語学留学先として人気のセブ島。
観光地としても人気が出てきたこともあって、ここ数年はバックパッカー宿やコワーキングスペースも増えてきました。
その中で、ドミトリー兼コワーキングスペースの宿、Murals Hostel & Cafeがオープンしたとの情報を聞きつけ、ここで3泊してみました。
参考にしたのはこちらの記事です。
セブ島のホステルでノマドワーカーにMurals Hostel&Cafeをおすすめする3つの理由を説明するよ
「こんな方におすすめ」に「セブ島でノマドワークで集中したい人」とあったからなんですが、利用してみた感想として、これはどうかなと思ったので情報をアップしておきます。
結果として、「外国人バックパッカーと交流を求める」を目的にした方がいいドミトリーでしたので、その理由を記事にしてみます。参考にしてください。
目次
セブ島 Murals Hostel & Cafe 宿泊料金
ムラルス ホステル&カフェ (Murals Hostel & Cafe)
チェックイン日: 2019年5月18日
チェックアウト日:2019年5月21日
部屋: 6人部屋ドミトリーベッド1台
朝食: あり
料金: 2,520ペソ(5,266円)(税込)
Agodaではなぜかいつも予約できなかったので、Booking.comで宿を予約しました。
一泊あたり約800ペソ。約1,700円。
ドミトリーとしてはリーズナブルではなく、あと数百円足せばこの周辺でもコンドミニアムを借りられる料金です。少なくとも、朝食は加算された感ありますね。
ちなみに、泊まったドミトリーの写真は上写真とかなり違います。記事下にある写真が実際に近いのでそちらを参考に。
セブ島 Murals Hostel & Cafe 場所
Murals Hostel & Cafeの場所はこちら。
A.S.フォーチュナーからアヤラモール に向かう途中にキャッスルピークホテル(Castle Peak Hotel)があり、そこから徒歩5分の距離にMurals Hostel & Cafeはあります。
マボロ周辺についてはこちらの記事を参考に。
外観とカフェ
外観は清潔感あっていいです。
隣にカフェがあり、ここで朝食をとります。
こんな感じの朝食です。
マンゴーもついていてちゃんとしてます。
この内容なら文句ないですね。
周辺環境
この周辺環境が後々のコワーキングスペースとしておすすめできない理由に影響してくるのですが、ひとまず、ローカルであまり綺麗ではないところ、ゴミが道に散らかっていてちょっと汚い路地、としておきましょう。
コワーキングスペースとしておすすめできない理由
ここで本題。コワーキングスペースとしておすすめできない理由をあげます。
あくまでも、コワーキングスペースとしてですよ。ドミトリーとしては活用価値はありです。
WiFi環境が良くない
コワーキングスペースというにはどうかと思うんですが、WiFi環境は良くないです。
速度: Download: 4.21Mbps、Upload: 1.95Mbps
ping: 38ms
何度か測定した中で、最高速度時の測定結果をアップします。
ダウンロード速度は5Mbps出ません。アップロードは調子がよければ写真を数枚アップできる程度で、動画のアップロードはかなり厳しいです。最高速度のこの時でアップできるかどうか。なので、諦めました。
コワーキングスペースはコンセント多数、コーヒーは飲み放題、WiFiスピードはばらつきはあるけど、おおむね10Mbps前後でした。
と上記の記事では書いてあったのですが、最高でも5Mbps出ません。
最高速度でそこそこインターネットが使えるのは午前中のコワーキングスペースで数人しか(スタッフだけ)インターネットを使っていない時間帯だけです。(コワーキングスペースとありますが、誰もそれ目的で利用してる人は皆無。午前はほぼスタッフだけ)
夕方、数人スマホでアクセスしている環境では1Mbpsかそれ以下。YouTubeの動画再生やマイチャンネル画面も開けず。ニュースのサイトも開けないほどの速度でした。速度というより、Pingが悪かったのかな?と思います。
ちなみに、それ以外の、コンセント多数やコーヒー飲み放題は情報通りです。
なので、インターネット使用はせいぜいブログ記事作成という程度です。過度な期待はしないように。
周りは渋滞
セブ市内はどこも渋滞なので敢えてデメリットとしてあげることはないのですが、上記のWiFiが使えない時(ある日WiFiが全く使えない状況時)にITパークまで行くことがあったのですが、そのITパークまでの道は酷い渋滞です。
この宿のあるマボロ(Mabolo)というエリアは元々セブ市の中でも渋滞が酷い場所で、その理由として、
- A.S.フォーチュナーからアヤラモールまでの動脈。なのに道幅狭く、交通量多い。
- ITパークへの道も同様
なことがあげられます。
つまり、インターネットが使えないからITパークに行くにしても、
- 距離的には近いのに時間的に遠い
- タクシー代で往復180ペソかかる
ことから、無駄が多くなり、せっかくの朝食付きとかWiFiが使えるとかいったこの宿の優位性が相殺されてしまってます。
ハエが多い
これは隣のカフェで撮ったものですが、とにかく、周辺環境が綺麗ではないのでハエが多い。
カフェは人の出入りが激しいのでハエが入ってくるのは仕方ないとしても、「コワーキングスペースはなんで?」と思いませんか?
理由は、コワーキングスペースのドアを開けっ放しにするからです。
こんな感じに。
このドアの向こうはほぼ外と思ってもらえるとイメージしやすいかと。
これ、たまたまではなく、頻繁にです。特に、午前中のスタッフの出入りの多い時間帯はほとんどドアは開けっ放しです。
初めはこの宿に泊まっているマナーの悪い宿泊者に「ドアを閉めるように」と注意してたのですが、マナーが悪い宿泊者は一人だけで、ここのスタッフの半数以上が開けっ放しの原因と分かり、諦めました。
つまり、外にたくさんいるハエが簡単にコワーキングスペースに入ってこれる環境です。
実際、目の前にハエが飛び回り、手、足、顔に止まったりで作業に集中できませんでした。ハエの多い時期とかあるのでしょうが。
暑い
コワーキングスペースの中は蒸し暑いです。
理由は、
- エアコン代をケチって全力でつけない
- スペースが広いのでなかなか温度が下がらない
- ドアを開けっ放しにする
からです。
ダラダラとPCやスマホをいじる分にはそれでいいんですが、本格的に作業するにはちょっとキツイです。
それもあってか、わざわざ隣のカフェでPC作業している人が結構いました。朝食がついてるので、カバンを持ってカフェに入り、そのまま比較的快適なカフェで作業してるのかと。
その間、コワーキングスペースは(スタッフを除いて)ほぼ誰もいません。
Murals Hostel & Cafeにおすすめな人
(アジア圏以外の)外国人と交流したい
これ、参考にした記事と全く逆ですが、外国人観光客と交流したい人におすすめの宿です。
まず、セブ島の街中では英語を話す外国人と交流する場所はまずないです。そもそも絶対数が非常に少なく、基本ショッピングモールでも見かける外国人は韓国人ぐらいです。
マンゴーストリートという夜の街ではありますが、英語圏の彼らの目的はフィリピーナとの出会いであって、アジア圏の留学生や観光客に興味はほとんどないです。
そんな英語を話す機会の少ないセブ島で、宿泊者のほぼ全てがアジア圏以外。彼らとのコミュニケーションは英語です。
彼らは観光で来ていて、「どこがおすすめ?どう行ったらいい?」といったことをスタッフにしきりに質問してました。なので、彼らに話しかけて一緒に観光するだけで英会話実践になります。
なるべく安く、セキュリティーしっかりしていて、そこそこ快適な宿を希望
純粋に、バックパッカーの要望、
- そこそこ安く
- そこそこ清潔
- セキュリティーがしっかりしている
- WiFiでネット検索可能
に応えられてる宿です。
Booking.comにアクセスして写真や口コミを見てもらうと分かるでしょう。
まとめ
以上から、ノマドワーカーにこの宿はおすすめしません。
本格的にノマドワークに集中したいのなら、コワーキングスペースで定評のあるiioffice CebuかThe Company Cebuを利用し、宿はその近くに泊まるのがいいです。
この宿は、観光で利用する分には選択肢として十分にありです。ツーリストの交流の場として活用できます。
その後、2019年にコワーキングスペースとして活用できる安宿がいくつか出来ました。
ノマドワーカー向けにおすすめの快適安宿をこちらの記事にまとめましたので参考にしてください。