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日経平均 NYダウ 2018年 どうなる?

日経平均 NYダウ 2018年




インフルエンサーとロボアドバイザー

昨年、WealthNavi、THEOといったロボアドバイザーによる資産運用が話題になり、それによる2017年、1年間の運用実績を記事にするブロガーも増えました。

ブロガーですので、もちろんアフィリエイト広告で利益を上げるためにということを目的とする人が多いのですが、困ったことに、経済を何も知らず、リスクをきちんと伝えずいいことだけ伝えるインフルエンサーが多いわけで。

仮想通貨でビットコインが半値に、一押しのイーサリアムまでもが暴落して2/3の価格にさがったら、「投資は自己責任」と突き放す。それでもって、今度は仮想通貨と全く異なるロボアドバイザーを紹介してアフィリエイト稼ぎ。

いや、あそこまで煽ったんなら「まさに大バーゲン!これを逃したらもうない!今こそイーサリアムを買い足すべき!」とでも言って貫いて欲しいもの。

で、何言ったかと思えば、「放置で増えてるロボアドについて追記。年率+13.5%はすごい……。」と。

そりゃそうでしょ。2017年はむしろ10%以上利益を出さないほうが難しい。そんな相場だったんですよ。

さらに、その記事を読んでもきちんとリスクを伝えていない。「景気低迷時はマイナス運用になる」程度。暴落の危険性について何も触れていない。本人も大金を持っていながら(その人にとって)少額しか投資していない。

結局のところ、アフィリエイトで稼ぎたいだけ。今年仮想通貨をはじめて損失した人から。

しかし、なんでこんないい加減なインフルエンサーを神のように仰ぐのでしょうね。

そういったこともあり、2018年の株式相場からロボアドバイザーに資産運用を任せられるかどうかを判断するために、2017年の相場と2018年に起こりうるリスクについて簡単に調べてみました。

NYダウ チャートから暴落リスクを知る

こちらは2017年のNYダウのチャート。

2017年、NYダウは20,000で始まり、26,000まで上昇しています。上昇率は24%

次に5年チャートで見てみましょう。

NYダウは5年間で見てもほとんど暴落なく上昇し続けてます。

2015年8月の暴落は、中国ショックと原油価格暴落によるものですかね。

2016年1月の暴落も中国で株価が暴落した影響によるものかと。

その2回の暴落においても、ダウの下げ幅は18,000から16,000。下げ幅は約12%

次に10年チャートを見てみましょう。

2009年に暴落がありますね。

言わずと知れた、リーマンショックですね。

このときはだいたい13,000から7,000に暴落。約45%も暴落してます。

また、この10年間のチャートを見ると2017年からの2018年1月までの上昇率は平均よりも高く、バブルに見えます。

日経平均 チャートから暴落リスクを知る

こちらは2017年の日経平均のチャート。

2017年は19,000円から始まり、年末は23,600円。24%の上昇。NYダウと同じぐらいの上昇率ですね。

2017年4月に19,500円から18,500円ほど、約1,000円の暴落があった程度で大したことではないですね。

ちなみに、暴落の原因は、米国のアフガニスタン空爆や北朝鮮の核開発といったことのようです。

これを見てもわかるように、もしロボアドバイザーの資産運用の大半が株式投資であったなら、年率十数%は全くすごいことではなく、むしろ、たったそれだけ?となるのです。

続いて、日経平均の5年チャート。

こちらはNYダウと違ってキツイ暴落がありますね。

暴落タイミングはNTダウと同じく、中国ショックのときの2015年8月です。

21,000円から15,000円の下落ですから、下げ幅は29%。NYダウの下げ幅が12%でしたから、その倍以上ですね。

また、そこからの回復も弱く、暴落前の水準に戻るまで2年かかっていますね。

続いて、日経平均の10年チャート。

日経平均もNYダウと同じく、2009年に大暴落があり、そのときの前後の株価は14,500円から7,200円。下げ幅は50%

NYダウが45%なので、リーマンショック直前に株を購入していた人はアメリカ株、日本株関係なしに約半分の損失になってたということですね。

株に馴染みのない仮想通貨で資産運用デビューした人に説明するなら、まさに2017年末から2018年初めのビットコインの暴落と同じ

つまり、仮想通貨で損失したから「じゃあ、次は株式投資」と安易に株式投資に首を突っ込むと、ビットコイン暴落時と同等の損失を被る可能性があるということです。

株価暴落のリスクを検証

では、2018年、NYダウ、日経平均株価が暴落するリスクはどれだけあるか?を検証してみます…が、それについては、Twitterでもうほとんどつぶやいています。

 

 

 

 

 

 

これをつぶやいているときに、

  • 論点がずれたツッコミをいれる(GPIFが日本企業のどこに投資しているか?などのツッコミ)
  • 回答が書かれている記事をリンクに張っているのに、それを読まずにツッコミいれる

頭の悪い人がいたのですが、そこでの内容は本件と関係ないので割愛。

重要な点はここ。

 

日経平均 NYダウ 2018年 暴落リスクまとめ

つまり、これまで日経平均は実態経済とかけ離れて、国の思惑通りに上昇し続けてきたんですね。参照記事の内容が事実ならば。

2017年、GPIFは海外投資家に日本株を売ってきたでしょうが、十分なほど株を保有しているはずです。先ほどの、

GPIF 運用資産額
https://t.co/0mbB8I1KBr

を見ると。ちょっとデータが古いですが。

国も海外も日本株をもう既にもっているので、海外機関投資家が空売りを仕掛けてきたら、銀行や海外投資家は現物を大量売りすることでしょう。

で、そのバブル崩壊のトリガーの可能性も既にある状況。

それは、単に

  • NYダウが異様に上がりすぎている
  • 日経平均が実体経済とかけ離れて上昇している

という要因以外にも、

  • アメリカと北朝鮮の関係

があり。

アメリカが戦争をしかけたら、もしくは、北朝鮮が陸地にミサイルを飛ばしたら、ほぼ間違いなく、

  • 株価が下がる
  • 円高

になります。

その下落率は高い位置にあればあるほど急激な大きくなります。暴落が起きれば、株価は最悪半値以下になるでしょう。

言うまでもなく、「ロボアドバイザーに運用を放置で利益が十数%」なんてあるわけがない

「資産運用で5%以上なんて余裕」と言いつつ少額投資のインフルエンサーは信用しないほうがいいですよ。あなたのアフィリエイトがインフルエンサーの利益ですから。

むしろ、もしリーマンショック級の暴落が起きたなら、個人投資家と違ってすぐに資金引き上げができないでしょうから、半値以下になるのでは?と危惧します。

ロボアドバイザーがそうならないには、

  • ポートフォリオの株の割合が低い
  • 危険察知して資金引き上げ、ポートフォリオ組み替えを迅速に行う

が必須条件です。

ということで、無責任なインフルエンサーの買い煽りを真に受けず、じっくり慎重に投資したほうがいいですよ、と忠告しておきます。

ちなみに、インフルエンサーがよく言う「長期投資だから短期の損失は気にしない」と言うのも言い訳であって、それを言うなら、どのタイミングで始めるとどのくらいのリスクがあるのか?をきちんと伝えるべきですね。

僕はWealthNavi、THEOに投資を始めました。

資産を増やすというより、「暴落が起きてもちゃんと利益出せるの?」といった挑戦状の意味合いで。それについては後ほど。

マネをするなら、「資産が半減するかも」という危機管理のもと、自己責任で投資してみてください。

まぁ、ロボアドバイザーや株式投資を始めるとしたら、アメリカと北朝鮮の関係に改善の兆しが見えたらがベストでしょうね。トランプ大統領の間はないでしょうが。

追記

ウェルスナビの最初の月の運用報告を書きましたので参考にしてください。

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