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マニラ スーパーマーケット事情 イライラ ( ̄∩ ̄#

マニラ スーパーマーケット事情




マニラ スーパーマーケット事情

マニラにも綺麗で大きなスーパーマーケットはたくさんあり、パッと見日本と変わらないぐらい便利に見えます。でも、実際は日本とは比べものにならないぐらいサービスが悪いです。

僕はアジア、ヨーロッパかなりの国を周ってきたので、日本だけじゃなく先進国のヨーロッパでもこういったサービスが悪いことは認識してたのですが、それでもやはりマニラは最悪ですね(笑)。

マニラに限らずたぶんフィリピンはどこでもそうだと思います。

じっくり考えれば不満はいくらでも出てきそうなぐらいあるのですが、ひとまず思いついた不満をあげてみます。

レジ待ちの行列に配慮なし(スーパー側)

常にレジ待ちします。

平日の午前とか昼過ぎとか日本だったら空いている時間があるのですが、ここマニラでは行列がなくてもレジ待ちします。なぜかは後ほど。

まず、何も考えずに適当にスーパーマーケットに行くと、たいていこの記事のトップ画像のような行列に出くわします。

5人待ちは覚悟。混んでいる時は8,9人待ちです。

その5人待ちぐらいのときにタイムを計ると、

10分。まぁ、これぐらいが平均です。

これでも自分の1人手前でストップウォッチを止めたので、13,14分は普通です。

これが日本ですと、混んでいる時はレジの従業員を増やしたり、「こちらにどうぞ」と比較的空いているレジに誘導したり気をくばるのですが、マニラではそういった配慮は一切ありません。

また、レジを打つ人、袋に入れる人と混んでいる時は2人体制になるのが日本では普通ですが、これも違います。
そういう2人体制のレジもあるのですが、もっとも混み合っている時間帯でも1人レジと2人レジの割合は半々ぐらいです。

レジ待ちの行列に配慮なし(レジ打ちの店員側)

レジ待ちの行列がどれだけ長くなろうがレジ打ちの店員は一切気にしません。のんびり対応します。

日本では、特に昼時のコンビニの店員なんかはものすごい勢いでレジ打ち、袋つめ、客の誘導とキビキビ動くのですが、マニラではそういった対応は一切期待できません。それこそウサギと亀の違いがあります。

亀が正確に処理するならまだ理解できますが、レジ待ちの行列から見ていてもしょっちゅう無駄な動きをしています。

バーコードの読み取り方が下手すぎて(読み取り位置が適当すぎて)なかなか読み取れなかったり、袋つめももたもたしていたりします。

レジ待ちの行列に配慮しない(客側)

客もまた後ろの人を一切気にしません。

レジの合計が出てから財布をカバンからゆっくりと取り出し、財布を開け、小銭もまた別の財布からゆっくりと取り出すといった具合に。

「だいたいこれぐらいになるだろうから、これぐらい出しておけばいいだろう。あと、小銭も確かいっぱい持ってきてたよな。いくらあるんだったっけ?」といった準備が一切ありません。

そして、お釣りを受け取ったらこれまたゆっくりと財布に入れます。次の人のレジが始まっているので場所を譲らなきゃといった発想がありません。

なので、後ろの人が少ししか買い物しない場合、前の人が詰まっているためそこで止まってしまいます。

お釣り、紙袋をすぐ切らす(スーパー側)

「なぜ?」というぐらいにお釣りを切らします。

そのため、しょっちゅう隣のレジにいったり、誰かに頼んだりしながらレジにお釣りを補給します。

ここまで言うとだいたい予測できるでしょうが、その頼まれた店員ものんびり対応します。なので、一回お釣りを切らすととんでもなく時間をロスします。

自分の前に3,4人いる時は別のレジに並び直したほうが早いぐらいに時間がかかります。

商品を入れる紙袋もすぐに切らします。補充という考えがありません。

切らしてから対応するのでここでもすごく時間がかかります。

ちなみに、マニラでは基本的に袋はプラスチック(ビニール袋)ではなく紙です。理由は…フィリピン人の国民性にまで話が膨らむので割愛します。

電子マネーでなくクレジットカード

日本ではワオンやEdyといった電子マネーで支払う人が増えて、今ではApple Payといったサービスまで登場しています。

それはレジ待ちの行列改善に貢献しているのですが、フィリピンでは現金よりクレジットカードを出すほうが時間がかかります。

特に、数個しか買わないのにクレジットカードを出されると、「出すなよ!」てなります。それぐらいクレジットカードの処理が遅いです。

カードの処理が遅くなる理由ですが、以下手順にあります。

  1. 客が店員にクレジットカードを差し出す。ここでは時間はかからない。
  2. 店員がクレジットカードをカードリーダーに通す。
    ここでなかなか読み取れない。もしくは、カードリーダがそこのレジに置いていないので隣のレジに行く(上の写真)。
  3. カードリーダーに客が暗証番号を入力する。
    店員が客にカードリーダーを手渡す動作、そして、客が暗証番号を入力する動作が遅い。
  4. 領収書、レシートが2枚プリントアウトされる。
    その2枚プリントアウトされるまですごく時間がかかる。
  5. 店員が客に対し、領収書にサインを求める。
    客がゆっくりと領収書にサインし、店員に渡す。
  6. 店員もまた領収書に何やら記入する。
  7. それを客が受け取り、ようやく支払い完了。

お分かりいただけたでしょうか?

日本のような「ピッ、パッ」という処理とは次元が違う遅さです。

ちなみに、フランスやスペインといったヨーロッパでもスーパーマーケットでのクレジットカード支払いは一般的ですが、サインも暗証番号もありません。電子マネーとほぼ同じスピードで処理してくれます(それでも日本のほうが速いが)。

商品の値札がいいかげん

お菓子、パン、日用品などはだいたいバーコードがついています。

ですが、こういったパイナップルや次に説明する野菜などはバーコードがついていないことが多いです。

野菜などは計り売りなのですが、パイナップルなどの大きな果物はレジでバーコードを読み取ります。

そのパイナップル等の大きな果物についているはずの札があったりなかったり、またあっても読み取れなかったりします。おそらくデータベースに料金のデータがなくてエラーになっているのだと思います。

そうなると、以下最悪な事態が発生します。

  • レジ店員: バーコードを何度も読み取ろうとする、もしくは、値札がなければレジをしばらく眺める
  • レジ店員: 別の店員にそのパイナップルを渡し、値段の確認を依頼。
    客である僕には一切何も言わない。
  • 別の店員1: パイナップル売り場にのんびりと歩いて向かう。
    ようやくたどり着いてもどうしたらいいのか悩む。
    調べに持って行ったパイナップルをパイナップル売り場に置いて問題解決とする。
  • レジ店員: 僕の商品の対応を無視して、後ろの客のレジ打ちを始める。
  • 僕: 「あれ?パイナップルの値段調べに行かせたんじゃないの?あの人どっか行ったよ」
  • レジ店員: 「待て。今値段確認している」
  • 別の店員1:  5分待ってもいっこうに戻ってくる気配がない。
  • 僕: 「あの店員戻って来ないじゃないか。もう一回調べるように言ってよ」
  • レジ店員: 「パイナップル?パパイヤだよね?パパイヤだよね?」
  • 僕: 「はっ?パパイヤ?パイナップルだっちゅうの(古)」
  • レジ店員: 無視してしばらくレジ打ちを続け、ひと段落したところで別の店員を呼び、再度同じ値段確認を依頼。
  • 別の店員2: やはりゆっくりとパイナップル売り場に行き、今度は別のパイナップル2を持ってレジにゆっくり戻ってくる。
  • レジ店員: バーコードを読み取ろうとするが、このパイナップル2もバーコードがついていない。
  • 別の店員2: パイナップル2をパイナップル売り場に戻し、どこかに行ってしまう。
  • レジ店員: 再び次のお客のレジ打ちを始める。
  • 僕: 「いやいや。ちょっと待てよ。今の店員もどっか行ったよね」
  • レジ店員:「値段確認している。ちょっと待て」
  • 僕: 「いいや。確認しに行っていない。ちゃんと調べろ。そしてバーコードがついているパイナップルを持ってこさせろ。できないなら僕が持ってこようか?あん?」
  • レジ店員: 別の店員3を呼び、再々度値段確認させる。今度は僕が言った内容も伝えたようで、指示は長文。
  • 別の店員3: やはりゆっくりパイナップル売り場に行き、今度は値札がついているパイナップルを選び、やはりゆっくりとレジに戻ってくる。
  • レジ店員: バーコードを読み取り、料金を表示。一切謝らない。言うまでもなく終始笑顔はない。

このやり取りでだいたい30分間ありました。

どうですか?バーコードが読み取れなかったときの恐怖を理解していただけましたか?

ちなみに、これは一部の店員の話ではありません。「その場しのぎで適当にやり過ごす」というフィリピンの文化の話です。

だいたい2,3ヶ月フィリピンに過ごせばその文化を実感できると思います。

果物、野菜の計り売り店員が常駐していない

果物、野菜は計り売りで、店員にお願いして値札をつけてもらいます。

ただ、店員はこのハカリに常駐しているわけではないので、いないときはKUYA(クーヤ)と呼びに行きます。

KUYAとは、男性店員を呼ぶ時の呼び方で、英語で言うところの「Excuse me」です。

女性店員にはATE(アテ)と呼びます。

このKUYA、ATEはマニラで生活するにはまず覚えておくべきタガログ語です。

話はそれましたが、ただ単にいない時に呼びに行くのが面倒というだけです。ヨーロッパでも計り売りはありましたが、自分でボタンを押して自分でバーコードのシールを貼り付けるタイプだったので、余計な待ち時間がなかったです。

ただ、この計り売りのストレスは他のストレスに比べたら微々たるものです。

もっと伝えておくべきストレスがあったと思うのですが、すぐに思いつかないということは、時々あるという程度でしょう。

また思いつけば追記していきます。