前回の記事、YouTubeの活動記録では、YouTubeでフィリピーナを貧困から救うをテーマにYouTube活動を始めた旨書いてきました。
今回はそのYouTube活動を始める半年前、2018年9月に行った活動、ソーシャル&コミュニティビジネスでフィリピーナを貧困から救うをテーマに活動した内容について書いてみます。
結果を言うと、2ヵ月の取り組みでは何も変わらないでした。
その点についても少し触れながら、今後の方針についてもここに記録しておきます。
目次
2018年8月 Meetup 立ち上げ準備
ソーシャルビジネスとMeetup
これまで何回か書いていますが、フィリピンの給料は安すぎるので、一般の環境で生まれ育ったフィリピン人は頑張って働いても貧困から抜け出すことは基本できません。
2017年からフィリピンで起業を視野に調査していくなかで、そういった貧困問題を解決するビジネス、ソーシャルビジネスのアイデアを検討してきました。
フィリピンで会社を立ち上げて取り組むには、腐敗した行政によってうまくいかないことが目に見えてたので、別の方法、フィリピンで起業しないで行う方法を模索し、そこで思いついたのがMeetupでした。
マニラにはいろんなMeetupイベントがあり、現地のフィリピン人と外国人が知り合える場所となっています。
ですが、セブ島にはほとんどありません。
一方で、セブ島にやって来る外国人の多くは英語を学びにくる留学生。
放課後や休日に現地のフィリピン人と触れ合って英会話スキルを伸ばしたいという需要があるという点から、Meetupを運営すればそういった需要とフィリピン人の貧困問題を解決できるソーシャルビジネスになる、と考えました。
ちなみに、この前にもコミュニティ活動を立ち上げたのですが、こちらは英語力を伸ばしたいアジアの女性のためのコミュニティです。が、需要がないので即やめました。
話が脱線するので元に戻します。
Meetup フィリピン人への認知活動
Meetupを立ち上げても英語を話せるフィリピン人がいないと何も始まりません。
大卒でないフィリピン人は英語をうまく話せないことはすでにマニラで調査済みだったので、考えたのが、オンライン英会話の先生をMeetupの主催者にする方法。
とはいえ、マネージメント能力に長けたフィリピン人は極めて少ないことも理解してたので、主催者は外国人でないと難しいです。フィリピン人は参加者または共同主催者という形で募集しました。
オンライン英会話のネイティブキャンプを使い、フリートークのレッスンの中で自分の考えたソーシャルビジネスのアイデアを伝える活動を日本でスタートしました。
その際に使用したドキュメントがこれらです。
How to earn much money (For English teacher)
How to make a topic of free conversation lesson?
How to earn much money (Co-organizer)
How to earn much money 2 (For English teacher)
How to earn much money 3 (With English teacher)
How to earn much money (For Filipina working at Night)
詳細は長くなるので割愛しますが、簡単には、Meetupの共同主催者となってお金を稼ごう!貧困から抜け出そう!といった内容です。
ちなみに、これらドキュメントは全て僕が作りました。
「アイデアを伝えるのにここまでするか?」と日本人なら思うかもしれませんが、一般的なフィリピン人は思考力があまりないので、自分のアイデアや想いを伝えるには最低限これぐらいは必要です。
2018年9月 セブ島 Meetup開始と結果考察
9月10日にセブ島に到着し、9月14日からセブ島でMeetup活動を開始しました。
それから日本に帰国するまで、10月6日までの約1ヵ月間の活動記録がこちらです。
その記事を見てもらうと分かるように、結果はうまくいきませんでした。
結果はやる前からある程度予想してた通りで、改めて分かった問題点を以下にまとめてみます。
その問題点をフィリピン人側、外国人(主に日本人、韓国人)側で分析・考察してみます。
問題点(フィリピン人側)
- (大幅に)遅刻する
- 「行く」と約束しておきながら来ない
- キャンセルの連絡なしで来ない
- 勉強が嫌い
- 努力しない
一般的にフィリピン人は時間、約束を守りません。守るという習慣がありません。
参加者ならまだしもMeetupの主催者が来ないこともあります(マニラでの経験談)。
また、何かを得るために努力するというのが苦手です。
つまり、フィリピン人が集まらないです。
問題点(外国人側)
- 内輪で固まる
- 英語より遊び
- TOEICや授業の復習に夢中
セブ島に留学に来る日本人、韓国人は基本的に同じ国の者同士で固まって行動します。
現地のフィリピン人に積極的に話しかけることもあまりなく、どちらかといえば、英会話スキルを伸ばすことが留学の目的ではなく、友達や思い出作りに来ている印象です。
また、真剣に英語を勉強しに来ている留学生は、寮に閉じこもってTOEICや授業の復習に夢中です。
つまり、フィリピン人と触れ合って英会話スキルを伸ばそうという意思がないです。
Meetupをやってみた結果とやりたかったこと
2017年、2018年にセブ島で目指していた方向性は、さっきリンクを貼ったこちらの内容です。
How to earn much money 3 (With English teacher)
このシェアハウスにMeetupの日本人主催者が一緒に住む、彼女らをマネージメントしながら、Meetup、オンライン英会話等で収益を得る形を考えてました。
彼女たちの仕事をシェアハウスの作業者、Meetupの共同主催者、オンライン英会話の先生と持ち回りさせるイメージです。
そして、さらなる展開として、優秀な共同主催者のフィリピーナに小さなカフェ等のスモールビジネスを起業させ、カリスマ的存在にする。
そのカフェのイメージもすでに出来ています。というか、最初にイメージしていたフィリピンビジネスがそのカフェで、ただ日本と真逆の異文化のフィリピンで収益化させるためのステップとして、こういったことを考えてました。
Meetupを断念した理由
実家の事情です。
2018年にフィリピン全国をまわってからセブ島に数年間移住し、腰を据えてじっくりやっていくつもりでしたが、5月に実家の事情により日本に帰国。撤退しました。
マニラに残してあった荷物も全て日本に引き上げました。
セブ島での2ヵ月間のMeetup活動は、「やっぱり短期間では何も変わらないな。フィリピン人にリモートでマネージメントは無理だな」を再確認したといったところ。
セブ島に長期滞在可能でそういったソーシャルビジネスに興味のある人、Meetupを立ち上げて活動してみてはどうでしょう?