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Wise 海外企業からの海外送金で米ドル(USD), ユーロ(EUR) を受け取れたのでやり方とかシェア【2023年-2024年】

WISE ドル

2023年6月、海外からの海外送金の受け取りにWiseの外貨口座を使ってみました。

試行錯誤しながらも、無事米ドル(USD), ユーロ(EUR) を受け取ることができました。

Wiseで外貨を受け取る方法とか手数料とかをシェアします。




Wiseについてと経緯

昨年の2022年、Wiseのアカウントを作りました。

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2022年3月3日

理由は、日本の銀行口座からタイの銀行口座になるべく安く送金するためです。

帰国後の2023年3月、Wiseのデビットカードも作りました。

Wiseデビットカード

【2024年】Wiseデビットカードを作る理由 外貨口座の作り方・使い方

2022年9月6日

理由は、海外の現地で現金を引き出すのに最もお得だからです。

Wiseのデビットカード作成後、以下もWiseでできるようになりました。

  1. Wiseに保有する日本円口座、外貨口座を使ってネットショッピング
  2. 世界中のATMで、Wiseに保有する日本円口座、外貨口座からお金を引き出す

そこで、海外企業からの海外送金(外貨報酬)をWiseで受け取ることにしました。

これまでの外貨受け取り方法と問題

これまでは海外からの海外送金の受け取りにPayoneerを使ってきました。

理由は、海外からの送金はPayoneerで受け取るのがベストだったからです。

Payoneer 出金 手数料

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2019年10月11日

本ブログでは、Adobe、Booking.com等の海外企業のアフィリエイトも扱っています。

ブログ 始め方

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2021年5月14日

そのアフィリエイト報酬をPayoneerで受け取っています。

ペイオニア 入金

ペイオニア (Payoneer)入金があったので手数料を分析

2020年11月23日

ただ、上記記事の通り、Agodaからの報酬はPayoneerで受け取ることができませんでした。

Payoneerの米ドル口座は、米国内にある法人からの支払金を、国内送金で受け取れる口座のみが対象だからです。

Agodaの本社はシンガポールにあるので、米国外にある法人からの支払い金になり、Payoneerのサービスの対象外になるので使えない、ということです。

なので、代わりに手数料の高い日本の銀行口座(楽天銀行)で受け取っていました。

楽天銀行

受取手数料は1回あたり2,450円もかかってます。

楽天銀行

為替手数料も1ドルあたり0.25円かかります。

この問題を解消するため、まずはAgodaからの海外送金(米ドル報酬)をWiseで受け取ることにしました。

Wise USD口座に入金(Agoda)

WiseのUSD口座情報は、送金元が「米国内から」と「米国外から」の2種類あります。

後者にはswift codeの情報があります。

これまでAgodaからWiseに送金失敗していたのですが、原因は、送金元を「米国内から」の口座情報に指定していたからでした。

Agoda本社はシンガポールにあるので、正しくは、米国外からの送金になるようです。

なので、2023年6月、支店名支店コード米国内から”米国外”からに変更したところ(FW + アメリカ国外からのルーティングナンバーに変更)、ようやくWiseのUSD口座での受け取りに成功しました。

Wise
  • 送金人: AGODA COMPANY PTE LTD
  • 受取額: 683.13 USD
  • 手数料: 4.14 USD
  • 入金額: 678.99 USD
WISE

Wiseのスマホアプリでもその入金を確認できました。

なお、手数料については、Wiseの公式サイトにこのように書かれてます。

お客様の口座情報で米ドル(USD)を国内送金およびSWIFT(電信)送金で受け取るには、取引ごとに4.14 USDの手数料がかかります。

出典: アカウントでの多額の資金の受け取りにかかる手数料について

手数料は送金金額に関係なく、取引ごとに4.14USDなので格安です。

ちなみに、PayoneerでAdobeのUSD報酬をTradedoubler経由で受け取ったときの手数料は、振込手数料: $3 – $4.50 + 日本円に両替時の為替レート: 1.5% – 2%でした。

ペイオニア 入金

ペイオニア (Payoneer)入金があったので手数料を分析

2020年11月23日

振込手数料はほぼ同じですが、日本円に両替時の為替レートがちょっと(約1%)悪いので、Wiseの方がPayoneerより安いです。

おそらくWiseの手数料は海外送金サービスで最安でしょう。

Wise USDから日本円に両替

Wiseで受け取った外貨は両替することなくそのまま保有することができます。

なのですが、以下理由からAgodaで受け取った報酬の米ドル全てを日本円に両替することにしました。

  1. 為替レートが歴史的な超円安
  2. 事業収入管理
  3. 日本の銀行口座に送金、日本のATMで引き出し確認

1ですが、今のドル円の為替レートは1998年以来の異常な超円安です。

ドル円

米ドルを使う予定はなく、米ドルがアホほど強いことから、今日本円に両替しておくのが良いと思いました。

2.ですが、事業収入の管理にマネーフォワードを使っているのですが、このWiseに入金された米ドル収入を手入力するのが面倒だからです。

マネーフォワード

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2021年5月9日

3.ですが、Wiseで両替した日本円を、日本の銀行口座に送金するのとATMで引き出すのとでどちらがお得(手数料が安い)かを確認したかったからです。

こういった理由から、Wiseで受け取った米ドルを日本円に両替し、その半分を日本の銀行口座に送金、残り半分をATMで引き出してみました。

というか、たまたまイオンのATMでWiseデビットカードで引き出した時の引出し限度額が5万円で、今回のUSD報酬を日本円に両替した時の半分だったからですが。

1回のお引出限度額は5万円です。

出典: 「イオン銀行」- ご利用いただける海外で発行されたカード

ただ、今思えば、Wiseデビットカードでの出金額が3万円以下なら手数料は無料なので、ATM引き出しを3万円以下にし、残り7万円を日本の銀行に送金にそうすれば良かったです。

WISE

出典: Wiseから請求される手数料

今回の米ドル収入を全て日本円に両替するとこうなりました。

  • 両替額: 678.99USD
  • Wiseの手数料: 3.38USD(0.498%)
  • 実際の両替額: 675.61USD
  • 為替レート: 143.505円

ただ、「続行」するまでに少し操作していると為替レートは少し変動し、最終的に日本円に両替時はこうなりました。

  • 両替額: 678.99USD
  • Wiseの手数料: 3.38USD(0.498%)
  • 実際の両替額: 675.61USD
  • 為替レート: 143.515円

米ドルから日本円に両替完了です。

Wiseの日本円の残高は、これまでに残っていた数百円に加算されて97,130円になりました。

wise

この日本円の残高97,130円をWiseデビットカードでプリペイドカードのように使うことができます

Wiseデビットカード イオンATMで日本円を引き出し

両替してできたWiseの日本円口座の日本円の約半分、5万円を日本のATMで引き出しました。

日本で日本円を出金するだとWiseのデビットカードはイオン銀行のATMで使えます。

イオン

家の近くにMaxvaluがあるので、そこにあるイオン銀行のATMで引き出してみました。

ちなみに、お金の引き出しはイオン銀行以外にもファミリーマート、デイリーヤマザキでも出来るそうです。

日本発行のデビットカードは、世界中での支払いや海外のATMからの出金にご利用いただけます。 また、日本国内の以下のATMでカードをご利用いただける場合がありますが、原則として日本での現金の引き出しには対応しておりません。

  • イオン

  • ファミリーマート

  • デイリーヤマザキ

出典: Wiseデビットカードが利用可能な国について

イオン銀行のATMはこれ↓です。

イオン イオン

トップメニューからInternational Cardsを選択します。お引出しではないので要注意です。

で、5万円を引き出すとWiseのアプリにその旨通知が届きました。

Wise

もちろん、Wiseに保有する日本円残高と履歴も反映されています。

Wise

手数料は350円となってます。

手数料については以下のように算出されています。

まず、先ほど貼ったWiseの公式サイトのページにはこう書かれています。

WISE

出典: Wiseから請求される手数料

無料の限度額は30,000円なので、変動手数料は今回引き出した50,000円から無料の限度額を引いた額にかかり、20,000円の1.75%になるので、350円となります。

なお、固定手数料は引き出し回数が(月に)3回目からかかるものなので、今回の1回目は無料です。

結果、手数料の合計は350円となり、Wiseアプリの取引履歴通りと確認できました。

Wiseデビットカード セブン銀行ATMで住信SBIネット銀行に日本円を入金

続いて、その引き出した5万円を住信SBIネット銀行にセブン銀行ATM経由で入金してみます。

セブンイレブン

言うまでもなく、セブン銀行のATMはこれ↓です。

セブンイレブン

住信SBIネット銀行セブン銀行ATMのスマホATMに対応しています。

住信SBI

住信SBIネット銀行のスマホアプリでは、アプリでATMを選択します。

住信SBI

お預け入れを選択し、セブン銀行のATMに入金します。

住信SBI

履歴を確認してこれで住信SBIネット銀行に入金完了です。簡単です。

入金時の手数料は無料です。

ちなみに、このセブン銀行ATMで住信SBIネット銀行口座から出金する時も基本的に無料です。(僕の場合、月20回まで無料なので)

Wiseアプリ 住信SBIネット銀行に日本円を送金

残りの日本円を今度はWiseのスマホアプリから住信SBIネット銀行に送金してみます。

その操作はこんな感じです。

まず、送金を選択します。

Wise

送金元の選択でWiseの残高を選択します。

Wise

送金手数料は200円となっています。

送金手数料についてはWiseの公式サイトにこう書かれています。

10万円を国内送金する場合の手数料

  • 銀行振込 233円
  • デビットカード 3,541円
  • Wise残高 200円

出典: Wiseを使って国内送金できる?

合ってますね。

なお、10万円以外の送金手数料は、そのページに貼られている送金シミュレーターで確認できます。

wise

手数料は、(受け取り金額の上限値の)1億4千万円まで200円です。めちゃめちゃ安いです。

次に、受取人に自分の日本の銀行口座を選択します。

Wise

受取人の選択画面で+を選択します。

Wise

自分自身を選択し、日本の銀行口座情報を入力します。

Wise

その銀行口座に送金手続きすれば完了です。

Wise

Wiseの日本円残高が0円になっていることと、履歴に送金取引があることを確認します。

Wise

履歴の送金取引を選択すると、その状況詳細を確認できます。

Wiseで送金してから送金先の銀行口座で入金が確認できるまでにかかった時間は22分でした。

Wise

住信SBIネット銀行のスマホアプリで取引履歴を確認し、Wiseから振込されたことを確認し、これで完了です。

Agoda以外の海外企業からの外貨受け取り方法

これでAgodaからの外貨受け取り確認も完了です。

他の送金サービスでは出来なかった米ドルの受け取りも確認できたことから、他の海外企業からの外貨受け取りもWiseを使ってみることにしました。

こんな感じです。

Booking.com

アフィリエイト報酬の通貨はEURで、これまではPayoneerを使ってEURで受け取っていました。

PayoneerでEURのまま保有し、為替レートが円安の時に日本円に両替し、日本の銀行口座に出金していました。

このBooking.comからの報酬の受け取りもWiseに変更してみました。

Booking.comの本社はドイツで、WiseのEURの口座もドイツなので、EUR国内送金で受け取りに設定しました。

たぶんこれで大丈夫でしょう。

Adobe

アフィリエイト報酬の通貨はUSDで、これまではPayoneerを使ってTradedoubler経由で米ドルを受け取り、即座に自動で日本円に両替と日本の銀行に送金していました。

こんな感じです。

Adobe → Tradedoubler → Payoneer → 楽天銀行

なのですが、昨年末からAdobeのアフィリエイト提携業者がTradedoublerからpartnerizeに変更になりました。

最近までその変更に気づかず、「なんか今年からAdobeのアフィリエイト収益がないなぁ」と調べて分かったというところです。

で、Adobeも再審査を受け、承認後にリンクを貼り直し、再開したところです。

ついでに、このAdobeからの報酬の受け取りもWiseに変更してみました。

Adobeの本社は米国で、WiseのUSDの口座も米国なので、USD国内送金で受け取りに設定しました。

たぶんこれで大丈夫でしょう。

Wise USD口座に入金(Adobe, Partnerize)

2023年10月、Adobeのアフィリエイト収入もWiseのUSD口座で受け取れました。

WISE
  • 送金人: PERFORM HORIZON
  • 受取額: 111.17 USD

Adobeのアフィリエイト業者(ASP)はPartnerizeで、収益の送金者はPERFORM HORIZONというところのようです。

なお、Partnerizeで収益の送金を申請し、送金のお知らせがあったのは9月29日(金)朝でした。WISE Adobe

それを受け取ったのは10月4日昼過ぎでしたので、WISEへの送金4営業日かかりました。

WISE

手数料は無料、0USDでした。

なお、WISEの手数料については、前述の通りWiseの公式サイトにこのように書かれてます。

お客様の口座情報で米ドル(USD)を国内送金およびSWIFT(電信)送金で受け取るには、取引ごとに4.14 USDの手数料がかかります。

出典: アカウントでの多額の資金の受け取りにかかる手数料について

なので、今回も手数料は4.14 USDかかると思ってたのですが、無料でした。

なお、Partnerizeの送金先の銀行口座には、WISEの(Swiftなしの)「アメリカ国内の銀行から受け取る」のUSD口座情報を指定しています。

これまでPayoneerでAdobeのUSD報酬をTradedoubler経由で受け取ったときの手数料は、振込手数料: $3 – $4.50 + 日本円に両替時の為替レート: 1.5% – 2%でした。

ペイオニア 入金

ペイオニア (Payoneer)入金があったので手数料を分析

2020年11月23日

なので、Wiseの方がTradedoubler & Payoneerより断然お得という結果になりました。

Wise EUR口座に入金(Booking.com)

2023年10月、Booking.comのアフィリエイト収入もWiseのEUR口座で受け取れました。

WISE
  • 送金人: Booking.com B.V
  • 受取額: 5.40 EUR

Booking.comから送金のお知らせがあったのは10月6日でした。

10月末までに着金があるとのメッセージで、Wiseに着金があったのは10月18日でした。

なので、送金から着金まで何日かかったかは分かりません。

WISE

手数料は無料、0EURでした。

まとめ

Wiseは外貨を保有できます。

Wiseは海外企業からの海外送金(外貨報酬)を手数料格安で受け取ることが出来るのでおすすめです。

これまで外貨の受け取りにPayoneerを使ってきましたが、米ドルは受け取れず、(手数料の高い)日本の銀行も使う必要がありました。

今回Wiseで米ドル(USD)もユーロ(EUR)も受け取ることが出来たので、もうその必要もなくなりました。

これからは外貨の受け取りはPayoneerとWiseの両方を利用し、どちらがお得か比較しながら賢く使っていこうと思います。