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安室奈美恵 引退宣言 デビューからアムロスまでを追う

安室奈美恵 引退宣言 Amuro Namie

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はじめに ( 安室奈美恵 引退宣言 デビューからアムロスまでを追う )

引退宣言とアムロス現象

「わたくし安室奈美恵は、2018年9月16日をもって引退することを決意いたしましたので、この場を借りてファンの皆様にご報告させていただきます。」

2017年9月20日、日本のポップミュージックを引っ張ってきたトップスター、安室奈美恵引退を宣言した。

9月16日にデビュー25周年を迎えたばかりのこともあってか、その宣言直後、テレビやマスコミは突然の引退宣言の発表に集中した。全ての新聞、雑誌ではこの安室奈美恵の引退宣言をトップ記事で伝えたことはもちろんのこと、日本を代表する公共の放送局、NHKでも引退宣言直後にニュース速報で報道した。

一夜明けた21日、「安室奈美恵の引退宣言を聞き、ショックで仕事を休んだ」といった声がネット上にたくさん書き込まれ、安室奈美恵の引退を惜しみすぎて精神的ショックを受けるという意味の、アムロスという言葉が誕生した。

イモトアヤコのアムロス

アムロス現象は一般のファンだけでなく、芸能界で活躍するタレントにも及ぶ。

日本の人気テレビ番組、「世界の果てまでイッテQ!」の珍獣ハンターとして活躍している、イモトアヤコ。彼女もまた安室奈美恵の熱狂的なファンで知られるタレントである。

2014年末、同番組の中で「ノルウェーでオーロラを撮影し、その写真をカレンダーにする」という企画があったのだが、天候に恵まれずに撮影は延長。期間を延ばしてもオーロラ撮影は失敗に終わり、さらに、嵐によって帰国の飛行機がキャンセルという残念な結果に終わった。

その結果は彼女のプライベートの最大イベント、「安室奈美恵のライブに行く」まで奪い、テレビ番組の中で彼女は号泣した。そして、オーロラの代わりに安室奈美恵のライブに行けずに号泣するイモトアヤコがその月のカレンダーに採用された。

2015年末、同企画の再チャレンジを行ったが、またしても天候に恵まれずにオーロラ撮影は難航した。「撮影を延期してもよいか?」というディレクターの申し出に対し、「今年こそは絶対に安室奈美恵のライブに行く」と決めていたイモトは、その申し出に即却下。
結果、番組では2年間楽しみにしていた安室奈美恵のライブに行くイモトアヤコというプライベートな行動をオーロラの代わりに報道した。

それほどまでに安室奈美恵に熱狂的なイモトアヤコに対して、「イモトアヤコは大丈夫か?」、「安室奈美恵の引退を聞いて、まずイモトの顔が浮かんだ」などのイモトのアムロスを心配する声もまたネット上でたくさん飛び交った。

アムロスについてインタビューを受けたイモトアヤコは、「安室ちゃんは何があろうと、この先もずっと私にとってのヒーローなのです」と回答し、イモトは大丈夫とメディアに伝えた。

安室奈美恵 輝かしい歴史

1992年9月、安室奈美恵はSUPER MONKEY’Sという5人グループとして東芝EMIよりメジャーデビューした。

安室奈美恵としてデビューしたのは、1994年7月。ボーカルは安室奈美恵が担当し、バックダンサーにその他のSUPER MONKEY’Sメンバーが担当するという構成、安室奈美恵 with SUPER MONKEY’Sとしてスタート。

そして、1995年1月、松浦勝人プロデュースによるシングル、TRY ME 〜私を信じて〜がリリースされ、ここから安室奈美恵の輝かしい歴史が始まった。

TRY ME で初のオリコンチャートTOP10入りを果たし、73万枚を売り上げる大ヒットになった。1995年のオリコンチャート、シングル年間でも45位にランクインし、この年の安室奈美恵の曲での最大のヒット曲となった。

1995年4月、太陽のSEASONがリリースされ、1995年のオリコンチャート、シングル年間で56位にランクインした。この曲でCDの歌手名から”with SUPER MONKEY’S”が取れたことから、この曲が安室奈美恵のデビュー曲と言える。

この1995年にレコード会社を東芝EMIからAvexに移籍小室哲哉がプロデューサーとなり、安室奈美恵に楽曲を提供した。それによりその後のリリース曲もヒットし続け、Stop the musicBody Feels EXITも同年の1995年シングル年間TOP100入りを果たした。

翌年、1996年、安室奈美恵のセカンドアルバム、SWEET 19 BLUESは316万枚を記録し、アルバム年間売り上げで2位を記録した。

第39回日本レコード大賞においても、Don’t wanna cryの曲で大賞を受賞した。ちなみに、この年のアルバム年間売り上げ1位は、その年最大のアーティスト、globeの「globe」である。globeは言わずとしれた、同じく小室哲哉プロデュースであり、彼の最高傑作のグループである。

安室奈美恵の最大のヒット曲は、1997年にリリースされた、Can you celebrate?。222万枚を売り上げ、1997年シングル年間売り上げで見事1位に輝いた。このCan you celebrate?はドラマ、バージンロードで起用され、それ以降、結婚式・披露宴で入場曲等に使われ、1990年代のウェディングソングの定番ソングとなった。

また、第39回日本レコード大賞においてもこのCan you celebrate?大賞を受賞し、安室奈美恵は2年連続で大賞を受賞した。

アムラー現象

1995年から1997年にかけての安室奈美恵の爆発的な人気により、安室奈美恵のファッションを真似する少女達が急増した。彼女達のことをアムラーと呼ばれた。

ミニスカート、厚底ブーツ、ロングヘアに茶髪、剃り落とした後に描いたような極端な細眉が特徴。

アムラーの語源だが、安室奈美恵の人気が出る少し前にシャネルブランドを好む女性のことを、シャネル + 人を表すerをつけ、シャムラーと呼んでいたことによる。そこから、安室 + erでアムラーと呼ぶようになった。

ファッションだけでなく肌の色も安室奈美恵のような少し茶色が人気となり、日焼けサロンなどに通う女子も現れた。

ちなみに、それが行き過ぎた結果か派生したからなのか、アムラー現象が流行した1990年代後半はヤマンバ、ガングロという、化け物のようなファッションも流行した。

安室奈美恵 の下積み時代

2017年現在においても、安室奈美恵は老若男女問わず幅広い世代からの支持されている。毎年開催されるライブでは、現在でもチケットは売り出し直後に完売で非常に入手困難なほどの人気である。そんな今では日本を代表するトップアーティストの安室奈美恵にも長い下積み時代があった。

アーティストになるきっかけは、沖縄アクターズスクールの見学に始まる。1988年、当時小学5年生の安室奈美恵は友達の付き添いで沖縄アクターズスクールに訪れ、そのときに校長にスカウトされて、その学校に入学したことがスタートとなる。

1991年、その沖縄アクターズスクールでダンスグループ、SUPER MONKEY’Sが結成され、安室奈美恵はそのグループメンバーに選出された。

1992年、9月にグループは東芝EMIより、ミスターU.S.Aという曲でメジャーデビューした。その後、そのグループがリリースした曲はテレビアニメやCMにソングに起用されるものの、ヒットはしなかった。

グループも何度か再構成を繰り返し、上述で記載したように、最終的に、1995年1月、松浦勝人プロデュースによるシングル、TRY ME 〜私を信じて〜で安室奈美恵 with SUPER MONKEY’Sとしてヒットし、太陽のSEASONから安室奈美恵として一躍日本を代表するアーティストとなった。

なお、SUPER MONKEY’Sの名前は、「お前たちはまだタレントではなく猿の段階。でも、ただの猿だとかわいそうだから、お前達はスーパーモンキーズ」とのその学校の校長の一言で決められた。

もう一つのユニット、MAX

1995年4月、”太陽のSEASON”で安室奈美恵が単独ボーカルでデビューした直後、彼女のバックダンサーという位置付けだった他のSUPER MONKEY’Sのメンバー4人は、MAXとしてデビューした。

安室奈美恵ほどの爆発的な人気はなかったものの、1996年にリリースされたTORA TORA TORAがスマッシュヒット、Seventiesでは週間オリコンチャートで最高TOP7にランクされるなど活躍した。

だが、リードヴォーカルのMinaがグループを脱退して以降、様々な問題によってMAXの人気は下降した。2017年現在もMAXは活動継続中である。

結婚、出産、復帰、そして、離婚

安室奈美恵が最も輝いていた年、1997年、TRFというグループのダンサーの一人、SAMと結婚。出産のため1年間の産休に入った。1998年12月、長男を出産後、”I HAVE NEVER SEEN”という曲とともに活動を復帰した。

その後安室奈美恵実母殺害事件等の影響による引退も噂されながらもアーティストとして活躍した。

ただ、2002年、プライベートにおいて一つの区切りを迎える。夫SAMと離婚。離婚当初は夫SAMに親権が渡ったたが、2005年には親権も移りシングルマザーとして活動を始める。

独立

2015年1月14日、デビューから23年間所属していた芸能事務所、ライジングプロ・ホールディングスとの専属契約を終了した。

2015年1月15日からはエイベックス・エンタテインメント内のレーベル、Dimension Pointが音楽制作、宣伝、ライブ活動、マネジメント業務を行うことになった。

そして最終的に、2015年6月9日、安室奈美恵はstella88という個人事務所を立ち上げ、マネジメント業務を移管し、独立を果たした。

安室奈美恵マネジメントについてのお知らせ 
出典: エイベックス・ミュージック・クリエイティヴ株式会社

引退の理由

「40歳になり、体力の限界から激しいダンスが難しくなったから」、「これまで芸能界で忙しい日々を過ごしてきたので、40歳という区切りで家族とともにゆっくりと時間を過ごしたいから」など、引退の理由はいろいろと噂が出ているが、安室奈美恵本人はその理由を何も伝えていない。

したがって、本人しか分からないが現時点での答え。

ただ、その理由として、独立を巡ってのトラブルが原因との見方が強い

そもそも独立した理由として、安室奈美恵の売り上げに対する給料が低かったことを、安室奈美恵が不満として事務所側と交渉したが、応じてもらえなかったからと言われている。そこから、独立に動き出し、2015年に独立を果たした。

一方で、安室奈美恵がこれまで身を置いていたライジングプロダクションだが、その独立を良しとしていない。

独立に対する違約金をめぐってか、そのプロダクションによるテレビ局等への圧力によるものか定かではないものの、引退理由が独立後の何かと関係があると見られている。

また、引退によってその問題が解決されれば、数年後に復帰もあるだろうと予測する人もいる。

いずれにせよ、現時点、2017年10月時点では彼女は引退理由について何も発表していない

最終アルバムと最終ライブを発表

2017年11月8日、安室奈美恵の最終ベストアルバム、Finallyがリリースされる。

1992年発売のデビュー曲「ミスターU.S.A.」から、2017年発売の最新シングル曲「Just You and I」までの全45曲に加え、パッケージ初収録となる 「Christmas Wish」、新曲全6曲を含む、全52曲を収録予定

また、2018年2月より、東京、大阪、名古屋、福岡、札幌の4都市とアジアの国でラストライブツアーがあると発表された。

問題

音声を再生すると2人の会話が聞こえます。

その会話の内容について3つの質問に答えてみましょう。

音声

 会話1

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Tetsuya
昨日うちの会社の事務の女の子、アムロスで会社休んだんだよ。
Mariko
あぁ。アムロスね。安室奈美恵が引退宣言したので、ショックで会社を休むってやつね。
Tetsuya
熱狂的なファンならショックを受けるのは分かるけど、だからと言って当日に「アムロスで会社休みます」ってどうかと思うけどね。
Mariko
そうだよね。「急に熱が出て」とか「お腹の調子が悪くて」とかなら仕方ないけど、アムロスってね。それって病気?と思うよね。ところで、なんで安室ちゃん引退するんだろうね?こないだデビュー25周年迎えたばかりじゃない。やっぱり年齢で激しいダンスきつくなってきたのかな?それとも、もうこの機会に引退してのんびり過ごそうとか?
Tetsuya
そういった理由ならいいんだけどね。どうも、そうじゃないらしいよ。週刊誌の情報によると。独立後に前の事務所ともめてたみたいだから。
Mariko
あぁ。2年前だったか安室ちゃん独立したってニュースあったね。でも、それと引退と何が関係あるの?
Tetsuya
独立したのは売り上げに見合った収入を得るためだったらしいけど、独立後も違約金みたいなものを要求されてるみたいで、あまりうまくいっていないらしい。だから、一旦引退してそういった契約をリセットして、数年後に復帰したら本当の意味で独立できるんじゃないかってね。
Mariko
え〜!そんなドロドロしてたの?知らなかった。
Tetsuya
でも、本当の理由は分からないよ。週刊誌の情報だよ。だって、彼女は引退の理由を何も言っていないから、真実は彼女しか分からないよ。
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質問1

[wpex more=”ここをクリックすると質問を確認できます。” less=”質問を隠す”]

安室奈美恵の引退の理由は何でしょうか?
A. 子供が産まれたから。
B. 体の調子が悪くなったから。
C. 売れなくなったから。
D. 本人以外分からない。

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回答・解説1

[wpex more=”ここをクリックすると回答・解説を確認できます。” less=”回答・解説を隠す”]

答え:D
「彼女は引退の理由を何も言っていないから、真実は彼女しか分からないよ」と述べられています。
A: 過去に子供が産まれて産休したことがありますが、引退理由と関係ありませんし、本文に述べられていません。
B,C: 述べられていません。

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音声2

会話2

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Mariko
一時期、「Can you celebrate?」流行ったよね。結婚式で必ずっていうほど流れたっていうしね。カラオケでもみんなよく歌っていたしね。
Tetsuya
そうだよね。安室奈美恵の一番のヒット曲だからね。ところで、Can you celebrate?ってどういう意味なのかいまだによく分からないんだけど。
Mariko
そうだよね。Can you celebrate me?ってmeがついてたらまだ分かるけどね。ネットによると、「どんちゃん騒ぎ(Hijinks)で祝福して」っていう意味で、結婚式で流すバラードとイメージが違うとかね。
Tetsuya
そういう情報もあるけど、でも、当時NHKの英会話の番組で鳥飼玖美子先生とネイティブの人がその「Can you celebrate?」について、「あれってどういう意味になるんでしょうね?」、「I don’t know.」って言ってたよ。
だらか、どんちゃん騒ぎでもないんじゃないかな。
Mariko
そうなんだ。あれって小室哲哉がプロデュースしたんだよね。彼の英語なのかな。
そういえば、他にも小室哲哉が曲作ってたよね。安室奈美恵の。
Tetsuya
“a walk in the park” とかね。これも気になるんだよね。”It’s a walk in the park.”で俗語で”It’s very easy.”って意味らしいけど、でも、それだと歌詞の意味と合わないから、やっぱりただの公園?ってなる。
Mariko
う〜ん。もういいんじゃない。タイトルや歌詞の意味を深く考えるのは。
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質問2

[wpex more=”ここをクリックすると質問を確認できます。” less=”質問を隠す”]

小室哲哉は安室奈美恵の何でしょうか?
A. 夫。
B. マネージャー。
C. 曲を提供した人。
D. 安室奈美恵の熱狂的なファン。

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回答・解説2

[wpex more=”ここをクリックすると回答・解説を確認できます。” less=”回答・解説を隠す”]

答え:C
「あれって小室哲哉がプロデュースしたんだよね」と述べられています。
A,B,D: 述べられていません。

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もっと話してみよう!

安室奈美恵についてあなたはどう思いますか?
友達と話し合ってみましょう。
先生や外国人に聞いてみましょう。

  1. 安室奈美恵の中で好きな曲は何ですか?
  2. 安室奈美恵実母殺害事件とは何ですか?
  3. デビュー当時の安室奈美恵と今とではどちらが好きですか?