コミュニティーで将棋
前回お伝えしたように、FacebookにAsian Girls meet Filipinoというグループ、コミュニティーを作りました。
あわせて読みたい
このコミュニティーを通じて、日本人が楽しみながら英語を話す機会、フィリピン人と知り合う機会が増えればと思っています。
このコミュニティーの中でやってみたい、やってあげたいことがあります。それは、将棋。
フィリピン人が苦手なタイプのゲームじゃないかなと思ってます。
フィリピン人の特徴
フィリピン人は基本的に先のことを読めません。すぐ目の前にあることが全てで、長期的な目線で物事を考えることがないという習慣があります。よく言えば楽観的、悪く言えばその日暮らしというのでしょうか。
例えば、貯金するという習慣がない人がほとんどで、あればあるだけ使ってしまうそうです。
それはその人だけの問題なのでいいのでしょうが、困ったことに、これが政治や国家戦略ですらそういった「目の前にある利益が全て」という状況。長期的なものの考え方ができません。
例えば、鉄道。
フィリピンの首都、マニラにはMRTという鉄道が走っていて、2012年10月までは、三菱重工交通機器エンジニアリングのフィリピン法人がメンテナンスを行っており、正常に運行されていました。
そのまま日本企業に任せておけばいいものを、中国、韓国に騙されて日本企業との契約解除。今では中国から納入した車両は規制違反で使えない、韓国企業のメンテナンスはボロボロでトラブル多発という、どうしようもない状況に陥っています。
あわせて読みたい
目先の利益が全てであって、長期的な視点で物事を考えられないというのがフィリピン人の特徴です。もちろん、全員ではないのでしょうが一般的にそういった国民性です。
将棋で鍛えられる力
ちょっと話が壮大になってきましたが、要は、フィリピン人にもっと先を見て、いろいろ頭で考えて、全体的に考えてどう行動すべきかということを学んで欲しいなと思ってます。
今のほとんどのフィリピン人は単純作業しかできません。マニュアルに書かれていないことはやらない、できないという状況。
フィリピン人の頭を鍛えるためにそろばんを広める活動をされている方もいますが、それはどうかなと正直思ってます。
足し算、掛け算が早く計算できるようになるかもしれませんが、「考える」ということには結びつかないのではないかなと。
天才中学生棋士誕生
今日本の将棋界では、藤井聡太という中学生が話題になっています。
2018年2月5日。彼は史上初の「中学生五段」という快挙を成し遂げました。
藤井五段、驚異のスピード出世 最短ルートの勝利に磨き:朝日新聞デジタル
プロの棋士は一手を打つ前に100パターン以上考えて打つと言われています。どの手が最適な一手なのかを頭の中で100手シミュレーションし、その中で最適と思った手を打ちます。
フィリピン人に将棋は有効か?
もちろん、それはプロの棋士だからできることであって、普通の日本人にはできません。それでも数手は考えてから打ちます。
そういった「手を読む」、「先を考える」というこのゲームに、フィリピン人がどれだけ関心を寄せてくれるか興味があります。
また、もし「もうちょっと考えようよ」と予想した結果だった場合、そこから練習することでどれだけ思考力がアップするのかも見てみたいなと。
さて、どうでしょうか。