資産運用で話題のウェルスナビ(WealthNavi)。ネットで検索すると、
「ウェルスナビ、めっちゃ優秀!年利10%は余裕!」
といったポジティブな書き込みばかり。その運用報告の記事をみたら、ほぼ全て日本、アメリカ経済が絶好調の2017年の途中に始めたものばかり。
ここまで高騰してしまったアメリカ ダウ。2018年は暴落するかもしれません。それこそリーマンショック級に。
そんな経済状況が悪化しても資産をプラス運用できるのか興味があり、100万円を投資してみることにしました。
入金から20日、どうなったでしょう?
まだ1ヵ月経ってないですが、キリのいい月末に報告します。
WealthNaviは今最も人気のあるロボアドバイザーです。資産運用を全く知らなくても、WealthNaviに投資しておけば株、債券、金等リスク分散した形で資産運用してくれます。
そのポートフォリオ(資産の分配)は口座開設時のアンケートで変わり、余剰資金が多く、大きいリターンを希望すればリスクの高いポートフォリオで運用されます。
僕のポートフォリオ
アンケートに答えて作られた僕の資産運用のポートフォリオ。リスク許容度は5段階中4。
99万円の投資額が、20年後には高い確率で151万円に増えるというポートフォリオ。
ここですでに100万円が99万円に減ってますが、これは1%の手数料の分が引かれているからですね。
ポートフォリオの内容を見ると、米国株の比率が一番高く、35%もあります。これは理にかなっていて、実際ダウ平均のチャートをみてみると、
ここ10年間、リーマンショックのあった2009年を除いてずっと上昇しています。結果論でいえば、リーマンショック直後に米国株に全財産投資しておけば資産は3倍以上に増えてたんですね。
ですので、好調な米国株に配分を高くすることが一番リターンが得られることでしょう。
続いて、日本株。26.6%ですので投資額の1/4以上の配分ですね。ここで日経平均を見てみますと、
ダウ平均と大きく異なり、リーマンショックで半値まで下げています。その後数年停滞期間があり、2012年以降は浮き沈みしながら24,000円を超えてバブル崩壊後の最高値まできている状況。
ですので、直近の数年でみればリターンが大きく得られることから、配分が高いことも頷けます。
続いて、配分の高い順に並べますと、米国債券、金、新興国株、不動産となってますね。新興国株が思ってたより低い印象ですが、おそらく、アメリカ経済が好調なので、リスクをとってまであえて(経済成長率の高い)新興国に投資しなくてもいいという判断でしょう。アメリカ経済が好調であれば、新興国に投資していたお金を一気に引き上げる可能性がありますから、正しい判断でしょう。
なお、日経平均、NYダウのチャートをもう少し分析した記事をこちらに書いてます。
あわせて読みたい
資産運用 シミュレーション
このポートフォリオで20年以上運用した場合のシミュレーションです。
- 70%の確率で、150万円以上
- 50%の確率で、211万円以上
- 30%の確率で、296万円以上
とのこと。
20年運用すると、1/2の確率で倍になるそうです。
こちらは(ブラックマンデー以降で)最も経済に影響のあったリーマンショック前後のシミュレーション。
最大30%の落ち込みがあるものの、その4年後には元本まで戻し、それ以降は伸び続けて10年後には1.5倍になっていた、ということのようです。
ですので、仮に2018年にリーマンショック級の景気落ち込みがあったとしても、最悪30%程度の暴落で済み、数年後には元本に戻っているとのことから安心ですね。これがちゃんとしたシミュレーション結果であればの話ですが。
ウェルスナビ 運用報告 1ヵ月目
さて、本題の運用報告。
100万円入金したのが2018年1月11日。それから20日経った1月30日、WealthNaviの資産はどうなったでしょうか?
WealthNaviの資産評価額がこちら。
996,322円。手数料の1万円を引いた99万円で考察すればプラスですね。ただ、100万円を投資しているので100万円以上を期待しています。ですので、1ヵ月後の結果報告は、3,678円のマイナスでした。
ポートフォリオの何がプラスで何がマイナスだったのかを見てみますと、
米国株、新興国株は好調ですね。十分にプラスです。 ただ、米国債券はちょっと悪いですね。他はWealthNaviでポートフォリオ作成時(購入時)の手数料を考えれば誤差の範囲でしょうから気にしません。
まだ運用開始して20日で、特に目立った経済の波もなかったことから、こんなもんでしょう。半年後には目立った利益が欲しいです。
記録を兼ねて、毎月、月末に報告していこうと思います。投資するかどうかの参考にしてください。