザ待ち

手順6. 窓口で申請費用を支払い、レシートを受け取る

呼ばれたらORDER OF PAYMENT SLIPに書かれた金額を20番窓口で支払い、レシートを受け取ります。

VISA支払いレシート

レシートを受け取ったら、やはり同じ窓口前で名前が呼ばれるのを待ちます。

ここで一番待たされるのですが、それでも10分以内でした。

手順7. パスポート、CERTIFICATIONを取得

処理効率化のためなのか、パスポートの受け渡しは複数人まとめて呼ばれました。

パスポートとCERTIFICATIONを20番窓口で受け取り、内容を確認します。

VISA_ステッカー

問題なければこれで観光ビザ延長手続き完了です。

ついでに食事、買い物

せっかくSM Auraにやってきたのですから、食事や買い物をして帰ることをお勧めします。

食事

上述で少し触れましたように、SM Auraに入ってエスカレーターを上がってすぐのところにフードコートがあります。

SM Aura フードコート

他のモールのフードコートはローカルのフィリピン料理が多いのですが、ここのフードコートはフィリピン以外の料理も多く、また、リーズナブルな価格で美味しいです。

SM Aura サラダバー

特に、フィリピンでは野菜を摂る機会が少ないので、ここのサラダバーで食事するといいと思います。

SM Auraサラダバー サラダ

参考までに、このサラダは150ペソ、スープは100ペソでした。

Makatiからなるべく安く行くには?

バスで行くといいです。

MRT Ayara駅近くにバス停があり、そこからMarket Marketまで12ペソで行けます。

時間は20分程度です。

そのMarket MarketからSM Auraまで歩いて10分ぐらいです。

(Makatiバス停地図)

地図 Makatiバス停

(Makatiバス停)

Makatiバス停

(Bonifacio Market Market)

Market! Market!

ここからMarket! Market!の前もしくは中を突き抜けてSM Auraに歩いて行くのですが、雨の日ですと少し億劫ですね。

他に安くて便利な行き方があれば教えてください。
また、本記事に補足や間違いがありましたらお知らせください。
最適な情報に更新していきます。