貧困ビジネス 〜貧困女子「私たちは買われた」 colabo (1)の続きです。
Colaboに送ったメッセージ原文
2016年10月2日、NHK番組 の「私たちは買われた―少女たちの企画展―」を観た感想と疑問について、Colaboのサイトから以下メッセージを投稿しました。
「私たちは買われた」のテレビ番組を拝見しました。
性被害に遭った少女たちの精神面を貴団体がケアされていることは非常に良い取り組みと思います。
ですが、貴団体の取り組みに多々疑問がありますので質問させていただきたいと思い、メッセージを送らせていただきました。
お忙しい中申し訳ありませんが、ご回答お待ちしております。
以下質問です。
- 少女の自立のための支援活動はされていますか?
- 風俗産業についてどのように思いますか?
- 少年をなぜ支援されないのですか?
- 団体が自立できる仕組みは検討されていますか?団体の活動資金を自ら生み出す努力はされていますか?
(1.について)
番組では、少女の自立のための支援活動について何も報道されませんでしたが、貴団体ではどういった活動をされていますか?お散歩するだけで数千円、手をつないだだけでまた数千円、そんなJKビジネスほど楽に稼げる仕事は世の中他にありません。
今や高度なスキルを持つ人でさえ自分一人が生きていくのが精一杯という状況です。
そんな中、仮に彼女たちが低賃金のアルバイトで生計を立てようとしても、自立は困難と気づき、援交を再開すると思います。
そんな彼女たちにどういった支援をされていますか?
(2.について)
ご存知と思いますが、今や風俗産業は女性のためのセーフティーネットの役割を果たしています。風俗とまでいかなくても、出会い系、キャバクラ、ガールズバー、スナック等女性が男性に援助を求める産業が日本には数多く存在します。
また、そういった産業があり、性欲旺盛な男性顧客がたくさんいるおかげで日本の多くの女性は生きていくことができているのが事実です。
少女たちは未成年ですのでそういった風俗産業で働くことは違法です。
また、法律を犯して少女たちを買うことはいけないことであり、買われた少女たちは性被害に遭ったと言えるでしょう。
では、少女たちが大人になり、風俗産業で働ける年齢になって、そこで働いて精神的に障害を受けたと相談があったらどう対応されますか?
または、1.に関連しますが、少女たちがそういった風俗産業に頼らなくても食べていけるように何か支援活動はされていますか?
もしそれが何かのアルバイトの紹介だったとして、それは女性が男性に媚びるサービスとは無縁の職業ですか?
(3.について)
難民男子もまた家庭の事情や暴力を受けたりしています。精神的に被害を受けており、自殺に追いやられる若者もたくさんいます。
言い方は失礼かもしれませんが、難民女子は体を売れば生きていけます。
体を売るまでいかなくてもキャバクラやガールズバー等高収入を簡単に得られる仕事がたくさんあります。
では、体を売ることすらできない難民男子はどうすればいいのでしょうか?
彼らの多くは窃盗、オレオレ詐欺、詐欺まがいのセミナー等の犯罪に手を染めているようで、少女よりむしろ少年を優先的に支援したほうが精神的に被害を受けた少年を救い、また、犯罪が減って世の中のためにもなると思うのですが、貴団体はなぜ難民男子を支援されないのですか?
(4.について)
現時点では、貴団体は運営費を援助によって賄われているようですが、運営費を何かサービスや商品を売って得られる利益によって賄おうと努力はされていますか?例えば、世の中にはクラウドファウンディングというものがあります。
そこでの活動は、クラウドファウンディングで資金を得て、活動を行い、資金援助してくださった方々には収益の一部なりサービスなり何らかの形で恩返ししています。
もし貴団体が自立に向けて何も活動されておらず、援助のみで賄われているとしたら、失礼ですが、援助交際反対を唱える貴団体自体が援助交際で生計をたてているといっても過言ではないと思いますが、いかがでしょうか?
また、以下補足も質問に合わせて送っています。
今話題となっている社会問題の解決を活動理念に掲げて世間から同情を誘い、結局は被害者や世間からの援助交際で生計を立てようとする偽善者を見ると憤りを感じ、世の中からいなくなればいいのにと願っております。
もちろん、貴団体がどういった取り組みをされているのかは、1時間の番組だけでは分かりませんので、現時点で貴団体について何も断言できませんし、誹謗中傷するつもりはありません。
上記のように、基本的にColaboの活動に疑いから入っているのであまり印象は良くなかったとは思います。
ただ、そういった聞き方になってしまったのも、テレビ番組終了後にどうしても腑に落ちずにネットでいろいろと情報収集し、テレビ番組以前にもColaboの活動に疑問視する意見を数多くあったことからです。
Colaboにメッセージを送る時点ですでに私の中では疑惑が確信になっていたことに起因します。
Colaboからの回答
2016年10月11日、あれから10日ほど経っても何の返答もありません。
Colaboのサイトの「お問い合わせ」をクリックしていただければ分かるように、質問を送信するのにも電話番号、職業、勤め先までも記入が必須となっており、不必要に個人情報を送る必要があります。
それに構うことなくメッセージを送信しましたが、音沙汰なしです。
Colaboに送ったメッセージ原文
2016年10月4日、前回のメッセージ送信から2日後に、NHK番組 の「私たちは買われた―少女たちの企画展―」を観た感想と疑問について、Colaboのサイトから以下メッセージを投稿しました。
一昨日質問を投稿しました者です。
まだお返事をいただけていませんがご覧になられたでしょうか?
さらに質問がありますので、前回の質問と合わせてご確認いただき、メールにてご回答いただけますでしょうか?
また、もしお忙しくてすぐには回答が難しいようでしたら、「確認中」だけでも構いませんので返信をお願いします。
では、以下が今回の質問になりますのでよろしくお願いします。
- 家出や性被害に遭った少女たちに対し、なぜ児童養護施設への入所を勧めないのですか?
- 売春、JKビジネス等の廃除に向けた活動をされていますが、簡単にお金を稼ぐ手段を失った少女たちにどういった支援やアドバイスをされていますか?
- 売春・買春とは別の性犯罪に対してどういった取り組みをされていますか?
(1.について)
親自身の病気や経済的理由、そして親からの虐待など、何らかの理由で家庭生活を続けることが困難になった子どもたちが利用する入所施設として、日本には「児童養護施設」という整備された施設があります。そこには、児童指導員、栄養士、嘱託医もいますので、児童の健康、医療、精神的な面までサポートしてくれます。
本来なら児童養護施設への入所を勧めるべきですが、なぜColaboを勧めるのですか?
また、仮にColaboの活動の一部において児童養護施設よりも優れている面があったとして、なぜそれを児童養護施設に提案されないのですか?
基金団体がColaboに援助するよりも、児童養護施設への援助金を増やしてもっと児童養護施設の質を向上させことの方が世の中にとってははるかに良いことと思いますが、児童養護施設を活用することの何が問題なのですか?
(2.について)
売春は犯罪ですのでそういったものを活用しないように呼びかけることは大事なことです。では、犯罪ではないJKビジネスを廃除することは重要ですか?
ご存知のように日本には、メイドカフェ、JKリフレ、ガールズバー、キャバクラ等少女が大人の男性に媚びを売り、簡単にお金を稼ぐ手段がたくさんあります。また、それらがあるおかげで少女たちは家を失っても生きていくことができているのが現状です。
JKビジネスを失ったら、もしくは、それら手段を利用しないとしたら、何もスキルのない少女たちが他に働ける場所といえば、良くてもコンビニやファミレス等のアルバイトでしょう。
賃金は時給900円ぐらいです。
学歴、住所不定、家庭事情が原因で少女たちがそういったお店で働くことができなかった場合、住むところだけでなく食べていくこともできなくなりますが、どうお考えですか?
これまで楽して時給3,000円稼げていて、欲しい物を好きな時に買えていた少女たちにその貧困生活を続けていくことが可能と思いますか?JKビジネスを失ったら売春を再開するとは思いませんか?
では、JKビジネスを撲滅し、少女たちが売春を再開しないように、貴団体ではどういった取り組みをされていますか?
(3.について)
性被害には以下のようにいくつか種類があります。
- 家庭内性的虐待(父親や兄から性的暴力を受ける)
- 暴力的性犯罪(レイプ)
- 軽微な性犯罪(痴漢、のぞき、盗撮、ストーカー、児童ポルノ単純所持など)
- 強制わいせつ(痴漢、児童ポルノ製造など)
- 売春・買春
これらを性犯罪を犯罪区分で分けると上記と少し異なってきますが、「少女が性被害にあった」という場合、 売春・買春以外にも上記のようなたくさんの性犯罪が候補にあがります。
貴団体の活動は、これら全ての性犯罪の責任を買春の加害者に押し付け、性被害にあった少女たちを買春の被害者と位置付けているように思えて仕方ありません。
NHKの番組の実例の一つに、「兄から性的虐待を受けた。家にいることが辛くなって家を飛び出した」とありましたが、彼女は性被害を受け精神的苦痛を受けたものの、ここまでは買春とは全く関係ありません。
その後の「やさしく声をかけてくる大人の男性」からが買春の対象になり、それまでに受けた性被害や精神的苦痛は買春とは関係ありません。
つまり、貴団体の活動、買春や買春に関連するJKビジネス等をなくすことが実現できたとしても、少女たちの性被害や精神的苦痛はなくなることはありません。
むしろ、売春は好きでやっている少女がほとんどでそれを性被害と訴えている少女のほうがはるかに少ないと思います。性被害を受けて精神的苦痛を受けている少女の多くは、買春ではなくそれ以外の性犯罪が原因ではないでしょうか?
それら買春とは別の性犯罪の撲滅のために、貴団体はどういった活動をされていますか?
Colaboからの回答
2016年10月11日、あれから8日経ちますが未だ何の返答もありません。
上記のように、もしお忙しくてすぐには回答が難しいようでしたら、「確認中」だけでも構いませんのでと伝えているのに返信がありません。
Colaboのサイトの「お問い合わせ」をクリックしていただければ分かるように、質問を送信するのにも電話番号、職業、勤め先までも記入が必須となっており、不必要に個人情報を送る必要があります。
それに構うことなくメッセージを送信しましたが、音沙汰なしです。
ある掲示板への投稿原文
Colaboについての情報収集のときに、ある掲示板で「仁藤の運営する団体は資金の出所はどこなの?」という質問を見つけました。
ちょうど私もその点に気になっており、さっきColaboのサイトから活動報告書をダウンロードし、情報を得たばかりでした。
また、その方と同様に私もColaboに対して不信を抱いていたため(今もですが)、その掲示板に以下書き込みで回答してあげました。
※205
※仁藤の運営する団体は資金の出所はどこなの
団体名は「Colabo」といい、「ご支援のお願い」というページに「Colaboの活動は、みなさまからのご支援で成り立っています。」と記載されています。資金の出所詳細は、そのサイトにある「活動報告書」をダウンロードし、「会計報告書」→「収益」を見てください。様々な基金団体からの「援助」ということが分かります。
ちなみに、団体メンバーの生活費等は、その会計報告書の支出にある「人件費」や「その他経費」にあてはまると思います。
私もNHKの番組を拝見し、いろいろ疑問に感じたことがあったので、そのサイトに質問を投げました。
「売る方が悪い」、「買った方が悪い」と物議を醸していますが、それは団体メンバーの思惑通りではないでしょうか。現時点では、「私たちは『買われた』展」やNHKの番組にしても、団体の以下商売の宣伝だと思っており、少女たちは団体メンバーにとって都合のよい商売道具だと疑っています。
- 援助金のさらなる獲得
- 夜の街歩きツアー
- 出版されている書籍
もし頑なに「少女たちの支援活動」というのなら、基金団体からの援助金を元にお店など何かビジネスを始め、収益を得て、団体自体が自立し、そして少女たちを雇用し、少女たちが自立できるだけの給与を団体が支払えばよいことだと思います。
ただ、私見で決めつけることは団体に対して名誉毀損になりますので、今はこの辺で投稿を控えておきます。
投稿内容が勝手に削除
この投稿はわずか数時間で管理人によって削除されました。
「ちなみに、団体メンバーの生活費等は、…」からの文章がまずかったかな〜と反省し、今度はそれ以降の文章を削除し、単に質問者に対して「基金団体からの援助」とだけ伝えました。
ですが、また1日も待たずしてこの投稿も削除されました。
「205の質問に対して事実を答えただけですが」と掲示板の管理人に伝えましたが、こちらも返答はありません。
削除の真相は不明なままですが、私には、
Colaboは援助で成り立っている。Colaboのメンバーは援助で生計を立てている。
ことにColaboメンバーが後ろめたさを感じており、その掲示板の管理人に削除依頼されたのだと思っています。
と言うのも、この掲示板の投稿と同じ内容がNHKの番組でもちらりと出ており、それに対しColaboメンバーが「掲示板やSNSに中傷や批判が投稿されている」と紹介されていました。
もし何も問題ないのなら、会計報告書の支出にある「その他経費」の詳細な内訳、そして、最終的にColaboメンバーがそこからいくら現金収入を得ているのかを明確にすべきだと思います。
こちら↓に続きます。