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「YouTubeを始めるのでFilmora9を使ってみたい」 「Filmora9の操作方法は分かるけど、YouTubeでどう使えばいいか分からない」 「Filmora9の実践的な使い方を知りたい」 |
YouTubeを始める場合、動画編集初心者には簡単に動画を作れるFilmora9で始めるといいです。
Filmora9の基本的な使い方は公式サイトを見れば分かりますが、YouTubeでアップされているような実践的な動画の解説はないので困りますね。
そこで僕のYouTubeチャンネル、Momi Meets Girlsの動画を使って、Filmora9でどう編集しているかを記事にしてみました。
参考にしてください。
目次
Filmora9とは?
出典:Filmora公式サイト
Filmora9は使いやすさを追求した動画編集ソフトです。
ちょっとした動画ならマニュアルなしでも直感的に作れるほど分かりやすい操作性から、動画編集の初心者に人気のソフトです。
動画の変化に効果的なトランジション、エフェクト等の表現は、お好みのパーツをタイムラインにドラッグ&ドロップするだけで出来ます。

Filmora9 基本的な使い方
Filmora9は操作が簡単なことに加えてヘルプも充実しています。
動画初心者でもFilmora9の機能を一通り操作できるように、FilmoraのYouTubeチャンネル、Filmora 動画編集に操作説明動画がたくさんアップされています。
なので、Filmora9の操作方法、機能詳細については、そちらのFilmora公式チャンネルの以下再生リストの動画を見てください。
YouTubeチャンネル: Filmora 動画編集
再生リスト:Filmora9ガイド|使い方を一から説明します!
Filmora9|全てのクリエイター達へ、次世代動画編集
Filmora9 実践的な使い方
2019年4月末からFilmora9を使ってこれまでに100本の動画を編集し、僕のYouTubeチャンネル、Momi Meets Girlsにアップしてきました。
例えば、こちらの動画です。
【マニラ KTV】ロマンス ショーアップ! 日本人に嬉しい◯◯サービスで人気【マラテ】/ (Manila KTV) Showtime at Romance (Malate) ※動画削除して別チャンネルに移動
動画をアップしてから半年間で20万回再生されました。広告収入でも最も稼いでいる動画です。
今回はこちらの動画の編集内容を見ていきながら、Filmora9の機能を解説します。
ですので、まずはこちらの動画を見ていただければと思います。
ワークスペース、タイムライン

全体のワークスペース、タイムラインはこのようになってます。
新規プロジェクトを作った後、まず左上のメディアに動画編集に使用するメディア、動画、音楽、画像を取り込みます。
これらメディアの中の動画、音楽、画像を画面下のタイムラインに配置して編集していきます。
この動画のトラック数は4つあり、上から順に画像、テロップ、動画、音楽を入れています。
なお、音楽のトラックはBGMと効果音を2トラックに分けて作ることもあります。
オープニング

オープニングでは動画の概要を表示しながらタイトルアニメーションを入れています。
YouTube動画では最初の10秒間の内容が重要です。
そこで、動画最初に全体やおすすめを部分的に入れることで視聴者が離れてしまわないようにしています。
Filmora9では、以下操作でオープニング動画を作っています。
- オープニングで紹介したいパートをコピー
- 「分割」ツールで約2秒の長さにカット
- 1,2を繰り返して5つぐらいのパーツを作り、それらを繋ぎ合わせる
- イントロのBGMの長さに合うように各パーツの長さを調整
オープニングの最後のタイトル、「Momi Meets Girls」のテキストアニメーションですが、これはfilmstocksのバブルパックを使っています。
通常オープニングやエンディングのアニメーションムービーやエフェクトは、高機能の動画編集ツールを使って作るのですが、Filmora9ではFilmoraのエフェクト提供サイト、filmstocksから選ぶだけで作れます。

filmstocksには有料のものとフリーのものとがあり、今回の動画ではフリーのものを選びました。
パック名:バブルパック
タイトル:Confetti Pack LowerThird 2
filmstockでパックをダウンロードすると自動でFilmora9にインストールされます。
Filmora9の編集画面ではこうなっています。

追加したパックは「タイトル」-「Filmstoks」に入っています。
この中のConfetti Pack LowerThird 2をタイムラインにドラッグし、ダブルクリックして編集画面を開いてタイトルのテキストを変更しています。

さらに、「高度編集」をクリックすると以下変更もできます。
- アニメーションの長さ、開始点、終了点等の調整
- タイトルの文字装飾
こんな感じでシンプルなオープニングを作りました。
フリーズフレーム、テキストスクロール

この動画では本編最初にこのお店と場所についての説明を入れています。
動画をフリーズさせ、テキストスクロールでお店の説明と地図を表示し、説明が終わったら動画のフリーズを解除するようにしています。
動画のフリーズは以下操作でできます。
- クリップを選択し
- 右クリックでプルダウンメニューを開く
- 「フリーズフレームを追加」を選択
- 追加されたフリーズフレームの終端を、フリーズさせたい範囲までドラッグ
テキストスクロールは「テキスト」から選びます。

「タイトル」-「搭載素材」-「エンディング」の中にある「クレジット1」を選び、タイムラインに入れ、ダブルクリックで開いて編集します。
地図は、画像を「メディア」に取り込み、タイムラインにドラッグするだけです。
なお、テキストスクロールの文字が見やすいように、テキストスクロールのトラックと撮影動画のトラックの間に黒一色の画像を半透明で入れるといいです。
今回は夜の動画で元々背景が暗いので入れていませんが、昼間に撮った動画では間に黒画像を半透明で入れています。
テロップ

テロップは「タイトル」-「搭載素材」-「テロップ」にあるデフォルトローワーサードを使っています。
デフォルトローワーサードをテイムラインに入れて、「高度編集」ボタンを押して「タイトルインスペクタ」画面を開いて編集しています。

「字幕」や「タイトル」からもカスタマイズできますが、変更する点が多いのでデフォルトローワーサードを使うのが良いでしょう。
テロップを「二行にしたい」、「アニメーションさせたい」といったカスタマイズもこの「タイトルインスペクタ」画面で行います。
テロップの一部の文字列の装飾を変更したい場合も、変更したい文字列をカーソル選択し、「タイトルインスペクタ」画面を開いて「カスタマイズ」パネルで行います。
基本的にデフォルトから何か変更したい場合は、
- クリップをダブルクリックして選択する
- 「高度編集」ボタンを押して「タイトルインスペクタ」画面を開く
- 好きなようにカスタマイズする
と覚えておくといいです。
テロップのテンプレート化

カスタマイズしたテロップをテンプレートとして保存できます。
「タイトルインスペクタ」画面で「カスタムとして保存」を押し、テンプレート名を入力して保存すると、「タイトル」-「搭載素材」-「カスタム」に保存されます。
保存されたテロップはFilmora9が保持しているので、別のプロジェクトでも呼び出せます。

YouTubeに100個の動画をアップしている僕のFilmora9だと、カスタムに25個のテンプレートが入っています。
なので、新規に動画を作る場合でもテロップを一から作ることはないです。
全てここの素材をタイムラインに入れて文字列だけ編集して作ってました。
色の調整

GoPro 7 Blackで撮影していて、それの調整をしていなかったため全体が暗くなってしまいました。
その暗かった映像をFilmora9で明るくなるように「明るさ」を変更しています。
この場合、58という値まであげています。
その他コントラスト、彩度、ホワイトバランス等もFilmora上で調整出来ます。
3D LUTからカラーテーブルを選んで映像の印象を変えることもできます。
こんな感じで。

これは「心温まる映画」というカラーテーブルを適用した映像です。
エンディング
この動画には続きがあるので、エンディングに次の動画を紹介しています。

また、エンディングにはBGMを入れているので、そのままだとダンスの音楽とBGMが被ってしまいます。
そこで、エンディングのBGMに切り替わるところでダンスの音楽の音量を次のようにして0に下げています。
- サウンド波形をダブルクリックし、オーディオパネルを開く
- フェードアウトを開始位置にカーソルを移動
- オーディオパネルで◆をクリックし、サウンド波形にキーフレームを打つ
- フェードアウトの終了位置にカーソルを移動
- オーディオパネルで◆をクリックし、サウンド波形にキーフレームを打つ
- ◆をドラッグしてボリュームを0にする
なお、単純なフェードイン、フェードアウトでしたら、
- オーディオパネルのフェードイン、フェードアウトスライダーを使う
- 波形の端を左右にドラッグしてフェードイン、フェードアウトさせる
でもできます。
まとめ
Filmora9は操作が簡単なので直感的に動画を作れます。
ヘルプも充実しているので、動画編集初心者にはFilmora9で始めるといいでしょう。
動画編集に慣れたら、Adobe Premiere Pro といった高機能の動画編集ツールにステップアップするのがいいでしょうが、Filmora9でも数十万回再生の動画は作れます。
なお、Adobeオンライン講座とセットになったAdobe Creative Cloundパッケージもヒューマンアカデミーから販売されているのでそちらと比較して購入すると良いでしょう。
なお、FIlmora9はリリースされてからバージョンアップしており、現在のバージョン9.3では使いやすくなっているようです。
以前は使い勝手が悪かった機能が直っているようなので、そのあたりも次回レビューしていこうと思います。
なお、YouTuberをマネてみた動画編集一覧とマネる手順と解説を以下記事にまとめています。そちらも参考にしてください。