「d払いがキャンペーンやっててお得らしいけど」 「d払いの支払いをdカードに設定するとポイント還元率がいいらしい」 「そもそもd払いはドコモ以外で使えるの?」 |
キャッシュレスサービスがいろいろあって何を選んだら良いのか?どう使い分けるのがいいのか複雑で分り難いですよね。
特に、d払いはドコモが提供しているので携帯電話がドコモ回線でないとダメなのか?とかいったように、d払いはお得らしいけど使えるのか分からないといった疑問が。
調べたところ、dカードを使ってお得になるのはこういう人です。
- コンビニはローソン
- キャンペーンに敏感
その他の○○ペイと組み合わせるとお得に買い物が出来ます。
ただ、いくつか注意点があり、その点も含めてこの記事で解説していきますので、参考にしてください。
目次
ドコモ dカード特徴とメリット
dカードには年会費無料の銀色のdカードと年会費1万円以上するdカードGoldの2種類があります。
その違いについてや(ワンランク上の)dカードGoldについては後日紹介するとして、前者のdカードは以下特徴があります。
- 年会費無料
- ローソンで最大5%おトク
- dポイントは日常生活で幅広く利用可能
- 提携店が多いiDが使える
これら特徴を一つ一つ解説します。
年会費無料
年会費は無料です。
携帯はドコモ回線以外を使っていてもdカードを作れます。
クレジットカードですので審査はありますが、審査基準は楽天カードと同レベルのゆるい審査です。
ローソンで最大5%おトク
これがdカードの1番のメリットですが、ローソンでdカードで支払うとずっと5%オフです。
還元の内訳は以下の通りです。
参考: 「d Card」-「 ローソンで最大5%おトクに」
最大6%お得になるローソンPontaカードというものもありますが、dカードはその次にローソンで使うとお得なカード。
dポイントは日常生活で幅広く利用可能
ライバルのPayPay、楽天Payに比べるとd払い提携の店舗数は少ないようですが、利用頻度の多い店舗、例えばコンビニですと、ファミリーマート、セブンイレブンでも使えます。
日常生活で幅広く利用できます。
提携店が多いiDが使える
dポイントはiDでもd払いでもたまります。
iDはキャッシュレスの先駆けですので、利用店舗は他のキャッシュレスサービスより多いです。
d払いが使えなくてもiDは使えるといった店舗も多いので、結果、dポイントも楽天ポイントと同レベルにポイントをためられます。
ドコモ dカードのデメリット
ローソンで使うとお得なdカードですが、デメリットとして以下があるようです。
- ドコモ契約以外でd払い利用が分かりにくい
- dカードの利用通知メールがその都度ではない。月一回
- 海外旅行保険が利用付帯でもついていない
特に、一つ目の問題が決定的なデメリットで、結論を言えば、ドコモ契約以外だとd払いはもう少し待った方がいいです。
利用通知メールがその都度来ないのも不正利用に気づきにくいので個人的には問題です。
海外旅行保険はdカード Goldのみについています。年会費無料の方にはついていません。
海外旅行保険目的であれば、年会費無料で自動付帯のBooking.comカードがおすすめです。
これらデメリットについてここからもう少し深掘りしていきますが、まずは僕のdカード利用状況と環境について説明します。
dカードの利用環境
ドコモ回線契約
僕の携帯電話は格安SIM(IIJ)でドコモ回線ではありません。
ただ、事情により実家のドコモ回線を管理せざるを得なくなり、実家のドコモ光、母のドコモ携帯電話を契約者として僕を登録することにしました。つまり、ドコモ回線の使用者が母、契約者は僕という登録です。
その際、ドコモ回線のdアカウントには携帯電話番号が必須で、ドコモ回線のみという条件でしたので、dアカウントには母のドコモ携帯電話を登録しています。ドコモ契約者にドコモ以外の携帯電話番号を登録することはできません。
※ドコモのカスタマーサポートの回答では「契約者の電話番号はドコモ以外でもOK」だったが、それは間違い。不可。
dカードの利用目的
dカードを作った目的ですが、ドコモの引き落としのためではないです。
- ローソンで割引率が高い
- プライベートの支払いをd払い、経費を楽天といった使い分け
が利用目的です。
なので、dカードとドコモの引き落としを紐づけていません。
まとめると、
- ドコモ契約者だけどドコモ以外の携帯電話を利用
- dカードを利用するが、ドコモ回線と紐づいていない
という状況です。
ドコモ回線以外がd払いとdカードを利用した時の問題点
上述の通り、僕のスマホはドコモではありません。
そのドコモ以外のスマホにd払いアプリをインストールし、dカードと紐づけようとすると問題がおきます。
dアカウント
d払いを利用するにはdアカウントが必要です。
そのdアカウントは以下2種類あります。
- ドコモ回線のdアカウント
- ドコモ回線以外のdアカウント
これを間違わなければdアカウントの設定、d払いの登録はスムーズに出来ます。間違うとエラー内容が意味不明なのでハマります。
詳しくは、「ドコモ以外 d払い」でネットで検索すると出てくるのでそちらを参照してください。
d払い 二段階認証
問題となるのが、d払いを二段階認証させる際です。
d払いのアプリ自体の起動は「dアカウント設定アプリ」の人体認証で二段階認証可能です。
ですが、支払いの際の二段階認証でドコモ回線のSMSが必要になります。
この辺、スクリーンショットを貼りながら一つ一つ詳しく解説しようと思ったのですが、つい3日前、2019年11月18日、d払いの仕様が変更になったとのニュースがありました。
d払とiDが統合され、d払いアプリからd払いとiDを選択できるようになった
とのことです。ややこしいですね笑。
dカードの利用状況と感想
上述の問題点とd払いの仕様変更から、今はd払いは使わずにdカードでiDを使っています。d払いアプリとd払いは使わずに様子見です。
以下気になった点と不便に感じている点です。
dカードの利用お知らせメール
dカードを使ったらその旨メールが即飛んで来て欲しいのですが、dカードでは利用お知らせメールは月一回だけです。
「ご利用額お知らせメール」でメール配信を設定できるのですが、
この通り、月1回支払い額が確定した時にお知らせメールが送られます。
メールが送られて来ないので、dカードの利用状況を確認するために都度Webにアクセスが必要です。
ただ、dカード利用明細にのるまでに数日のタイムラグが発生するので、さらに、
dポイントの獲得状況を確認するようにしています。
このように、ローソンの利用状況は即dポイントの獲得に反映されています。
一方で、ある店舗で利用した商品のポイント、64ポイントは反映に一週間かかっています。
なので、dカードの利用状況を最速に知るには、dカードの利用明細、dポイントの獲得状況の両方をチェックする必要があります。数日遅れでも良いならdカードの利用明細だけチェックで良いでしょう。
ちなみに、明細にのっているドコモ回線の利用ポイントですが、これはdカードからの獲得ではなく(紐づけていないので)単にドコモ回線についてるdポイントです。このドコモ回線は後日説明するミライノカード Goldに紐づけました。
d払いでなくiD
dカードを持ち歩いてるので、d払いでなくてもiDで今のところ問題ありません。
むしろ、d払いではdポイントを貯めるにdポイントカードを提示し、さらにd払いアプリを立ち上げてとなります。
dカードを提示してiDで支払うほうが楽なのと、2019年11月のd払いとiD統合以降は割引率も同じになったはずなので、dカードでiD支払いの方がよいのではないでしょうか?
ドコモ使用料にdカードゴールドで決済して分かったこと
その後、以下理由からdカードゴールドを作り、実家のドコモ使用料の決済に紐付けました。
- dカードゴールドのポイント還元率が大きい
- ドコモ使用料の決済で使うと料金が10%割引される(dポイント還元)
- 補償内容の良い海外旅行保険が付帯
2021年4月分から今で1年半契約しています。
なのですが、以下理由からドコモ使用料の決済にdカードゴールドを使うことはやめます。カードも破棄します。
- dカードのWebサイトからdカードの利用明細を確認できない、ダウンロードできない
- Webサイトで見れるドコモの利用明細は過去4か月分と短い
- プラン変更によりドコモ使用料が大幅に減り、ドコモ使用料の10%割引で得られるdポイントが減った
(親のドコモ携帯をガラケーからスマホに買い替えて、話し放題プランにした) - 年会費は11,000円かかり、ドコモ使用料で得られるdポイント分が減ったことで相殺できなくなった
- ポイント還元率の良いローソンはあまり使わず、コンビニ毎でクレジットカードを使い分けるのが面倒
- dカードで買い物するたびにSMSが送信される
- (1番のメリットの)ローソンで買い物時のポイント還元率5%は、三井住友カードゴールド(NL)のVisaタッチの還元率と同じ
特に、一番上の項目が問題で、dカードのWebサイトにログインするにはドコモ回線のスマホのSMS認証が必要なことです。
上述の「ドコモ回線契約」に書いた通り、実家のドコモ回線の契約者は僕ですが、契約者の電話番号は親です。
つまり、dカードのWebサイトにログインするには親のスマホのSMS認証が必要で、それが面倒、かつ、親はSMSを使えないので、結果、dカードの利用明細を確認・ダウンロードできないということです。
さらに、ダウンロード期間は4ヵ月間と短いので、まとめてダウンロードすることもできません。
利用明細がないとドコモ使用料のみを知ることができないので、確定申告で困ります。
一応今はマネーフォワード確定申告にdカードゴールドを連携させてるので、今は利用明細内容を取得できてはいます。
ただ、連携が外れると見れないですし、今後ドコモから強制的に連携を外され、連携の再確認を求められるケースも十分にあります。というか、他のカードは年に数回求められていて、むしろ連携の再確認がないことの方が稀です。
SMS問題はdカードで買い物した時にもあります。
dカードで買い物するたびにSMSが送信されます。契約番号である親のスマホに買い物情報がSMS送信されるのです。
設定変更できるかもしれないですが、前回dカードのWebサイトにログインして調べた限りでは見つかりませんでした。
敢えてもう一度言いますが、dカードのWebサイトにログインする際も親のスマホが必要です。
なので、スマホがドコモでないドコモ回線契約者の場合、dカードの利用は不便極まりないので、日常生活でなるべく使わないようにしています。
なお、この失敗は(上述の記載のように)ドコモのカスタマーサポートの回答、「契約者の電話番号はドコモ以外でもOK」が間違っていたことが原因です。(契約書に契約者と利用者がある)
かつ、その回答を伝えてもそれで正しいと判断した店頭スタッフも問題です。(契約時に電話番号を書き直し)
といったことから、dカードゴールドはなるべく使わないようにしたのに年会費11,000円を支払うのはバカらしいので、dカードゴールドを破棄する予定です。