2018年5月3日 – 5日
バタッド 観光スポット 場所
フィリピンにある世界遺産、コルディリェーラの棚田群の一つのバタッド(Batad)。
バタッド(Batad)の場所と行き方についてはこちらの記事を参考に。
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バタッド周辺の地図はバナウェ(Banaue)のMunicipal Tourism Centerの中に貼られているので、バタッドに行く前に確認しておくといいです。
後に説明しますが、バタッドの隣にカンブロ村(CAMBULO VILLAGE)があり、バタッドからここまでのトレッキングコースもあります。
バタッド 宿泊施設
まず宿泊施設を紹介しておくと、今回バタッドで宿泊した宿がこちら。
Batad View Inn And Restaurant。
チェックイン日: 2018年5月3日
チェックアウト日: 2018年5月5日
部屋: Double
朝食: なし
料金: 2泊 = ¥2,396
前回の記事で軽く説明したように、この宿は村の入り口から離れた場所にあり、帰りは急勾配の階段を何段も上ることになるので、場所的にはイマイチ。料金は一泊約500ペソと安いのですが、周りもだいたいこれぐらいなので特別安いわけでもなく。
じゃあ、なんでこの宿を選んだかというと、
この宿のレストランからバタッドのライステラスが一望できることが理由。
あと、これは来てから知ったのですが、犬に癒されます。
子犬含めて全部で6匹いたかと。とにかく人懐っこくて、尻尾を振って近寄ってきます。特に、子犬は可愛い!
あぐらをかいて座っていたら、膝の隙間に顔を埋めてそこから顔を出して愛嬌を振る舞いてきます。
後で紹介しますが、今回ガイドを頼まずにバタッドを探索したのですが、なぜかこの茶色の犬がガイドしてくれました。
食事をしているとこのように近寄ってはじっと見つめ、膝に足をかけて「ちょうだい」と言ってきます。でも、この宿の張り紙に「犬に餌を与えるな」と書かれているので、あげません。すると、なんとも愛くるしい目でじっと見つめてくるんですね。これは犬好きの日本人女性ならたまらないかと。
ちなみに、この宿もそうですが、ここバタッドには欧米観光客、特に女性がたくさんいました。この宿だと、ポーランド、オーストラリア、アメリカ…あとどこだったか忘れましたが、これだけの欧米観光客はエルニド以来で驚きでした。
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バタッド ライステラス
バタッドのライステラス、ガイドがなくても観光できます。どの道を進めばよいのかも分かるようになってるので。
このようにルートをコンクリートで固めてくれているので、コンクリートの道を進めばいいだけです。
コースは上段と中段の2ルートあるんですが、行きは上段、帰りは中段のルートをお勧めします。坂は上るより下りるほうがいいですからね。
また、このように観光客がたくさん歩いてるので、コンクリートを意識しなくてもだいたいルートが見えるので大丈夫です。
あと、中継地点に休憩小屋がいくつかあるので、それを目指して歩くのでもいいです。
いろんな角度からライステラスの景色を楽しめます。その中でもこちらの角度からの景色、
どこかで見覚えありませんか?
そう。今(フィリピンでは)2018年5月現在公開中の人気の映画、アベンジャーズ インフィニティ・ウォー(Avengers Infinity War)の最後のシーンの風景なんですね。気になったら検索してみててください。
他頂上付近のこの売店からの眺めもいいです。
ちなみに、この売店、料金は観光地値段。
ヤシの実ジュース: 100ペソ
コーラ: 80ペソ
休憩しながらここの店員とおしゃべりしてました。この店員もそうですが宿の人も含めてバダッドの人は愛想が良くて好感が持てます。
この休憩小屋付近からの風景がこちら。
5月は稲が青々としていてベストシーズンだそうです。6月はこれが黄色に変わり、7月は刈り取られて芝になって、ちょっと物足りない風景になるそうです。
こちらは反対側からのバダッドの全景。
バタッドのライステラスの規模がよく分かるので、ここからの角度もいいですね。
タッピヤ滝
ライステラス中腹の比較的大きな展望台から山を下ったところにタッピヤ滝(Tappiyah Falls)があります。
ガイドをつけると400ペソ。でも、タッピヤ滝までも道が整備されていて一本道なので、迷うことはないです。
また、タッピヤ滝には朝7時半頃に着くのがベスト。
というのも、太陽が昇ってその光が滝の水しぶきを照らし、虹が見られるからということ。そのためには、ゆっくり行くなら朝6時半、早足で行くなら朝7時に宿を出発するのがいいです。
今回、ちょっと早めに朝5時50分に宿を出発。一人で行きました。一人で行ったのですが、行きはこの宿の犬、
この犬が勝手に案内してくれたので、正確には+犬1匹ですね。
まずは中腹地点の展望台に到着。ここまでもゆっくり歩くと20分以上かかります。
ここから滝の方向を見ると、
不思議な形をした山肌を見られます。
どうです?女性の顔に見えませんか?分からなければ宿の人に聞いてみてください。
この中腹地点から滝への道は下り坂。コンクリートの階段で、手すりもあるので安全です。
ここで、
中腹地点の展望台にいた犬までついてきて、しばらくこんな感じで意識し合ってました。
やがてその1匹はいなくなり、またガイド犬に戻りましたが。
中腹地点から20分ほど歩いたところでようやくタッピヤ滝に到着。
滝も周りの景色も荘厳な感じがあり、想像していた以上に良かったです。
ここで気になったのが、
この石を積み上げた何か。願い事を叶えるためのものでしょうか?「気になった」と言いながら、宿の人に聞くのを忘れました(笑)。
このタッピヤ滝に到着したのが朝6時半。そこから7時半、虹が出るまでここで待っていたのですが、その間、ガイド犬はというと、
川は渡らずに向こう岸でじっと僕を待ってました。一方、僕はというと、
暇つぶしにシャッタースピードをいろいろ変えて写真を撮ってました。
しばらくして、別のフィリピン人観光客2人組もやってきたのですが、滝には近づかずに向こう岸で僕のガイド犬とじゃれあってました。
そして待つこと1時間、朝7時半。
ガイド犬も起き上がり、「早くしろよ!」と言わんばかりに何度も僕をじっと見つめてきました。
ですが、その時間になっても虹は一向に出てこず。ちょっと曇り空だったのが原因かと思い、諦めて帰ろうとしたところ、先にフィリピン人観光客が戻って行きました。
で、なんと、僕のガイド犬はそのフィリピン人観光客をガイドし始めました。
しばらくして僕がそのフィリピン人観光客とガイド犬に追いつき、追い越したのですが、(僕に待ちくたびれた)ガイド犬は主を変えたらしく、ついてこず。どうやらこの犬、僕をガイドしたかったのではなく、誰でもいいので観光客をガイドするのが趣味だったようです(笑)。
カンブロ村
その後トップビューまで上って先ほどの休憩小屋でヤシの実ジュースを飲みながら休憩。
そこで休憩小屋のフィリピーナと話をしてたら、「カンブロ村(CAMBULO VILLAGE)へはこの道を進むだけ。1時間半で着く。一本道だよ」と教えてくれたので、行く予定はなかったのですがカンブロ村まで行ってみることにしました。ガイド犬は別のフィリピン人ガイドに切り替えたので、今度は本当に一人で。
さっきの休憩小屋のちょっと上にカンブロ村への道を示す看板が立ってました。
ここからの道は一本道ですが、獣道に近く、さすがにバタッドの村ほどは分かりやすくはないです。あと、
出発してすぐのところにサソリがいたので、ちょっとビビりました。一人で行って大丈夫かなと。
途中土砂崩れの場所もあったのですが、先に道が見えてたのでそれほど焦ることもなく。
また、出たのが9時頃ということもあってか、早朝にカンブロ村のトレッキングツアーに参加した観光客が戻ってくるのに何度も出会ったので、一人で山奥を歩いていても不安はほとんどなかったです。
さらに、途中数カ所に休憩小屋があり、現地の店員がもちろんいたので、もし何かあっても近くの休憩小屋に駆けつければいいです。
ようやく見えてきたカンブロ村の景色。ここからもまだ結構距離があります。
そして、バタッド村から歩くこと1時間半。ようやくカンブロ村に到着。
ここまでの道は一本道で迷うことはなかったのですが、カンブロ村に入ると一転。道が別れたり、村の民家の中を通ったり、もうどこが道だかよく分からなくなってました。かなりいい加減です。
カンブロ村の一枚。
この村にある宿泊施設兼レストランで食事。
野菜炒め + ライス: 174ペソ。
インスタントコーヒー: 70ペソ。
田舎といえども観光地料金。特に、インスタントコーヒーはスティックの袋とお湯の入った魔法瓶を渡され、自分で作るタイプ。まずくはなかったですがこういったサービスもあって食事はダメでした。
他何があるのかというと…行って探してみてください。
なお、バタッドの宿についてはこちらの記事を参考にしてください。